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空想科学祭2010 辛口感想専用板

空想科学祭2010辛口感想専用の掲示板です。
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[199] 保守 Name:天崎@管理人1号 Date:2011/11/18(金) 09:49 [ 返信 ]
保守書き込みです

[200] RE:保守 Name:天崎@管理人 Date:2012/11/15(木) 11:46
保守

[201] RE:保守 Name:天崎 Date:2013/11/13(水) 12:02
保守

[202] RE:保守 Name:天崎 Date:2014/11/11(火) 07:29
保守

[203] RE:保守 Name:天崎 Date:2015/11/09(月) 08:16
保守

[204] RE:保守 Name:天崎 Date:2016/11/06(日) 06:33
保守

[48] 空想未来小説 Name:宇多瀬与力 HOME Date:2010/09/12(日) 21:05 [ 返信 ]
「あらすじ」
大正時代最後の夏の東京。無名作家の青年、賀集一喜は、一高生の友人、大正明治の付き添いで訪ねた岩倉家で、21世紀の女子高生、中沢菜々だと主張する少女、岩倉なな子と出会う。彼女の言葉を信じた賀集は、二人で21世紀を舞台にした小説を書くことを決める。

「一言」
まずは文字数の多い作品を読了して頂いたことに深い感謝の意を表します。
そして、その上で頂けるご意見は全てが今後の私の血骨となるだろうと考え、こちらの感想板も設けさせて頂きました。
皆様の忌憚のないご意見お待ちしております。

[73] RE:空想未来小説 Name:藤咲一 Date:2010/09/22(水) 20:19
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

とても面白かった。
同様のタイムスリップ物を今企画で投稿しようか構想していた私としては、それを投稿しなくてよかったと思える作品だったと思います。
さて、それでは辛口なので、と続けようにも、私としては非の打ちどころが見当たらない。
普通に、一読者として楽しませていただきました。
三層構造であり、それぞれのラインも見える。
奈々の物語にしても、賀集の物語にしても、和昭・成平の物語にしても、うまく絡まって、最後は望まれる展開。
ご馳走様でした。
しかし、ただひとつ、書くとするなら、これでしょう。
PDFで見た所の62ページ
>二人は、地下水道を下流に向かって歩き始めた。6
 これ以降、65ページに至るまで安直な重複が認められます。
 確認してください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[123] RE:空想未来小説 Name:84g HOME Date:2010/10/13(水) 23:39
面白い、よく作りこまれてる。
精神だけのタイムスリップとし、その上で劇中小説の勘違いもまた面白い。
キャラクターも生きているし、特段悪いところも見当たらず。

ただ、チンピラ感想書きを自称する俺としては、
ちょっとオヤと思ったところでもツッコミいれたくなる。

欲を言うと、劇中作の『空想未来小説』がどうなったのか、それが回収されていない気がしました。
俺が見逃したのかとちょっと読み直してみても、少々見当たらない。
発表されたのか、デビューできなかったのか、ヒットしたのか、その辺りが気がかり。
読者の考えに任せても良いとは思いますが、俺は有ったほうが良いと思います。

あとは真贋を見定める、という超能力(?)の由来が浮いている。
なんでそんなに当たるのか、その理由の提起がないのが疑問。
この設定だけ、他の連続性のある設定の中で浮いてしまっているような気がします。

あと誤字っぽいところの指摘とか。
新聞様な存在が未来にないか?
>新聞の様な存在?

菜々の言った南極大陸に蓄えられている氷の融解による海面の上昇である。
>間違ってはいませんが、
海面上昇の最大の理由は南極の氷だけじゃなく、海水の熱膨張ですね。
南極の氷がいかに大量でも、地球の全海域を何メートルも上昇させるには…。
諸説ありますので、興味があればググる方向でお願いします。

あれも時機に完成する>直に、かな。多分。

よく出来た作品でした。

[198] 感想返信 Name:宇多瀬与力 Date:2010/11/20(土) 23:59
まずは返信が遅くなったことを深くお詫び申し上げます。

また、中篇作品という手軽とは言え難い長さの作品を読んでいただき、なおかつ感想までも書いて下さった皆様に深く感謝の意をこの場を借りて表させていただきます。
それでは、各感想への返信とさせていただきます。


>藤咲一様
ご感想ありがとうございます。
もう一つおまけにありがとうございます!
まさか、ご指摘が掲載時のコピペミス(かなり重大なミスですが)だけで、思わず両手を合わせて「ありがとうございます!」と言ってしまいました。
ミスはすぐさま修正いたしました。
同じ言葉しか繰り返しておりませんが、最後にもう一度。
ありがとうございます。


>84g様
ご感想ありがとうございます。
本当に仰るとおりです。賀集の小説がどうなったのか、もう少し丁寧に「空想」しやすい環境を用意しておくべきでした。このことについては、通常の感想板にて記載しておりますので、割愛させていただきます。ご指摘ありがとうございました。
賀集の能力ですが、確かに浮いているのは事実です。完全に能力という枠にはめてしまったのがいけないのかもしれません。せめて、幼少の記憶から目を見れば嘘を見抜くのが確実に当たるといえるほどに得意という程度でとどめておくべきでした。実質的なことは同じでも、言葉から伝わるニュアンスが違いますから、違和感が生まれていたのは否めません。
また、誤字のご指摘、ありがとうございます。確認いたします。
ただ、菜々の説明に関してですが、元々彼女の台詞なので、地の文の補足です。ただ、そちらも含めて海面上昇に関する説明が不足していたのも事実です。
実を申しますと、元々それを畑にしていた分野の出身なので、資料を見ずに書いていたという早計なまねをしていました。知識への傲慢が生んだ反省点です。
それに地球全体の気温上昇で南極の氷が溶けてもそれ自体が直接海面を上げないという意見もあるそうです。単純に言えば、蒸発するからだとか。まぁこれも資料を見ずに書いているたわごとです。


今回の「空想未来小説」で重要であったのは、「空想」のさじ加減でした。
皆様のご意見ご感想は今後の作品づくりで活かしたいと思います。
ありがとうございました。

[56] 【感想板より強制移動用】「BANZAI☆ロボット」 Name:空想科学祭実行委員会 HOME Date:2010/09/17(金) 23:45 [ 返信 ]
【題名】BANZAI☆ロボット
【あらすじ】
漫才師を目指す若き者たちがいた。生方トシオと、王均道である。相談のたえないボケ担当の均道が、またもや持ち出してきた深刻な悩みとは
【名前】あゆみかん
【区分】掌編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5664n/

※感想板からの強制移動用です。
 作者の希望で立てられたスレッドではありませんので、以下への書込はご遠慮ください。

[57] 【感想板より強制移動】 Name:石神航 Date:2010/09/17(金) 23:47
 この漫才は笑えるもんか笑えんもんか。漫才よりも正直、最後のオチ(一文)に苦笑いした。これは○○警告タグ(自主規制)欲しいんちゃうか状態である。
 先にあるように、これで笑える人と笑えない人がいるのは確か。相変わらず、この作者は小ネタが好きなようで、あちこちにちりばめられているどうでもいい解説(ハンバーガーなんて最たる物)の方が笑えたのだが、必要性があるのかどうかは微妙なところ。あるならば、もう少し自然に話に絡めても良かったのではないかとさえ思えた。要するに、あまりにも無理矢理ハンバーガーとネタの話をくっつけすぎた感があるのだ。
 笑いの回路というヤツは、人それぞれで違うらしい。笑いに警戒心を持っている人を如何に引き込むか、それが受けるコメディと受けないコメディの境を決めるのではないかと思う。
 もし、語り口をもう少し警戒にしたら、話の雰囲気はもっと違っていたのではないか。そこだけがどうも残念でならない。笑いに徹するならば、それに見合ったリズムも欲しいのである。


[197] 「BANZAI☆ロボット」返信 Name:あゆみかん Date:2010/11/10(水) 04:09
こんにちは〜。まさか移動させられるとは思わなかったので驚いたのですが(苦笑)。感想を残して頂き、ありがとうございます。簡単ですが返信です。
ハンバーガーの所だけ浮いてるんですよね。それもそう、ここ以外は漫画や。漫画の部分は、昔の作風でもあり、いつまでも初期のあの粗っぽさを忘れたくないという理由があります。リターンでも触れましたが、洗練されたものって、つまらないんですよ。純粋でもなく、もう先が無いっていうかね。そのあがきか、こだわりです。
とはいえ、かなり気を楽にして書かせて頂きました。まあ、短距離ですが暴走です(笑)。
規制…例えばこれがドラ○もんだったらいるだろうか?と、いやそれ漫画やし、と。また自問自答させて頂きます。リターンのコメディ扱いされる所のエネルギーがほぼ全部こっちに入れたとも。笑いがそもそも向かない人には大変失礼してしまったということだけは、この場を借りてお詫び致します。すみません。
それでは、この辺りで。ありがとうございました。


2010年11月 早く寝ろよの あゆみかん


[80] リターン・トゥ・マイライフ Name:あゆみかん Date:2010/09/29(水) 12:49 [ 返信 ]
【あらすじ】
何度、試合に負けたっけな。もしも勝っていたなら、違う人生を歩いていけたかな――システム開発株式会社『MAGITEC』、通称『魔界』と呼ばれたその会社内では、あるプロジェクトが進行していた。開発中仮想化ソフト『失敗修正マイライン[FCML-X](仮)』、自分の過去での『失敗』を修正するあくまでも『ゲーム』だったが、プログラムのバグを取り除くデバッガが必要だとされ、その試験(テスト)用ソフトは、ある社員によって屋外に持ち出されていたのだった。

【一言】
完結まで執筆中に刺激されないようにと様子見で設置を控えておりましたが、検討の末、設置しました。

(- -)どうぞ☆


[128] RE:リターン・トゥ・マイライフ Name:84g HOME Date:2010/10/14(木) 21:58
各サブタイトルを見た瞬間、ちょっと読むのが億劫になった。
読む方としては、『これから読むぞぉ!』とワクワクしている瞬間に現在とか過去とか、複雑な情報が提起される。
出鼻を挫く恐れもあるので、あまり推奨できるタイトルではないかな、と。
作中で時間軸が判り難いのを外的要因でカバーするというのもネット連載ならではの技術とは思いますが、
それで読もうとしている人間が減るとしたら、
ハイリスク・ローリターンかな、と思います。

あと、なんかのパロディか何かだったとしたらただ恥かくだけなんですが、
百点の感想なんざあるわけもないというのが自論なので、ここは恥を忘れて指摘させてもらえれば、

セイタカアワダチソウ(ゴールデンロッド)色

↑は、大多数に伝わらない色指定と思います。
少なくとも俺は文章の連続性としてもキレイとも感じませんし、ただ判り難い表現、で終っているように感じました。
他にも色の表現がありますが、最後まで読んでも意味も感じませんし。
イラストに合わせた、というわけでもなさそうですし。
イラスト自体は、決して絵に依存しているわけでもないが、それでいて的確に雰囲気を作る。
良い挿絵だと思いました。


で、本題、内容の話。
設定自体は割とよくみるものですが、それを使いこなしている印象。
キャラクターも奇抜な設定もなく、それでいてしっかりと根付いた主人公。
全体的に高い技能は披露してもらったんですが、なんでか読み難い。
理由を考察してみれば視点変換、及び時間変換を繰り返しすぎている印象を受けました
ページ分割も多いので、その都度どこに居るのかを追いかけなきゃいけなくなる。
割とキャラ数も多いので、若干辛い部分も多々。
個人的には、製作スタッフ側の描写なんかは大量に削っても成立しそうな気がしました。
内容自体は良いのに、構成及びページ配分で損している。

[140] RE:リターン・トゥ・マイライフ Name:藤咲一 Date:2010/10/17(日) 01:39
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

面白い。そして、良いものである。
なんて、畏まった言葉も薄っぺらく感じるくらい、良い作品でした。
脇道には逸れない。しっかりと見せてくれる。感じさせてくれる。
主だった構成は、誰もが一度は思う「後悔」への科学的介入。
共感を得る。または憧れを抱くにはもってこいのもので、それを仮想で行い、現実を思わせる辺りも素敵。
完成度はかなりのもの。妥協を許さない作者様の力を感じました。
さて、それでも私は、ただ、と続けます。
1(帰り)/現在において、主人公である泉に関し、中学生である情報提供の少なさ。
私の記憶が確かならば、一度きり、「中学生」と書かれているだけ。(記憶違いならスルーでお願いします)
それで充分である。適切である。と思う人もいる。けれど、私は足りないと思います。
認識の範囲が広い。中学生と言えども、中学は一年から三年まであるわけです。
社会に出た大人とは違い、この頃と言うのは一年の違いが大きな違いのように感じます。そうであるから、「中学生」では足りない。
3(庭球の)/過去において、
>あれは泉が13歳、中学2年生の(以下略)
を見て、どれほど昔の事だ? と首を傾げました。設定上では去年の事。しかし、比べる対象が曖昧なので、掴みづらい。先の「中学生」が誤字だったのではないか。なんて疑いました。
私のように、他の読者さんへ間違ったイメージがつくかどうかはわかりませんが、作中で過去を振り返るわけです。
そこでイメージの差異が生まれる要因となりますからね。
時系列を踏まえ、見る世界なので、ここは重要だと思いました。
とかなんとかわーわー言うておりますが、とても楽しませていただきました。
ご馳走様です。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[196] 「リターン・トゥ・マイライフ」返信 Name:あゆみかん Date:2010/11/10(水) 03:40
>84gさん
>藤咲一さん

何となくどの作品でも、お2人のご指摘は好感が持てます。表面を突いて下さるからだ。作り手の自分としては内面を探られるより、外面でどう見られているのかを確実に知ることができ、大変助かります。さてそんな前置きはひとまず。各返信です。

>84gさん
ハイリスク・ハイリターンですね。そもそも、自分の作風がどのジャンルにも属さない傾向にあるので(芸術目指してんですけどね苦笑)、濫読できる方じゃないときついものがあります。サブタイトルのは、そのまま執筆中に区分けするためにメモ程度に書いておいたのを消さず投稿してしまいましたが、「心持ち覚悟して読んでねw」っていう警告でいいかなと(結局、書き上げてみるとたいした加減でもないやorz)
帽子の色の件は、やっぱー、浮くんですねよねえ…。色見本一覧表を見ながら、作品の雰囲気を壊さない程度に色の名前も調べてチョイスしたのですが、魔女だし魔界だし異質感でもいいかーとか適当に。あぁ、イラストの件はありがとうございました(笑)。雰囲気を壊さない配慮は細かくしたつもりでしたので、突いて下さって嬉しかったです。初めて『みてみん』に登録して試しに入れてみました。これまでは小説のイメージを壊さぬようブログ行きでしたけども、なろうも機能が増えましたねえ。
内容に関してですが、仰る通りなんですよねー(遠い目)。時間移動が多いので、読み手混乱、これを少々でも解消できたらと。しかしここは自分の技術面です。笑い部分はそれはそれで置いといて、鍛えていきたいですね、今後も。今じゃまだまだ無理だなぁ。頑張らせて頂きますね。
スタッフの話は実は、作者の遊び心です。さて逃げるか…

>藤咲一さん
キター!! …飛びました。いえ、あって当然のことですorz
表面がコッテコテの掌編の方はともかく、こちらは事情が違いますからね…。作者の技術面の拙さが全開です。やっぱり心情を出す割に情報が一方不足している主人公。去年でも似たようなことを言われたじゃないか…ら、来年の課題です。逃げていい?(笑)
持ち上げて落とす。素晴らしい理想的な感想です。震えたぜと書いて喜んでま(おっと)。


それでは、この辺で。お2人とも、お見苦しくとも最後まで作品をご読了頂き、ありがとうございました。また機会がありましたら、お会い致しましょう☆


2010年11月 起きながら寝ている あゆみかん


[81] 変人の穴 Name:栖坂月 Date:2010/09/30(木) 15:27 [ 返信 ]
【あらすじ】
行き詰った時、現実から逃れたいと思った時、人には見えるものがあります。彼に見えたのは絶望? それとも希望? いいえ穴でした。

【一言】
あぁ、調子に乗って三作書いてしまった……。オマケみたいなものですので、なんて書いたら叩かれそう(笑) とりあえず真面目路線のお話です。真面目な辛口批評、お待ちしております。


[88] 寓話としてのSF Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/10/03(日) 11:56
 ――もしもあの時、あっちの道を選んでいたらどうなったのだろうか。
 こんな疑問に一度でも苛まれたことのあるあなたならば、この作品に耽溺出来るだろう。
 
 この作品、たしかにSF作品である。
 明言はされていないが、この作品はエヴェレットの多世界解釈を下敷きにしている。一般にはその世界間は独立して分岐し、再び連絡することはないとされている。その多世界間に抜け道を想定し展開するSFは古今東西沢山ある。
 ここで作者様が上手いのは、SF的な説明を一切しないところにある。これでSF的な説明をしてしまえば、先行する「多世界解釈もの」と大差ない作品となってしまう。あえて「多世界解釈」を匂わす程度に描くことにより、この作品に独特の雰囲気(文学的雰囲気と言い換えてもいい)を与えている。
 しかも主人公が小説家というのもニクい。ある意味であるあるネタなのだ。思わず筆者も「もし小説を書く道以外の道を歩んでいたら……」と思わず昔を馳せてしまった(笑)

 ただ、個人的には主人公の心情と読者の間に距離がある気がする。こう、テレビの登場人物を見ているような気がするのだ。ただこれはミスやテクストとしての問題点という次元のものではなく、単に筆者の好みの問題だということをここに付言しておく。

 以下、個人的な言葉。
 寓話としてのSF、楽しませて頂きました。
 最近ちょっと創作に悩んでいたんですが、この作品を読ませて頂きましてなんだかモヤモヤが取れた気分です。どうもありがとうございます。

[141] RE:変人の穴 Name:藤咲一 Date:2010/10/17(日) 01:42
三作品目失礼します。藤咲一です。
三作仕上げる力にはもう、両手を上げて万歳です。本当に、企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

パラレル世界とのつながり。
もし、パラレル世界があるとして、あっちで私はどんな人間なのだろうか。なんて、考えてしまいました。
今の自分より、優れている、劣っている。楽しんでいる、楽しんでない。幸せ、不幸せ。
自分は自分であるけれど、価値観は少しばかり変わってしまう。とするならば、結局可能性の枝別れを見て、お茶をすするくらいがちょうどいい。
そんな事を思いました。
じわじわと湧いてくる面白さが素敵な作品だったと思います。
その中でひとつ。
タイトルと作品の繋がりがいまいち解り辛かったかなぁ。と、苦し紛れの辛口っぽさを最後に残し、失礼します。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[161] 【感想板より強制移動】感想 Name:美鈴 Date:2010/10/23(土) 23:27
 これは委員会に強制移動されそうな感想になるやも知れないが、こちらに載せた事の意図を分かって貰うためにこちらに記そう。
 私はこの作者の作品を今回、こき下ろしていると自分でも思っている。もう二人、「トリックスター」氏と「監獄街の人」に対してもそうだ。
 これは期待の裏返しと取って貰いたい。
 正直、すんなりと諸作を創作する力量は素人としては流石のレベルにある。プロ云々は今の世の中、どんな僥倖が降って沸くか分からないので言うまい。しかし、この手のレベル以下がぞろぞろネットで販売されているのも事実である。

 さて、この作品。想像でものを言うが、作者は何も凝らずにすんなり書き出し、すんなり短時間で終わらせたのではないだろうか?推敲をどうするかは作者によって違うのだが、普段よりすんなり終わったのではないかと思う。それほど呆気なくほわりとした印象の作品である。
 作者の技量を知るには8000文字を読め、と言われる。原稿用紙20枚という数量は残酷に力量を示す。本作はそこに至らない12,3枚の作品であるが、これを8000文字で読みたかった気がする。それを置いても、七割程度で投げた球筋がドキリとさせる草野球投手を見ているような感覚だ。
 誰もが別の人生を、人生の分岐点を思うことがあろう。先に感想を述べた「リターン〜」もそうであるが魅力的な題材だ。この材料をあっさり塩味で出されたような感覚でもある。素材の味を際立たせる、という意図も感じられないので、先述通り作者としては「これ本気じゃないよ」なのだろう。

 ああ、無闇に長くなってしまったので端折ろう。
 今回、三作仕上げた作者の作品で、私はこれがよいと思った。あくまで比較して、ではある。
 このレベルにあると、読者としては期待違わぬ作品を求める。それは企画参加作品としてのポジションもである。
 若手の参加作者も増えて来ている。既に注目を浴びる作者には、単なる参加者以上の規範を期待してしまう。
 「トリックスター」の彼(「監獄街の人」は必死で書いているのでそのままでよい)と並んで、この点をもう一度強調して置きたい。


[195] 変人と書いてあとがき(えっ) Name:栖坂月 Date:2010/11/09(火) 13:55
辛口の感想、誠にありがとうございました。というか、私にはどれ一つとして辛口には思えないワケなんですが(笑)
感謝感激は通常板で書きましたので、作品構想の発端などをお話しさせていただこうと思います。
とはいえご存知の様に、多世界解釈がベースとなっているのは言うまでもありません。ただ、量子力学で語られるガチガチの理屈が底辺に寝そべっているのではなく、パラレルワールドといった少し懐かしい響きの発想が下敷きとなっております。背後の理屈がどうであれ、起きる現象そのものは人によって霊現象や怪奇現象に見えてしまう、そういったことを素直に見えるままに描いた作品でもあります。
そういった現象に「隣の芝は青く見える」という要素を追加し、形にしたのが本作です。私は気を入れて書く時は、常に複数の要素を絡ませるよう心掛けています。そうでもしないと私のような文章でアドバンテージを取れない人間は、とても勝負になりません。今回、まだ余裕があったという状況を顧みれば、もう一つ別の要素を追加すべきだったと反省しています。それがオチへと向かう「転」へと繋がり、別の「結」を導いていたかもしれません。そこを見透かされていた時点で、私としては完敗でした。
この作品は確かに、自分でも良く書けていたと思います。しかし同時に、限界でなかったことも自覚しています。本来ならば自ら気付かねばならない部分に気付かせていただいたことは、不徳の致すところでもあります。
ホント、まだまだですね。
また出直します。真摯なご感想の数々、本当にありがとうございました。


[58] 【感想板より強制移動用】 「凍った死体をのせて」 Name:空想科学祭実行委員会 HOME Date:2010/09/17(金) 23:55 [ 返信 ]
【題名】凍った死体をのせて
【あらすじ】
死体は最初から乗っていた。二週間の同行研修を終え、僕専用のトラックとして渡された時に、既に荷台にいたのだ。それから一年、僕は凍った死体を乗せて走り続けている。
【名前】和泉あらた
【区分】掌編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n7123n/

※感想板からの強制移動用です。
 作者の希望で立てられたスレッドではありませんので、以下への書込はご遠慮ください。


[59] 【感想板より強制移動】 Name:石神航 Date:2010/09/17(金) 23:57
 恐らく、読み終えた誰もが思うはずだ。これはSFか否か。ホラー、と言えばしっくり来る。世にも奇妙な物語と言っても然り。つまり、この作品にサイエンス的な要素は見えない。
 凍った死体とは何か。その正体はわからないが、それによってもたらされた時空の捻れのような物に彼が巻き込まれているのだと言われたら、ぐうの音も出ない。しかし、それを立証するだけのヒントが作品にはない。
 もしこれが、SF企画ではなく、ホラー企画に出されたのだとしたら、素直に称賛できただろう。SFとするならば、もう少しでいい、読者にヒントを与えて欲しかった。そういう点において、実に勿体ない作品だ。


[60] 【感想板より強制移動】残念でならない作品。 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/17(金) 23:59
拝読致しましたので感想です。
実に残念、それ一言に尽きると思います。既出ですが、SFというよりホラー。掌編としての完成度は高いだろうと思うものの、残念で仕方ない。

それ抜きに読後ですが、坦々とした安定している語りがさらに不気味で、結局○○は何だったんだろうなあと想像で楽しんだ次第です。楽しめました。
それでは、今後もご活動を是非頑張って下さい。失礼しました。


[194] RE:【感想板より強制移動用】 「凍った死体をのせて」 Name:和泉あらた Date:2010/11/08(月) 23:12
ご指摘ご感想ありがとうございました。

思いついた時には確かにあったはずの、SF的な何かを形には出来ずに終えてしまいました。

「辛口掲示板に立ててやる!うけてたつ!」と言える様な自信のある作品だったら良かったのですが、執筆後そうは言えずこちらに立てることができませんでした。

もともと今思うと時間は充分にあったわけで、皆さんの作品を読みながら趣旨を汲み取りゆっくり投稿すれば良かったと反省しております。

しかしながら、企画に参加したことで普段読まないジャンルの小説を読んだり、たくさんのご指摘ご感想を頂ける機会となり、とても嬉しかったです。

またSFどうこうの前に、一つの小説としての暖かいご感想もたくさん頂けましたので、今後の参考にさせてもらいたいと思います。

途中、感想読むのが恐いななんて思ってもいましたが、今読んでテンション上がりました(笑)本当にありがとうございました。

[42] キッチンドランカーvs冷蔵庫 Name:栖坂月 HOME Date:2010/09/09(木) 16:55 [ 返信 ]
【あらすじ】
夫婦は幸せだった。半年前、当時三歳だった我が子を失うまでは。夫は仕事に没頭し、妻は酒に溺れた。これは、そんな夫婦の今とこれからに敢然と立ち向かった冷蔵庫の物語である。

【一言】
こっちの作品は少し苦労しました。それだけに感想をいただけるとありがたいです。コメディとしてSF(どう考えても突っ込みどころ満載)として是非ともご意見をいただければと思います。


[44] RE:キッチンドランカーvs冷蔵庫 Name:84g Date:2010/09/09(木) 23:20
適度なリサーチが見事。
耐用年数とかSFでは使えそうで使えないデータを持ってきているのがとにかく好印象。
喋る冷蔵庫は実用化されていますが、この『現実にありそうで無い』という感覚がなんとも言えずSF。
類似テーマ短編を書きながら、全く考えなかった。 いやお見事。
6・7はちょっと糸を引く展開で残念でしたが、5話ぐらいまでは金払ってでも読みたいクオリティで楽しませてもらいました。


コミカルな会話、軽い調子のストーリー、リアルな人間描写などとにかく高い技能を見せてもらいました。
ですが、このオチにどういうリアクションを取れば良いのかが分らない、というのが本音。
奥さんが幸せならそれはそれで良いんですが、爽快感というなら未来に向かって欲しかった。
というか、冷蔵庫への転嫁リハビリも逃避にしか見えませんし、冷蔵庫と息子を繋ぐものは何も無いわけで。
別に主人公が必ずしも正しい必要はありませんし、依存対象が酒よりも冷蔵庫の方が健康的なのは事実。
それでも軽妙なストーリーの最後に病んでいるとしかいえないオチで、泣けば良いのか、喜べば良いのか、
感情移入できず、モヤモヤとしたものが残りました。


最後の冷蔵庫復活劇も、やや強引。
…全く独り言ですが、自分もできなかったことでも感想で言うのが俺の流儀。
読者の時は読者の時、作者の時は作者の時で視点を持つのがマナー、と自己肯定をしつつ、感想を続けます。

冷蔵庫の人工知能が行った“細工”は、言い換えればサイバーテロでしかないわけで。
この方法ができるならば、全てのパスコードに反応するようにしておけば、全てのオンラインソフトを同時に書き換えできるわけで。
それに方法としても露骨すぎますし、確率も疑問が浮かびます。

もっと簡単で建設的な方法を推奨。
それか逆アプローチで『理屈は無い! マドモアゼルの心が呼んだ奇跡!』とかの方がダイナミックで良かった気がします。
ひとりしか居ないマンションですし、幻想なり幻聴なりで逃げられたわけですし。
冒頭に見せた作りこみを、この最後まで発揮して欲しかった。

[67] RE:キッチンドランカーvs冷蔵庫 Name:藤咲一 Date:2010/09/19(日) 23:20
ご無沙汰してます、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

面白かったです。
マリナの心境変化とそれに係わる冷蔵庫。
ポンとコメディで盛り上げるのもさりげなく、お酒から抜け出す事柄を描かれていて、しっかりと読む事ができました。
しかし何と言うか、完全なハッピーエンドではない事に戸惑いはあります。
確かに、世の中そんなに上手くはいかない。それほどたやすく人は立ち直れない。
それが人間の弱さであり、人らしい所なのかもしれません。
覗かせた残酷で暗い一面。
それを描かれたのであれば、問題ありません。
けれど、自立の上のハッピーエンドを狙われたのであれば、スッキリしない感は否めませんでした。
といっても、自分の事は棚に上げている私ですから、適当にスルーしておいてください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[71] RE:キッチンドランカーvs冷蔵庫 Name:石神航 Date:2010/09/21(火) 00:45
 読了感が今ひとつなのはなぜだろうと考えてみた。アイディアはそう悪くはない。「人間が描き切れていない」のだ。
 セリフのやりとり一つ一つは面白いのだが、現実的にこんな人は「ありえない」と脳で直感してしまう。すると、せっかくのコメディが全く面白くなくなる。
 出だし、せっかく人物像を描こうと事件描写やその後の生活態度の変化などを持ち出してきたが、裏目に出た。そこまで悲惨な状態の人間が、ああなるだろうか。いや、あの描写はアル中とは言えない。健康的すぎるのだ。
 恐らく作者の中での「なんとなく」が先行して書かれた作品ではないか。果たして事件の当事者はコメディの主人公になり得るだろうか。鬱々とした人間を目の当たりにしたことはあるだろうか。
 コメディだからなんでもありではなくて、コメディだからこそ人間をしっかり描いて共感させて欲しいもの。本気で面白いと思うものは、やはり人物が生き生きしている。台詞だけで人物の動きや表情が想像できるくらい、地に足がついているものだ。
 しかし今作はどうか。大変失礼ながら、そういう「台本」に沿って女と四角が読み合わせをしているようにしか見えなかった。始終「面白いことを言い合っている雰囲気」になっているのだ。
 ところで「夫婦」設定だが、父子でも構わなかったのではないだろうか。とても主人公の二人は夫婦には見えなかった。普段の会話、コミュニケーションなど、どうもお互い愛し合って一緒にいるようには見えない。それが最後の浮気に繋がっていくかというと、そんなこともない。
 形骸的なのは夫婦像だけではなくて、「妻」そのものにも言える。立場としての「妻」を実行する人型が、冷蔵庫と漫才をするためだけにそこにいる。
 やはり、全体を通して言えるのは「人間の描き方が不足している」ということだ。
 身の丈にあった描き方というものがある。誰だって、身近にない存在や遭遇したことのない出来事を描くのは難しいに決まっている。そこで、類似したモデルを据え、脳内で登場人物に変換させていく作業をするのだ。果たして、この主人公らに明確なモデルはいただろうか。作者は彼女を「妻」という人間として見ていただろうか。疑問が残った。
 冷蔵庫との感動的な再会はさて置きとして、最後の最後、オチの部分も納得できなかった。悔しいかな、面白い話なんだとはわかっているが、笑えない。そういう仕様なのか、私の笑いのツボから外れたのかは、不明にしておく。


[72] コメディの入り方 Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/09/21(火) 22:40
面白い。そう、この作品は面白いのである。
読んでいてつっかえるところのない文章に舌を巻き、登場人物たちの掛け合いにクスリと笑わされ(文章で笑わせるということが如何に至難かは文章をお書きの皆様ならばお分かりになることと思う)、この作品の底流に流れるハートウォーミングさに胸を打たれる。
それに、この作品は立派なSFである。人工知能という作られた物に対して、主人公である妻が親近感を覚えていき、遂には自分の愛した夫をも超える存在となっていく。つまりこれは、人工知能が生身の人間を超えた瞬間が描かれた作品なのである。

ただ、個人的にはコメディパートの入り方が気になった。
息子が死んで酒浸りになっている妻が、冷蔵庫へのツッコミ役になるタイミングがあまりに早すぎる。妻がコメディタッチな受け答えをするのは早くも【2】の頃、つまり冷蔵庫と出会ったその瞬間にコメディ世界の住人となっている。設定は、息子に先立たれたキッチンドランカーのはずなのに。ここはもう少し、コメディタッチに切り替えるタイミングをずらすべきだったのではないだろうか。
あとは上の他感想人方のご指摘にもあるが、オチである。あそこで息子の死を乗り越えた妻の姿を描きたかったのは分かる。だが、少々ギャグがキツい。いくら息子の死を乗り越えたとはいえ、ここに息子がいないのは事実なのだ。最後の感情の機微を、もっと描き込んで欲しかった。

いや、面白いのは純然たる事実なのだ。だからこそ、根幹にかかわる部分が気になった次第である。

色々と申しまして、まことにもうしわけありません。


[107] RE:キッチンドランカーvs冷蔵庫 Name:招夏 Date:2010/10/08(金) 13:01
辛口にするかどうか迷ったのですが、結局こちらで失礼します。

面白かった。まずは、その一言。

こんな冷蔵庫欲しいです(笑)

確かに最近の冷蔵庫は、半開きになっていたり、長いこと開けて探し物をしていたりするとピーっと文句言いますよね。それに対して「も〜、分かってるよ〜」とか「うわ〜ん、冷蔵庫に怒られた〜」などと返答していたり^^;。冷蔵庫がしゃべるというのは、案外容易に受け入れ可能な気がします。

それに、このお話の中では、下手に息子や子どもに似せたロボットでなかったところが好感を持てました。

私が感じた違和感は、奥さんのキャラです。なんだか女性らしくないんですよ。折に触れ、これは奥さん、これは奥さん、と軌道修正しないと頭に浮かんでくるイメージが、おっさん化してしまうようなんです(苦笑)。しかも、体が弱くて、もう子どもが望めないという設定であったはずなのに、めちゃめちゃ元気そうだし……うーん、掴みどころのない奥さんキャラ……

あと、これは私個人の趣味の問題ですが、最後は、やはり旦那さまと未来へ向かって欲しかったです。だって、冷蔵庫を用意したのは旦那さまだし、最悪の状況の時にさえ逃げ出さなかった旦那が、表面上だけでも良好になった家庭を放り出しますかね?(いや〜、でも、そこのところは、微妙と言えば微妙かな…)奥さんも、表面だけを繕って裏で離婚を企むより、再び怪獣のように暴れるなりなんなりして、夫と妻と冷蔵庫の日々を取り戻して欲しかったです。ええ、前にも言ったとおり、これは私の希望に過ぎませんがね(笑)。

展開が、暗黒→薄墨→光→黄昏という構成になっているのが、残念でした。最後は輝いていて欲しかったので……

以上、言いたい放題ですみませんでした。

ちなみに、私は冷蔵庫がウロツイても、ふんづけてきたり、ぶつかってきたりしない限り、ちっとも構いません。切れかけてるソースとかマヨネーズなどを買い足しておいてくれたら尚良し(笑)

[110] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/10(日) 09:08
 この作者は多彩である。書き慣れていて文章も読み易い。笑いに対して一家言ありそうで、ネタ振りにキレがある。文句の突け様がなく「小説家になろう」では上手い一人だろう。

 しかし、以前からこの作者に欠点があるとしたら、と思っていた部分がこの作品で露呈している。
 総じて文章が上手い作者は観察眼が鋭い。ボキャブラリーだけで上手いとは言えない。但し、人物に命を吹き込む作業は別のようだ。文章は上手いのだが、これが熟れていない人も意外といる。
 勿論、人間、知識や経験だけでものを書けはしないから、想像力と応用力で何とか格好へ持って行く。自分が知らない世界を書く時には、観察と調べものも不可欠。それが出来ない場合は踏み込まない方がよい。だが、それをやったとしても、その過程で「思い込み」やら「過信」が入り込むと無残な結果になることがある。何を言いたいのかはきっとこの作者なら分かってもらえるだろう。

 最大の問題は、この作品を笑いに包もうとしたことだろう。
 
 作者は、癒しを主題としたが、子を失い自暴自棄に成りかかる人物が、果たしてこの展開で救われるのだろうか?
 今、勢いのある作者だけに勿体無かった。


[154] RE:キッチンドランカーvs冷蔵庫 Name:三谷透子 Date:2010/10/21(木) 02:53
えっと、感想ありがとうございました!お返しという訳ではありませんが拙いながら感想なぞ。辛口掲示板でなくてもいいような気がしますが、統制された掲示板に書き込むのは本意でないのでこちらに書かせて頂きます。

最初の感想は、完璧だけど違和感がある、でした。何で違和感があるのか。それを書きたいと思います。

さて。この話は非常に巧いと思います。不妊症の妻がやっと授かった子供を事故で亡くしてしまう。それだけでも悲惨なのに一緒に悲しみを分け合える筈の夫は妻の相手を冷蔵庫に任せてしまう……この話の展開では救われないという方もおられますが、これが冷蔵庫ではなく妻の幼なじみやら夫の友人であればすんなり理解出来るのではないでしょうか?友人やら幼なじみを冷蔵庫にしたというのがこの話のキモです。つまり、この話は子供を亡くして孤独な妻と冷蔵庫の恋物語な訳です。そりゃないと言われるかもしれませんが、最初に設定にするために必死な妻や妻と自分にとってのみ重要なパスワードを掛けて初期化を逃れる冷蔵庫の行動は人間同士ならかなりベタな恋物語です。

完璧です。最早水一滴すら漏れぬ素晴らしい構成です。ですがこの作者はこの話をコメディーを指向して書いたものと明言しています。恋物語として書かれたものではありません。そこが違和感の元となっているのでは?と考えます。はっきり言ってコメディーになってないのです。確かに話の中には軽妙な会話等の笑いの要素がありますが、それらはユーモアのレベルではないかと思います。又、恋物語の中にはラブコメというジャンルはありますが、この話の流れだと冷蔵庫と妻のラブコメというのは難しい思います。

もし、この話をこのままでコメディーと読むとしたら、『ベニスの商人』を喜劇ではなくシャイロックの悲劇とみなすような見方が必要でしょう。つまり、子供を亡くして仕事に逃げたらあろうことか冷蔵庫に妻を寝取られた夫の話として読む必要がある訳です。ですがそう書かれていると言えるのでしょうか?

非常に無礼な事を長々と書いてしまったような気がしますが、非常に楽しく読ませて頂きました、という感想で締めとさせて頂きます。


[193] 返信と書いてあとがき Name:栖坂月 Date:2010/11/08(月) 11:05
この作品の辛口が賑わったことは、結果的に良かったと考えています。自分の中にある価値観がどの程度ズレているのか、周囲の人間にはどのように見えるものなのか、それがかなり明瞭な形で見えるように思えたことが、その要因です。
まずはこのような、羊の皮を被った豚野郎をお読みいただきまして、大変恐縮しています。皆さんの苦笑い、あるいは冷笑が見えるような気がして、ホントに怖いくらいです(笑)でもまぁ、こうして作品を上げ、しっかりと読んでいただいたからには、それなりの言い訳と言いますか、作者なりの思惑くらいは公開しておかないとスッキリせんだろうと思いましたので、特に終盤への展開に関する思惑について、簡単にではありますが記述しておこうかと思います。
この作品の意図するテーマは、基本的には三谷さんが予想された通りです。私の中でこの作品は、ある意味恋愛物でした。そしてもちろん、ラブコメではありません。むしろ恋愛に対する皮肉を込めたつもりです。その基本的な構図は「三次に嫌気がさして二次に走る人間」です。主人公にとって、冷蔵庫は極めて都合の良い存在だったと思います。自分を理解してくれて、常に側に居てくれて、気にかけてくれる存在です。対して夫は、極普通の存在として描いています。この二つを単純に比べて、彼女は都合の良い方を選んだという形になっています。まぁ人間としては、少なくとも夫側の立場を理解できる人間にとっては面白くない話であろうなーと私自身も思います。でも、そうでない価値観が世の中にはあって、理解されることはなくとも選択することはできるのだという、かなり歪んだ願望と言いますか、思想みたいなものが底辺にあるワケです。
個人的には奥さんが「逃げた」という形をとってしまったことが、何よりマズかったような気がしています。もっと真正面から冷蔵庫を好きになるような、真摯な恋愛物であったなら、あるいは纏まりのある作品になっていたのかもしれません。
でもごめんなさい。恋愛物って苦手なの(笑)
いずれにしても、ここまでの分析へ行き届いたのも、皆様のレビューがあったればこそです。私は長らく、誰からも反応が貰えない環境で文章を連ねてきましたが、こういった反応が本当にありがたいということを改めて痛感しております。そういう意味でも、この企画には本当に感謝したいところです。
この先も、恐らくは共感を全く狙わない作品を書くことがあると思いますが、それでも尚唸らせる作品を書けるよう、尽力していきたいと思います。
熱く丁寧なレビューの数々、重ね重ねありがとうございました。


[83] 創造主の見る夢 Name:砂漠の砂 MAIL HOME Date:2010/10/02(土) 00:23 [ 返信 ]
世界を大空の果ての果てから見下ろす瞳。それは人間の世界を作り、科学者がシャーレの中の微生物を観察するかのように人々を見つめる。人間の世界の運命は瞳の掌にあるはずだった。だが、やがて人間は、彼の予想を上回る行動をとるようになる……。

思弁的な内容の小説にしようとして、完全に失敗しました。多分、読むのは相当しんどいと思います。しかし、せっかく書いたので、皆様のご鞭撻をお願いいたします。

[106] RE:創造主の見る夢 Name:84g HOME Date:2010/10/07(木) 23:42
大して読むのはしんどくないですよ、第二章以外。


出だしからハイセンスなノリ。
第一章は読みやすく、雰囲気もよく伝わってきました。
信者の描写も苦にならず、壮大なストーリーの幕開けを感じました。
第一章に関して言えば、本当に楽しく読ませていただきました。


ただ、『世界に抗した』で『作者が変わったのか?』と思うくらいに違和感を持ちました。
まず、登場人物が多すぎる。
現実のキャラクター(姓名の両方を覚えるのは戻りながら読まないと不可能に近い)、
掲示板のハンドルネーム(どれを覚えるべきハンドルネームなのかがわからない)、など。

特に困難だった原因を挙げれば、キャラクターの記号化ができていないこと。
凡例を挙げれば、『被害者:大富豪』だったら『容疑者A:メイド』『容疑者B:息子』『容疑者C:弁護士』など。
これが『世界に抗した』では、『被害者A:学生』『被害者B:学生』。
この時点でダブってるのに、他の登場人物もほとんどが学生。
そして持っているキーワードも『イジメラレっ子』などがダブり気味。
対応策としては、覚えやすいように日本名にする、開き直ってキャラリストを作る、
作品を長くして個々のキャラクターを描く、キャラを削る、など割と手段は多いです。
第一章・三章がサクサク読めた背景としても、主要人物がふたりだけで、そのふたりが完全に異なる立場だったからで。

そして、後半の推理シーンは、ちょっと読んでるのが辛いレベル。
確かに登場人物で動機と殺害方法を持っていたのはあの二人だけだったかもしれない。
だが、主人公が知りえない第三者が存在しない、という大前提が必要。
名前も知らない学生やブログ観覧者が真犯人だったり、
ひょっとしたら、ふたつの事件は全く関係ないか、模倣犯・愉快犯かも。
この理論は『ジャガイモが有るから、母さんが作る今日の晩飯はカレー』と断言するぐらい危うい。
ジャガイモを今日使う保障もないし、ジャガイモを使うとしても肉ジャガやポテトフライかもしれない。
推理シーンでやっちゃいけない大原則は、『仮定の上に仮定を作る』ということ。
テレビドラマなんかだと放送時間の都合で割と多いんですが、小説では言い訳にもならない。

『仮にあいつらが犯人だったなら』とか『仮にあのふたりがあっさりと現れたら』とか、
『仮にあいつらが最初から問答無用で実力行使をしなければ』とか『仮にあいつらが全部ベラベラ喋ってくれれば』、
『仮にあいつらが屋上で油断してくれば』とか『仮に公安が自分の推理を信じてくれれば』とか。
ひとつかふたつなら、主人公の性格次第では面白い場合もあります。
が、この作品の主人公はそんな描写は無い、普通の人間。
普通の人間が、そんな確率の低すぎることを実行する…というのが、既にウソ臭い。
っていうか、共犯者が居るという前提なら、アリバイも何も無いと思いますが。

他にも、勧誘メールを送るぐらいだったらテストなんかしないで同時送信すればいいだけ。
最近のエロサイトにでもできる芸当だし、テストひとつ作るヒマにググればできる次元。

発言を電波で飛ばして記録したとしても、
探偵役を殺してから、自宅を襲撃してパソコンを壊すか盗めば良いだけ。
それでリスクが高いなら、放火すればいい。
火でイカれるか、消火作業中の放水で大抵のパソコンはオジャン。
…などなど、まだまだ叩けば出そうな部分は有りますが、『白黒透明』の感想を書きたいので切り上げ。


『白黒透明』は全体的には良くできた宗教と病気の話。
舞台をスラムから中流のスペースに移しているのも地味にポイント。
スラムでは決して成立しないが、中流階層の住んでいる点をよく表現できていると思います。


『創造主の見る夢』は若干の唐突さはあるものの、良いエンディングだと思います。
ここまでの“展開”ではなく、“雰囲気”を引き継ぎ、エンド。
世界の広がりを感じさせたところから、急転直下でカタルシスに叩き落す。
楽しく読ませていただきました。


総評としては、誤字脱字がパラパラと目立つものの、書こうとしているテーマが明確なのが見事。
各話ごとにテーマを明確に定め、最後に向っていく姿勢は良好。
ただ、『世界に抗して』が完全に浮いている。
話の流れとして『スラム』から『白黒透明』にダイレクトに繋いでも問題を感じませんし、完成度がひとつだけ低い。

あと、全体を通してSFというには疑問が…。
サイエンス…と呼べる部分も無いでは無いですが、メインには感じませんでした。

[124] RE:創造主の見る夢 Name:藤咲一 Date:2010/10/13(水) 23:54
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

楽しませていただきました。
物語へ引き込んで行く文章の使い方は上手い。第一部に関して語り部である三人称に多少の違和感がありましたけれど、それはそれ。微々たるものです。
宗教、神、人間。色々な考えを見せていただきました。基本的な三部構成と終結の四部目。
そんな中でも目を引くのは人の心内でしょう。こういった風に綴られるストーリーや人物像と言うのは魅力的であると思います。
しかし、どうもそれに比べ、瞳や反逆者が安い。薄っぺらい。そう思ってしまったのは、やっぱり、介入が露骨すぎたからだと思います。
個人的に神様とかそう言ったものは、もっと達観していて残酷だと思いましたので。
でもまあ、そうでない理由は、ラストのあのシーンなのでしょうかね。
結論、画家の見た夢。夢の中の誰かが見た夢。
題名から、この結末は推測される内のひとつでありましたけれど……。
今回、構成としてこれをやってしまったら、根幹が揺らぎます。個人的にはサイエンスフィクションのタブーである気がしますけどね。
なんて、偏った考えを持つ私の書く事です。スルーしてください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[145] RE:創造主の見る夢 Name:ハセガワハルカ Date:2010/10/17(日) 14:06
 くっそおもしれぇwwww、でもこれあれなんだろう。こんな感じのゲームをやったことがある……。そうだ、たしかMQとか……。ハセガワハルカです。よろしくお願いします。
 一話目のサヤカの教えは、読んでいるだけの自分まで洗脳されてしまいかねないほど洗練されたものでした。日頃、「この世界を設計したプログラマーが、ディスプレイの外側から僕たちを見降ろしているに違いない!(キリッ」なんて妄想に浸っている自分としては、最初から最後までこのテーマに引き込まれました
 会話文も自然というか、巧くストーリーを進行させながらそれでいて作為的にならない構築は、なかなか出来るものではないなと思いました。
 二話目は、アイデア自体は逸脱したものがある。国語のテストの中に隠された心理テスト……に見せかけて、駒を選別するための質問用紙、というのは、素晴らしい発想だと思いました。ただ肝心の真相が、やや拍子抜けというか、そんなんでいいのか? と思えました。特に殺害方法が代替殺人ってのがちょっと納得いきません。読んでいて、「こいつは間違いなく犯人なのだけど、殺害方法が……、って代替えかよ!」ってなりました。
 しかしマリー可愛いな。リョーコには負けるけど。
 三話目は、うーん評価が難しい所です。一話目、二話目で進行させた伏線を回収しながら、新たな伏線も張り巡らせるフェイズとしてみれば、非常に完成度の高いシナリオだったのですが、後のことを考えると結局無駄シナリオだったように思えて仕方がありません。シノブとシゲキの非恋劇も、オチが読めていたこともありそれほどの衝撃は有りませんでした。これだったら、二話目で何気にさらりと流されたマリーと教師の禁だゲフンゲフンっ! 課外授業を告白された時の方がよほど強い衝撃を受けましたね。
 オチがうぁああああああああああ!!
 勝手な推測ですが、締め切りに迫られて急いで完結させたんでしょうか。二話目、三話目と、*瞳*と戦うことを決意した彼らの意思及び伏線は一体どこへ投げ飛ばされてしまったんでしょうか。まあ現実では、脆弱で矮小な人の意思などという下らない妄想には、所詮その程度の価値しかないし、その点を見事に現したリアルな描写と言えないこともないですが、物語の中でくらい彼らに活躍の機会を与えてやっても良かったのではないでしょうか。
 総じて、尋常ではないほどの消化不良です。昨今、ゲーム業界で騒がれている"未完成商法"を目の当たりにした気分でした。暁の護衛しかり、ディエスしかり、前述のMQしかり、クオリティは高いのになんてもったいない……。
 色々書きましたが、オチ以外は凄まじく楽しめました。哲学入門者の自分としては、そういうギミックを物語の中心に据えて、尚且つ面白いと思える作品を書けてしまうその手腕には、素直に脱帽するほかありません。
 だが敢えてもう一度言います。*もったいない……orz*
 
 勝手に主題歌:「the chaostic world」(fripSide)


[192] 感想への返礼等 Name:砂漠の砂 Date:2010/11/07(日) 23:52
 皆様、僕のマニアックな作品への感想をありがとうございます。自分自身、これほど丁寧で的確なご鞭撻をいただけるとは思っていなかったので、身に余る光栄です。
 皆様のご指摘は的を射ており、ぐうの音も出ません。中でも拙かったのは、第二章の推理の部分と、オチの部分でしょうか。素人が思いつきで推理ものなどやるべきではなかったですね。天才でもない限り、推理ものには綿密なプロットが必要なのだと、実感いたしました。また、オチ……。夢オチはやっちゃいけないってのは、多分そこら中の小説や漫画の教科書に書かれていることで、それが許されるのは、やはりよほどの天才だけなのでしょう。なんていうか、あそこで何とかオチをつけない限り、この作品は無限に近い長さをもってしまった可能性があり、それに恐怖を感じて、ああいうことにしてしまったのです。理由はどうあれ、作品作りにあまりにも妥協しすぎました。妥協するのはプロになってからでも遅くありませんね。まあ、プロになれるかどうか、誰にも分かりませんが。
 さて、もし、来年も空想科学祭が開かれるとして、そのときの作品をどういうものにするか、今から構想を立てておこうと思います。練りに練って、来年こそは得票数ナンバーワンを目指すぞ! と意気込んでいる次第でして。
 まず、テーマ。人は世界(真理)とどのようにつながっているのか、という、現象学(?)的なものになるかと思います。哲学者達は異口同音に「人間は世界を大きく見誤っていることはない」と言っています。しかし、僕にはよく分からない。僕は、大きく世界を見誤るという経験を実際にしているし、歴史上、人類は間違った世界解釈をしてきた。だから、人間は本当に真理へと至れるのか、そもそも真理とは何なのか……、そのようなことをテーマとしたいのです。そして、多分、世界(実在)が存在していることは、それ自体が驚くべき奇跡なのだと思います。なぜ奇跡なのか、上手く言い表す言葉を僕は持ちませんし、そこまでつっこんだ議論を、僕の腕前でできるのかどうかすら、分からないのですが……。
 そうしたテーマと、推理小説的なおもしろさを(性懲りもなく)結びつけて、最終的にはハードなスペキュレイティブ・フィクションにしたいと思います。ネタバレしてしまいますが、その推理の鍵として、文化人類学者マリノフスキの述べたことを、使おうと思います。
 いま、漠然と構想しているのはそういった話でございまして、もっと面白いアイディアが思いついたら、あっさりそっちの方に乗り換えてしまうでしょうが……。
 というわけで、ささやかな期待を寄せて、お待ち下さいませ。
 などと、自分の言いたい放題言ってしまいましたが、皆様、感想ありがとうございました。大変励みになりました!


[82] 銀杏の下で君を待つ Name:桂まゆ HOME Date:2010/09/30(木) 17:08 [ 返信 ]
あらすじ
それは、遠い昔の約束。その約束が果たされるまで、その人は永遠に待ち続ける。


ツッコミどころ満載な作品ですが、今の私にはこれが限界でした。どうぞ、辛口の感想をお願いします。


[84] RE:銀杏の下で君を待つ Name:84g HOME Date:2010/10/02(土) 21:48
限界というなら、『COCOON』だけやれば…禁句でしょうか。
若干、前に戻らないと判らないような表現はありましたが、
差し引いても縦でも横でも読めるバランスの良さはお見事。

公園作ったり、除霊したり、イマイチどれが見せ場なのかわからない感じ。
ラストを飾るならもっと博士を目立たせなければいけなかったように思います。
登場シーンだけで博士のキャラは成立しているんですが、
途中で色々な霊が出すぎて、読者としてどのキャラに注目して良いのかわからない。
なんか博士が眠ったといわれても、そこまで感慨もなかったというか。

減点もないが加点もない、そんな印象。
ソツなく仕上げるのは凄いんですが、
公園・お盆・博士のどれかひとつぐらいに注力して仕上げた方が好み。

[90] 自然回帰の「新しい科学」 Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/10/03(日) 21:09
 SFファンならば常識の格言だろうが、あえて紹介させて頂く。「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」。この作品を一読して筆者の頭に去来したのがこの言葉であった。

 この作品に描かれているのは現代科学から隔絶した科学である。いや、隔絶していないのかもしれないが、我々が“科学”と聞いて思い浮かぶものとは一線を画している。この姿勢には賛否両論あるだろうが、なんにせよこの作品に独特のカラーを与えることに成功している。
 そうして描かれるものが、我々が想像するような機械文明と、それに抗う主人公の姿であることに興味を覚える。平たく言ってしまえばこの作品は自然回帰を高らかに歌い上げた作品と言える。
 幽霊が見える事象も、公園を作るという行為も、銀杏の木が重要な役割を果たすのも、管理された機械文明へのアンチテーゼとして存在している。
 個人的には、現代科学の先にある反自然的な科学を否定し、自然と一体にある「新たな科学」を描き出した作品であるように思う。
 ただ、(この読みが正しいとして、という前提条件がつくが)従来の科学への描写があまりに薄い気がする。コントラストを効果的に見せるには両方を見せたほうが効果的ではないだろうか。

 と書かせては頂いたが、なかなか読後感のいい素敵な作品だった。それは恐らく、「人」を描こうとしたこの作者様の姿勢が筆者とシンクロしたからのみならず、描かれている光景に、人の心を衝く何かが隠されているからだろう。

 執筆お疲れさまでした。ではでは。

[94] 途中までは良かったのですよ Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/05(火) 13:21
こんにちは、拝読しました。感想です。

途中、中盤あたりまでは説明も均衡良くなされ、大変読み手に易しく柔軟に読み進められていました。ドクターという強引な性格も受け入れられ、笑いながら楽しく読ませて頂いていました。
やはり惜しむらくは中盤からです。時間が足りない、というのが仕方なかったとはいえ、勿体ないなあ…というのが読後。読後の印象でこちらも良いかダメかを判定してしまうので、残念ながらこちらの板に書かせて頂いています。
中盤以降になると会話体が増え、それまでの読むスピード感とは異なった感じをまず受けました。展開も急めいて頭で整理し切れず。ここでいう、読み手離れというやつでしょう、感動へと行きたい所が離れていった感じでした。全体に漂う、自然との共存共生あたりを使った優しい雰囲気は非常に良いのですが、最後片付けた感がとても邪魔になってしまい。ああ嫌ですね本当にこれは(汗)。
そんな感じで、最後まで同じ調子でじっくりきたかったなという点と、
せっかくのドクターという変人?ですが地味に終わったかな…という点くらいでしょうか。バリバリ科学的な話を求める方には向かないかもしれませんが、読み手のことを考え大変読み易い書き方をなさって、理屈っぽくなく、『物語』を書こうとしている点では、とても好感触を持っています。

というわけで、感想でした。企画作、おつかれ様です。
それでは、失礼しました。


[97] RE:銀杏の下で君を待つ Name:ハルアキ Date:2010/10/06(水) 17:30
作品読ませて頂きました。辛口感想を書いても良い場のようなので率直に言わせて頂きます。

全体的に設定が未熟な気がしました。或いは説明不足か。
幾つか気になった点をあげれば、先ずドクターがどうして機械を装着せねばならなかったのか。身に付けずとも作動させる事はいくらでも可能です。その説明が欲しかった。
なぜドクターは生き霊化したのか。銀杏に集う霊達を浄化させる事に執心していたのか。理由は分からないままでした。ドクターに待ち人が居るような台詞はありましたが、その事について何のエピソード展開も無かったのが残念です。理由の解明になったでしょうに。明らかな説明を避けたのだとしても、もっと事情を察せられるようなエピソードやシーンが欲しかったですね。ドクターの行動が動機不明のままで話を進めるには無理がありました。
またドクターの生き霊は川を渡ったのに何故、ドクターは生きていたのでしょうか。

指摘ばかりになりすいません。
時間が無かった為にこのような事になったのでしょう。事情はお察しします。ですが、読み手としましては自己完結した部分が余りに多く、読み難さを感じました。
もっと短時間でも書けるような設定になさったら宜しかったのでは無いでしょうか。


[98] RE:銀杏の下で君を待つ Name:三谷透子 Date:2010/10/06(水) 18:05
企画作お疲れさまでした。早速自分自身の事を棚に上げて感想を書かせて頂きます。

昨年同様独特の世界観を出される手腕には脱帽です。しかし、全編全てがツッコミどころなのではないか、と思わされる作品だと感じました。いくつかに絞って指摘させて頂きます。

第一にそもそも、幽霊とはどう定義されるのでしょう?人体を動かすエネルギーとかではないんですよね?というのは、この話には死霊と生き霊の両方が出ているからです。最後のオチから考えて、生き霊が肉体に戻らないまま肉体は動いてますよね?空想科学としてもそこの説明は欲しかった。そうでなくてはこれ、一歩間違えたらホラーです。

次。何故に銀杏周辺を公園にせねばならないのか。合理的なメガロポリスなら都市計画上公園は合理的に計画して作られている筈です。勿論雑木林も。呪いの大銀杏が在るが故に行政がその場を雑木林として放置したならばそこを公園として「都市」の為に開発する事は普通、勝手には出来ません。これは私有地でもそうです。そのかわり税金は安い筈です。このラボの場所は「地方」ではないようだから自治も及ばないでしょう。そこの説明が全くなかったのは気になります。

最後に何故に博士はこの場所にこだわったのか。彼女は何を待っていたのか。何故に彼女だけ生き霊となっていたのか。もし、彼女が生き霊でないとすると最早この話は成り立ちません。他の霊は死霊だったようなのでそこはきちんと説明しないといけない箇所でしょうが全く説明がありません。これはキャラ云々以前の話です。

ではでは
辛口掲示板なので率直な意見を述べさせて頂きました。お気を悪くなさらないで頂けると幸いです。


[103] RE:銀杏の下で君を待つ Name:招夏 Date:2010/10/07(木) 16:29
こんにちは〜拝読させていただきました。

辛口にする必要はないかもと思ったのですが、こちらにて失礼します。

まず、全体の印象をいうと、ホラー色が濃い作品だと思いました。霊とSF、馴染まないような馴染むような……もう少し、霊体についての科学的な説明があれば、もっと馴染んで、納得できたのかもしれません。少しシックスセンスに頼り過ぎていたような気はします。

ストーリー的には、それぞれのキャラが立っていて面白く、きちっと纏まっていて、読みやすかったです。

[114] RE:銀杏の下で君を待つ Name:石神航 Date:2010/10/10(日) 16:06
 想像するに、「突っ込まれるんじゃないか」と覚悟の上でこの設定なのだろう。霊だのエネルギーだの書いてある時点で、「これはSFなのか」と思わざるを得ないのが、この企画の読者だ。特に「なぜSFとして仕上げなければならなかったのか」という点においては、特にこだわりがあるというもの。理解した上で、ある程度突っ込みや重箱の隅突きはあってもおかしくないだろうと踏んで書いたはずだ。
 言い切ってしまえば、この舞台は未来である必要は無い。ドクターの機械の面も、シックスセンスという能力さえ、必要かと言われると首を傾げる。例えばこれが現代で、異能力者の話なのだと言われれば納得するだろう。つまり、それぞれの設定の意義が弱いのだ。
 シックスセンスに関して、せっかく前半でその効力を示したのだから、見えるから霊の世話をするという以外にも利用して欲しかったところ。例えばドクターがなぜ銀杏にこだわるのかと言うことに関してだって、彼女は科学者であるにもかかわらず、読者にしたら、てんでSF的でない発言しかしていない。ファンタジーなら、特に何の詮索もしないところだが、やはりSFとなると、どうしても理由付けが必要になるものだ。
 物語は優しさで包まれている。誰かのために生きようとする主人公や、人前で素顔を見せることすら拒む内弁慶なドクターのキャラクター描写の豊かさは、素晴らしいものだと思う。それだけに、なぜもっと書き込んでくれなかったのかと、それは時間との戦いであったとわかっていても思わざるを得ないのだ。こんな浅い物語ではなく、もっと深く丁寧にを期待する。


[127] RE:銀杏の下で君を待つ Name:藤咲一 Date:2010/10/14(木) 00:03
こちらではご無沙汰してます、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

スピリチュアルパワー、メイクアップ。
力と冠する物は、基本的に数値化できる。その中で未だ科学的に解明されていない部分であるのがスピリチュアルパワーですが。
そこに手をつけるのは面白い。ならば、もう少し理論を見せてみても良かったと思います。
あくまで科学的に、オカルトを表現する。それこそ現代科学と一線を画すくらいでも納得させれば、勝ちですよ。
さて、ストーリー的には好みの部類。読後も良い感じ。楽しませていただきました。
時間、締め切り、苦しまれた事でしょうが、上にも書きました理論展開、それと、博士の背景。ここら辺りは読みたかった。それが本音です。
で、更にもうひとつ。
主人公は、タクヤ? タクミ? どちらが正式採用でしょうかね?
入り混じってました。
すでに訂正されていたらすいません。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[191] 遅ればせながら、ありがとうございました。 Name:桂まゆ Date:2010/11/07(日) 23:20
感想掲示板のお礼レスを終えて、数日。
私は気がついた。
うわ、すっかり忘れてた! 自分が立てた辛口掲示板のお礼レス!!
こんな奴で申し訳ありません。他意はありません。当日、ちょっと眠たかった。だからすっかり忘れていた。それだけです。
読んでいただき、感想まで頂きありがとうございます。

通常板と同じくまとめレスにて失礼します。

「時間がなかったのであろう」「残念だ」「もっと深く描いてあれば」
そんな感想をもらった事に、一言。
買いかぶりすぎですって。時間あったら、もっと無茶苦茶な話を書いてますって。
はい。もっと無茶苦茶な話を書きたかったのです。
でも、無茶する余裕がありませんでした。
「理論を」「説明を」
すみません。無茶苦茶な話なので、理論や説明より勢いを重視して書いてしまいました。
その勢いが「こ、このままでは広げた風呂敷の中身が片づかなくなる」という恐怖感に負けてしまったのは、自分でも非常に残念に思っております。
お店広げるのって、すごく勇気が居るのです。だって相手は海のもんとも山のもんとも解らない幽霊なのですから。

もっと、無茶をしたかったけれど。
確かにその時、これ以上無茶は出来ないと思った自分がおりました。
そこを無理矢理、力業で自分の好みの世界にたたき込んだかも知れません。
でも。
あえて挑戦したかった。
そんな作品でしたが、皆様の意見をお聞きして、自分の勝手な暴走だったかも知れないなと反省致しました。

ありがとうございました。


[99] 【感想板より強制移動用】「開拓者の叫び」 Name:空想科学祭実行委員会 HOME Date:2010/10/06(水) 19:40 [ 返信 ]
【題名】開拓者の叫び
【あらすじ】
地球では生活できなりつつある人類を救うべく、人類は他惑星へ植民を始めた。だが、惑星に降り立つと同時に攻撃を受ける羽目になる。俺たちは、彼らが何者か、どうしてここにいるかを知らずに立ち向かうことになる。
【名前】尚文産商堂
【区分】短編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n7805n/

※感想板からの強制移動用です。
 作者の希望で立てられたスレッドではありませんので、以下への書込はご遠慮ください。

[100] 【感想板より強制移動】 Name:石神航 Date:2010/10/06(水) 19:41
 読了感は、その小説の全てのイメージを一瞬で変える。例え途中途中面白くても、オチがイマイチであれば、全てが面白くないように思えてしまうし、初めは淡々としていても、最後に盛り上がりを見せれば面白い話だと思われる。語り口というのも、読了感を決定させる事項の一つで、スラスラと読ませてくれる、のめり込ませてくれるものはとかく評価が高い。
 さて今作は。読了後、首を捻った。物語の筋やアイディアは決して悪くないのに、なぜすっきりしないのか。「読まされているという感覚」を、読者が感じてしまうことがその一因ではないかと私は考える。
 自然と作品の世界へ入っていくような語りではなく、淡々と文を繋げているだけでは、読者に情景は伝わらない。広大な宇宙で未知の惑星に遭遇し、未知の生命体と……どこかで見た筋書きではあるが、書き方によってはもっと面白い話になるに違いない。一つ一つの事柄を丁寧にという言葉をはき違えているかのように、軍隊の号令やら指示はきちんと羅列するのに、読者が最も知りたいであろう景色や登場人物の心の動きに関して、なぜか語りが少ない。この状態では、自然に話の中に入っていくどころか、読み進めようかどうか迷い、やめてしまう人を多くしてしまうだけだ。
 特に気になったのは、先に一部例を挙げたが、艦長である主人公が指示を出したり、部下を集めたりするような「行動」を漏らさず書き過ぎているところ。地の文の書き方によってはすっきり纏められるような所を広げて書いて、それでいて場面と場面の移り変わりは行間のみという、何ともあっさりとしたところも合わせて気になる。その一つ一つが大切な出来事であるならば、いくらでも丁寧に書いていただきたいが、読者の心情としては、物語の本筋にさほど影響の与えないことに関してはサラッと済ませて欲しいのだ。
 こうした書き方は、後半の見せ場であろう生命体との格闘を、霞ませてしまっている。山場であるにもかかわらず、その箇所に費やしている文字数が異常に少ないことからも、それは窺えるはずだ。なぜ、物語の中心である部分に比重を置かないのか。なぜ、本当に見せたいはずのところが読者に伝わらないのか。
 要するに、「何を描きたいのか」という情熱が不足しているように思えてならないのだ。
 本当に読ませたいのは、細かな軍隊の動きなどではないはずだ。誰がいつどこで誰に指令を出しただとか、形式的な言葉のやりとりがどうだとか、そんなことを書きたいのではないはずだ。
 読了後、淡々としたやりとりのみが心に残るのが残念でならない。書きたいという気持ちはあるようなので、一人の読者として思ったまま書き連ねた。心には刺さるだろうが、物語を書き続けたいと思うなら、是非、心動かすようなものを書こうという気持ちも大きくして欲しい。 


[150] 見た目と中身 Name:栖坂月 Date:2010/10/18(月) 19:41
三作読ませていただきましたので、まずはこちらに感想を追加しようかと思います。
一通り読ませてもらった中で、テーマやら筋やらという意味から最も興味を惹かれたのは本作でした。内容に工夫も見られ、話をひっくり返そうという意欲も感じます。あらすじ、あるいは原作ということでなら、化けるかもしれないなという可能性を感じました。
問題なのは見せ方ですよね。正直に申しまして、余計かなと思われるシーンが多かったように感じられます。あくまで個人的にですが、掌編の作品を短編にしてこちらを掌編にした方がバランス的には良かったように思えます。演出という面だけでは片付けきれない部分が散見されたのはマイナスだったと言えるでしょう。削れるところを思い切って削るだけでも、ずいぶんと濃い作品に見えたようにも思えましたから。
淡々と書く、あるいは読ませる手法自体は間違っていないと思います。そういうものを好む読者もいるでしょうし、作者様の趣味もあります。しかしそれならばそれで、淡々としているからこそ良いという何かが欲しいと思うのですよ。それが色であり武器であり自信に繋がって行くと思います。
自分を見直すって大変なことですけど、真剣に向き合ってみて下さい。
ま、私も人のことは言えませんがね(笑)


[190] ありがとうございます! Name:尚文産商堂 Date:2010/11/07(日) 23:08
感想を付けてくださって、誠にありがとうございます。

私が今回書かせていただいた3作とも、シナリオや人物はいい。問題は書き方だ。ということを、作者は感想を俯瞰して感じました。
手探りながらも、それぞれの作品を深く読み、どのように書いていったほうがいいのか、どうすれば自分の思いがかけ切れるのかというのを研究していきたいと考えています。

これからも、どうかよろしくお願いいたします。

[169] 【感想板より強制移動用】 「地球〜火星航路」 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/11/01(月) 00:40 [ 返信 ]
【題名】地球〜火星航路
【あらすじ】
地球が抱えることができる人口をはるかに超した時、人類は月と火星を目指した。月に公休基地を建設し終わると、残る目標である火星に誰もが目指した。そして火星は、各国の植民領が点在するようになった。皇紀2860年、地球日本皇国領から物資や人を運ぶことを中核事業としているエル社は、地球ー火星間航路を、片道3〜4か月の予定で毎月運行していた。
【名前】尚文産商堂
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n0537o/

※感想板からの強制移動用です。
 作者の希望で立てられたスレッドではありませんので、以下への書込はご遠慮ください。


[170] 【感想板より強制移動】 Name:石神航 Date:2010/11/01(月) 00:40
 三作読み終え感じたことは、どれもシナリオから脱却できなかったということだろうか。アイディアとしては悪くないのだが、それを思うように形に出来ていない。
 起承転結というごくごく当たり前のことが、上手く機能しないのだ。これは、思うに平淡で単調な文章と、主題のないストーリーが原因ではないかと。
 例えば、ここは読まなくてはならないと、読者が惹き付けられるようなポイントが見受けられない。こう書いてしまえば、なんと冷たい奴だな石神はと怒鳴られそうだが、どこまでいったら話の山場になるのだろうと文字を追っているうちに終わってしまった。見せ場は、山場でなければならないと思うのだ。ここを見せたいから書いているという、力強さが感じられない。これは、物語にとっても不幸なことではないか。
 思うに、ひとつの事柄だけ順を追っていく書き方を続けていては、恐らくこの平坦さからは抜けることは出来ない。ひとつの物語の中に二つ以上の問題を絡ませる手法があるが、それを試してみたら如何だろうか。
 何度も言うが、アイディアは悪くないと思うのだ。何が足りないと言えば、やはり、書き方の問題なのであろうなぁ。数多く執筆されているのであれば、どうしたら山場を作れるか、どうすればキャラが引き立つのかなど、自分なりの感触を持っていてもおかしくはないと思うのだが、一つの物語についてどの程度力を込めて書いているのか、一人の読者として首を傾げる自体であるのが何とも虚しい限りだ。


[189] ありがとうございます! Name:尚文産商堂 Date:2010/11/07(日) 22:53
このような作品に感想を付けてくださってありがとうございます。

自分の力量不足を、ひしひしと感じる3作となってしまいました。
シナリオを重視をするあまりに、他のことがおろそかになってしまったという内容が、多かったような気がします。

これからも、よろしくお願いいたします。

[3] 新人類 Name:尚文産商堂 HOME Date:2010/09/01(水) 00:22 [ 返信 ]
あらすじ:俺達は、兵士をつくっていた。だが、創り上げたのは一人の少女だった。彼女にその事実を隠し続け、俺は彼女を育て上げることにした。兵士としてではなく、一人の女性として

一言:後学のため、よろしくお願いします。

[9] RE:新人類 Name:84g Date:2010/09/01(水) 19:53
キャラクターの動きに違和感。
普通の刑事は個人で動くものでもないので、その警察官個人を消失させても時既に遅し。
そのことに気が付かずに愛が消している点から、愛の短絡思考、という表現になってしまっている。
そういう短絡思考キャラが5年間も人を消さなかったのか? と疑問ですね。
上記の理由から証拠隠滅として車を移動させるのもさほど意味がありませんし。

そして、警察にしてみても動きが遅すぎる。
同僚が容疑者のところに行ったきり帰ってきてないで、一週間+二日もなにもせずというのは日和見過ぎるのでは。
あと、機動隊まで出張る事態で、インターフォンは鳴らさないんじゃないかな、と思うのですが。
危険物扱いされているということですし、それでインターフォン=奇襲作戦の放棄、ということになるので、相手に考える猶予をあたえることに。

そして、
「そのことと全く同じ方法で、本日、ある家が焼かれました。一つ違っていたのは、あなたが病院に担ぎ込まれてから1時間ほどした時に起こったこと。つまり、あなたは無関係です」
このセリフも理解に苦しみます。
放火の手法はそう多いものでもないし、模倣犯というのも居る。
5年も経ってから『同一犯の犯行』と決めるのも無理がありますし、それで『アリバイがあるからアンタは無罪』も暴論でしょう。
というか、冒頭で記された『床一面にガソリンをまき〜〜』という手法は、内部の人間で無いと難しい手法だと思うのですが。


>愛を育てていくうちに、それでいいんだろうかと自問するようになってきた。だから、俺は愛をつれて帰ってきた。
研究だったらすぐに発表したほうが利潤があがりますし、そこまで間を置かないかと推察します。
そして、その少ない間で『情が移った』っていうのはありえないとは言いませんが、感情移入はできません。


SFとしてなら、愛がどうやって人を消すのかといった説明も欲しいですね。
ただ消しましたと言うだけなら魔法の類ですし、空想科学的な説明を求めたい。
オチやキャラクター、ストーリーがミュータントモノとしては普通すぎるのも個人的にマイナス。


総評としては、全体を通して『作者の都合と視点』でキャラを動かしてしまった印象があります。
もっとキャラクター個人の状況と目的意識をしっかりもち、その上でちゃんと行動させると良いのではないかな、と。
そして、もっとも気になったのは5年という経過。
作劇の上で全く必要を感じず、むしろ逆効果に感じました。
愛の性格からして、5年経って初めて人を消したというのも違和感が有りますし。
それに5年も経ってから捜査の手が及ぶというのもありえなくはないが、不自然です。
安易に時間経過と場面転換を繰り返しすぎて、その都度に緊迫感を薄れさせている印象。
仮定の話になりますが、俺だったらこれは全て1日の間に起きた出来事としても表現しますね。



あと誤字指摘とか。
服の上からはいた肘まである白い手袋をつけたままで
>調べると、手袋は付ける、着る、はめる、だそうです。 穿くは下半身関連だけ。

愛が出て言ったままになっているかと思ったが
>いった、が誤変換。

ぜんぜん出会っていないし、
>一般的に、出会うというのは初対面に使う。

[14] RE:新人類 Name:招夏 Date:2010/09/02(木) 15:49
少し辛口になりそうな予感がするので、こちらにお邪魔します。

こんにちは〜
拝読させていただきました。
錬金術のホムンクルスを連想させる作品ですね。

結局、愛はどうすることを選択したんでしょうか。やっぱり時効待ち?気に入らなければ殺してしまうというところ辺りが、少し後味が悪かった気がします。

それから、

>愛を育てていくうちに、それでいいんだろうかと自問するようになってきた。だから、俺は愛をつれて帰ってきた

という場面、
愛を連れて帰ったのは、友人を殺した直後だと思うんですが、いつ心変わりをしたんでしょうか?一日二日育てたくらいじゃ、愛情は湧かないと思うのですが……

[20] RE:新人類 Name:一二三四 Date:2010/09/03(金) 00:25
 読みましたので感想をば。
 この話をこれだけの尺で書こうとするから無理が出るのではないかと思います。最初のシーンから次に五年月日が飛んで、それから急展開。警官が殺されて娘が殺して娘のおかげで罪が不問になって……。正直な話感情移入とかそれ以前にあらすじを読まされているだけのようで、なんとも云えない感じです。
 既出ですが無罪になるのは暴論かと。Z機関が生きていて、根回ししているならばまだ理解できたでしょうが。
 それと兵士を作ることに成功した段階で人権云々というのもおかしな話です。小説は現実味があれば良いというものでもありませんが、せめて作中での正当性が示されないことには、価値基準を現実に置くより他ないために無理のある設定に見えます。
 Z機関、軍の研究、大時代的な設定が盛りだくさんなだけに終わり方も『取り敢えず』という風に見えてしまって残念でした。
 ではでは乱文悪文失礼失礼しましたm(__)m


[22] RE:新人類 Name:石神航 Date:2010/09/03(金) 11:02
 新たな生命の生成、そして科学者と実験体の末路という筋書きには既視感があるが、それ以上に今作で問題なのは、他のレビュアーからの指摘通り、ご都合主義敵展開が過ぎることであろう。納得のいく展開がどこにもないのは、読んでいて辛いものだ。
 液体から人体を生成するアイディアはまあまあ面白いが、どうも思いついたまま文を重ねたに過ぎぬような気がする。表面上でストーリーを繋げるばかりで、肝心の中身がない。
 一体何を訴えたくてこの話を書いたのか。アイディアの公開媒体として小説という形式をとっているだけだとしても、せめて登場人物への感情移入が出来る程度まで、心理描写を入れていただきたいものだ。今の状態では、一人称の利点が全く生かされていない。
 まるでレポートを読まされているかのような感覚だった。
 不要な接続詞が多かったり、あちこち頭を捻るような表現があったりと、推敲も足りない印象。他レビュアーも指摘しているが、この内容でこの長さは、無理がある。
 特に気になったのは、人間として育てられてきた愛の心の動きのぎこちなさだ。自分の存在が何かを知ったとき、単純に受け容れ可能だろうか。実は非嫡出子であったというだけでも、精神的に立ち直れない人もいるのに、愛の反応は不可解だ。兵士として生まれたから、その力で邪魔な存在を消し、父親を守る? 筋書きとしては綺麗かも知れないが、現実味のない書かれ方が、更なる違和感を生み出している。
 せめて少しでも調べ物をしてから書く、登場人物の心の変化を抜き出して考えるなど、違和感を取り除く方法はいくらでもあるはずだ。単純に文章を連ねるのではなく、読者がどんな読了感を求めているかまでわかるようになれば、ぐっといい話を書けるようになると思うのだが、難しいだろうか。
 ここから先は余談である。主人公や警官のフルネームなど要らない。物語に直接響くのでなければ、短編での名乗りは不要だと、個人的に思う。


[28] 【感想板より強制移動】読者意識を Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/04(土) 22:42
恐らく辛口版の方に評が集まってしまいそうなのと、それだと辛口を全く見ない方の参考にならないので、こちらで感想です。

辛口板の方の指摘と重複してしまいますが、執筆中と読み返した時の温度差というものがあります。だから必ず推敲は何十回でも必要です。
何となくですが、作者様は長文書きというより短文書きといった印象が過去作を少し拝見してみると、あります。文章で書こうものなら、文章と文章の繋ぎや「流れ」「間」といったものが不可欠で、書き込まなければ読者側は想像できずもしくは移入できずついていけません。短文による視覚効果を狙うのか、長文による情趣効果を狙うのか。どっちつかずがひとつ失敗してるのではないかあと思います。それはストーリー内容にも言えることで、決して内容的には悪くはないのですが、何処を一番に表現したいのか解らず納得は読後でできないといったマイナス感触。心情面を出したいのなら、終始明らかに書き込み不足。これをベースに、骨とするなら肉や皮のついたのを読みたいですね。おおまかにですが、以上が感想です。

それでは。


[31] 【感想板より強制移動】成長と進歩 Name:栖坂月 Date:2010/09/04(土) 22:55
作品と共に他の方々の感想も読ませていただきました。尚文さん自身も感じている部分はあろうかと思いますし、私が同じ言葉を重ねることに意味は感じません。今は少し腹立たしいと感じられることもあろうかと思いますが、一つ一つ受け取って自身の糧としてください。
で、あえてこちらに書いた私の申し上げたいことは、この一年の変化です。正直、去年の設定をベースにして話を作ってきたらちょっとなーなどと思っていたのですが、アイデアを一から作って向き合ったことは一つの進歩だと思います。もっと腰を据えて、書き急ぐことを自戒できるようになれば、作品は自然と形を変えていくだろうと感じました。
私は小説と向き合う時、他人の用意した回答を頼らないようにしています。もちろん参考にすることはありますが、その世界でそのキャラが掴み取る答えは、その場限りのことだと思うからです。この作品において『愛』が何を求めて何を得たのかがハッキリ見えていれば、印象の違った作品になっていたように思います。
すんません。結局ちょっと辛口になってしまったかもしれません。でも前を向いて進んでいることは、この作品から読み取れました。次の作品に期待させていただきます。


[51] RE:新人類 Name:藤咲一 Date:2010/09/16(木) 21:05
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

設定が面白いですね。
無から人を作り出す。それも科学の力で。
SFとしても期待せざるを得ない設定でした。
しかし、惜しむらくはその見せ方。
見せていただいた世界を、ただ撫ぜるだけ、その様なイメージがありました。
全くの空想世界とするならば、説明が足りませんし。
現代の延長とするならば、違和感があります。
周囲の状況、行動などの事です。
その接合部分をもっと描写によって、セリフによって、滑らかに接合されれば、SFとして、世界を形成できると思いますし、厚みが増すのではないかと思います。
また、合理性と納得のライン。
主観的な登場人物の背景がわかれば、どういった行動などを取るか、想像し、人称の共感へ繋がるでしょうし、愛との別れや、その後など、印象深い物になるのではと思いました。
といっても、自分の事は棚に上げている私ですから、適当にスルーしておいてください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[70] 見せたいもの、見せなくてはならないもの Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/09/20(月) 10:27
小説を一度でもお書きになられた方にならご理解いただけると思うが、小説を書く際には「あの光景を描きたい!」というパッションが強い執筆動機になることが多い。その光景をいかにイメージ通り描き出すかが小説家の腕の見せ所なのである。

なぜこんな話を枕にしたのかというと、この作品は良くも悪くもそのパッションが前面に出過ぎていると感じたからだ。

この作品において核となるもの(=作者様が一番描きたかったもの)は主人公と愛との別れだろう。創造主(親)を守るために身を挺し戦う人造人間・愛。この作品を見渡した時、主人公と愛の別れのシーンは印象的かつ鮮やかに描き出されている。それは純然たる事実だ。
だが、“一番書きたいもの”にまで到達するまでに、色々と無理がある。設定が詰められていない印象がある。
筆者が感じたのは「時効」に関する扱いだ。
この作品においてキャラクターたちには日本人の名前がつけられており、愛を生み出す過程でのオーバーテクノロジー以外には現代とさして変わらない生活レベルが描かれている。この作品は近未来の日本であることが示唆されているのだが、現実には2010年の刑事訴訟法の改正によって殺人罪に対する時効そのものが撤廃されている。つまり、(もしもこの作品世界が近未来の日本だというのなら)愛の「25年後」という約束に意味がなくなってしまうのである。

見せたいもの、この部分に関して筆者は何も言うことはない。ただ、見せたいものを魅力的に見せるためには、読者側に“見せなくてはならないもの”がある。もう少し“見せなくてはならないもの”に拘れば、もっとすばらしい作品になったことだろう。


好き勝手申しまして、申し訳ありません。


[112] RE:新人類 Name:桂まゆ Date:2010/10/10(日) 12:59
お久しぶりです。
腐った物書き、桂です。
作品を拝読致しましたので、簡単な感想を綴らせて頂きます。

作者様が描きたかったのは、「科学者である主人公とその主人公によって造られた生命体」の物語であると思いました。
その上で、違和感を覚えるのが主人公の行動。
自分が罪を犯していることをわきまえた上で、名前も変えずに(人工生命体を養子縁組みをして)普通に生活をしている。
また、人工生命体である「愛」が「兵器」として目覚めた後も、今までと同じ日常があると信じている(とは描かれていませんが、そのように見えました)。
その姿は「科学者」でも、まして「父親」でもない。
何故、「愛」を守ろうとしないのか、と。
「娘」を愛する「父親」を描く。今の作者様には難しいかもしれませんが、いつか描いて頂きたいと思いました。

以上、そんな人間ドラマを見たかったと思ったのは、私の勝手な願望でした。

好き勝手書いてしまい、申し訳ありません。
これからも、がんばって下さい。

[130] RE:新人類 Name:ハセガワハルカ Date:2010/10/15(金) 14:50
 も っ た い な い
 それが、読後に強く残った印象でした。ハセガワハルカです。
 設定、登場人物。ともに非常に好感が持てる要素でした。文章の方も良い意味で淡々とした表現で、読み手を引きこむことに成功していると思います。
 だがしかし、ストーリーが……。
 主人公は結局何がしたかったのか。警察、いくらなんでも無能過ぎないか? 
 しかしそんなことは些細なこと。もっとも残念だったのは、終始なにがしたかったのかわからないストーリー構成です。ブレにブレまくる主人公。
 こう、テレビをつけて、たまたまやっていたドラマを途中から見せられ、しかもエンディングを見ないでテレビを消されてしまった気分です。
 つまり消化不良。
 オチはまとまっているように見えて、実は投げっぱなしなんですよね。彼ら個人になんらかの目的があったわけではないように見えるので、結局ストーリーの主旨がなにひとつ明かされないまま終わってしまったという印象です。
 色々書きましたが、これ意図的に曲解して、愛ちゃんの心情を無理やり脳内保管しながら読めば、何とか楽しめました。愛ちゃん可愛いよ愛ちゃん。いまのところ、今企画の中で最も気に入ったキャラクターです。

 勝手に主題歌「さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜」(MELL)


[167] RE:新人類 Name:武倉悠樹 Date:2010/10/31(日) 19:16
些か悩んだけれども、やはりこちらに感想を残させていただきます。

描きたかったのだろうなと思われる主題に対しては非常に魅力的に感じるのですが、その主題の魅力を存分に引き出せていたのか、と考えるとどうしても首を傾げざるを得ないといった印象でした。

SF、というジャンルに限った事ではないですが、現実じゃない世界を描く類のジャンルでは世界観を作る事が非常に難しいと思います。ですが、それ以上に難しいのはそういって逸脱した世界に人というものを軟着陸させ、さらにはそういったカルチャーギャップのある登場人物たちと読者をいかにシンクロさせていくかだと思います。

そういった難しさに果敢に挑んだという意欲作ではあったと思います。

もう少し時間と慎重さを割いてあげて欲しかった惜しい作品だと思います。

偉そうに申し訳ありませんが忌憚のない意見を述べさせていただきました。

執筆お疲れ様でした。

[188] ありがとうございます! Name:尚文産商堂 Date:2010/11/07(日) 22:41
このようなさまざまな感想を残していただき、誠にありがとうございます。

人造人間という概念と、今の科学を組み合わせて自己流のSF作品を作ってみました。が、まだまだ自分の力量は足りていないということを痛感しました。
また来年、あれば挑戦をしてみたいと考えています。

それぞれの感想に個別レスをつけることはいたしませんが、すべての感想は目を通しており、すべてが私のこれからの糧になっている事は、間違いないと思います。

これからもどうかよろしくお願いいたします。

[4] セイギのミカタ Name:藤咲一 HOME Date:2010/09/01(水) 01:47 [ 返信 ]
あらすじ
 ある日突然、人生の迷える子羊――つまり俺のところに、白い美女が訪ねてきた。
 彼女の上目づかいは凶器――「お時間、ありますか?」
 彼女のおねだりは凶器――「わたしを助けて……」
 彼女の言葉は凶器――「無理矢理……、だったわ……」
 そんな彼女に手を引かれ、俺が辿りついた先にあったモノとは……?
 オマージュに塗れて純SFとは言い難いおっさんホイホイ。
 さぁて、あなたはいくつわかるかな?
 って、若い人も普通に楽しんで行って下さい。たぶん楽しめます(当人非)。
 ※注意:過分にオマージュが含まれています。お読みになる際は、用法用量をお間違えのないようにお気を付け下さい。

 はじめまして藤咲一です。
 もしよろしければ、本作品について、厳しい意見をください。批判、批評、私の肥えです。
 できれば、どうしてそう感じたのかの理由をお聞かせいただければ、今後の参考にもなりますので、どうぞよろしくお願いします。


[10] RE:セイギのミカタ Name:84g Date:2010/09/01(水) 19:54
面白かったです。 見事なまでのギャグのキレ。
神の見得ざる手や、その他必殺技などにもオマージュが含まれており、テンポ良く読めました。


イチャモンつけるなら、最後の『実は悪の組織だったのだ!』が中途半端な気がしました。
空気の読める人間なら『死刑宣告』の辺りでその展開が読めますし、もっと正義らしい言い回しをしないと読まれる。
かといって、悪の怪人軍団という前提を崩さないならば、変身しないのは主人公などが引っ掛かる。
変身しないのはヒーローとしては珍しくありませんが、悪の怪人としてはスタンダードではないわけで。

つまり、展開を読ませたくないならもっと正義の味方っぽい演出が必要だったと思いますし、
逆に悪の秘密結社というアピールをしたかったなら、中途半端な正義っぽさは排除すべきだったと思います。


あと定義に付いては色々あるので一概に言えませんが、これはSFなんでしょうか?
そもそも、オマージュ対象の中でも、SF扱いされているのは、ギリギリでネコ型と元祖リアルロボくらい。

メインとなっているマスクドライダーはSFとしては、かなり黒に近いグレーですし、聖なる星の矢の方はもう真っ黒なわけで。
オマージュコメディにするにしても、もっとSFらしい作品からの参戦を多くすべきではないかな、と思うのですが。


総評としては、SF小説書きとしての藤咲一さんの拘りが見えなかった作品。
走りきれるだけの技量は素晴らしいのですが、ギャグだけで走りきってしまったという結論で終ってしまう作品。
正義と悪の論評にしてみても、どのヒーロー作品のオマージュか分からないくらいの普通の善悪論ですし。
ヒーローのパロディというのも、既に珍しいとはいえませんしね。
欲を言わせてもらえるなら、オマージュのなかにもオリジナリティが欲しいです。

[36] RE:セイギのミカタ Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/09/05(日) 16:50
非常に面白い。
読んでいてつっかえるところがない。基本的には始終高いテンションで繰り広げられる話にあって、読者を置いてけぼりにしない筆力には羨望を覚える。これは、どこかアクが強く、かつ常識人的な主人公“俺”の一人称語りが寄与している部分が大きいだろう。
コメディ作に整合性を求めるのはナンセンスだ。コメディの面白さは常に“笑えるかどうか”にあり、整合性は二の次三の次、問題にされない場合さえもある。コメディは畢竟、面白いもの勝ちなのだ。その点においてこの作品は立派なコメディ作である。面白いのである。

ただ、個人的にはコメディ部分での物足りなさを感じた。
今回この作品の核を為すコメディ手法は紛れもなくパロディだ。説明するまでもなく、パロディとは既に存在する創作物を敷衍して笑いを誘う方法論のことだ。このパロディという方法論には常に危険が付きまとう。元ネタを知らない読者にはさっぱり意味のわからない物になってしまうという危惧だ。
いや、この作品が元ネタが分からないと面白くない作品とは言わない。作者様はそれを回避するべく色々な手を打っていて、事実それが成功している。筆者が指摘したいのはむしろ逆だ。
パロディ味が薄い気がするのだ。
確かにパロディの材は色々なところから取られている。だが、あまりマニアックなところまでネタが掘られていない。個人的には、パロディの面白さは内輪笑いだと思っている。元ネタを知らない方がキョトンとしている横で、詳しい方が大笑いするような、そういうディープさが希薄だったように思える。

もちろん、これは筆者の勝手な言葉であり、笑い飛ばして頂ければそれでいい類の話である。なんにせよ、この作品が面白かったことには変わりはない。


ご執筆、お疲れさまでした。辛口失礼いたしました。

[153] RE:セイギのミカタ Name:桂まゆ Date:2010/10/21(木) 00:09
こんばんは。作品を拝読いたしましたので、簡単な感想を。

先ず、最初に思ったのは。
「卑怯やん」。
失礼しました。
オマージュとの事なので、意識して読みましたが、最初に思ったのが「ずるい」とか「卑怯」とかで。
なっていませんね、これは。
読んで楽しい。それはとても大切な事だと思います。
なので、この作品はとても楽しんで読み進めて行くことが出来ました。本当に、面白かった。
で、何が卑怯なのかというと……「絶対にあらがえない必殺技」。
お約束ですね。お約束なのです。
だから、「ずるい」と……。
もちろん、作者様はそれを狙っての事だとは思います。
だから、あえてこちらに「ずるい」とか「卑怯」だとか書きました。
終始、楽しい雰囲気で読み進める事が出来ました。お疲れさまでした。

[187] RE:セイギのミカタ Name:藤咲一 Date:2010/11/07(日) 03:03
読んでいただき、また、感想まで皆様ありがとうございました。藤咲一です。
辛口掲示板ですので、良いと書かれた事は嬉しく思いながらも言葉少なめ、指摘ツッコミに対しコメントを割きます。
それでは変身、ではなく、返信を……

>84g様
面白かったと言っていただき嬉しいです。
>実は悪の組織だったのだ
 確かに弱いですね。
 勧善懲悪。それを書いた訳ではないにしろ、見せ方にもっと工夫さえすれば、可能だったはず。精進します。
>SFか?
 主観で今作を定義するならライトライトライトSFくらいの位置付けですかね。
 空想科学をあっさりと。そのギリギリラインがこのあたりかなと。
>善悪論
 オマージュの元ネタとするなら、ファーストガンダムから逆襲のシャアまで。その連邦とジオンが元ネタです。シャアでも同じことかもしれませんけれど。
>オマージュの中にもオリジナリティ
 ですね。これはこれからコメディを書く際の目標としていこうと思います。

>独行道アマチュア戯作者様
面白いと言っていただき嬉しいです。
>物足りなさ
 実は、企画前、チラリと下読みした人が同じ事を言っていました。
 マグネットコーティングをさらっと流さずにもっと突っ込んで書いちゃいなよyou。
 なんて、まあ、それを黙殺した結果がこれ。な、わけですが。
 できれば、そういった追加文章で流れを緩やかにしたくなかったというのが本音です。
 どれだけの人が知っているのか。わかってくれるのか。の危惧は、幅広くばらまいた事と、あらすじでの布石で解消を図ってます。
 けれど、深く掘り下げるかどうか。それを文章にするかどうか。ばらまいた量が量だけに、難しい選択でした。
 そこで選択したのは、入口だけわかってもらえるかどうかでいいか。でした。
 割り切ってしまえば良かったのでしょうか、割り切れず。行き切ってしまうほどの強さがあれば、また違った物になっていたかもしれませんね。
 個人的な作品を書く際は、もっとぶっ飛んだコメディなりパロディなりを書けるよう頑張りたいと思います。

>桂まゆ様
面白いと言っていただき嬉しいです。
>卑怯やん
 はい。卑怯なのです。今作において卑怯は褒め言葉です。
 卑怯で構成、卑怯で肉付け。そして作者が一番卑怯。
 そんな私が生み出したおっさんこと小山内博士はガンダムが好き。
 もちろん、戦いは常に二手三手先を読むものだと認識し、必殺技を四十八個も考えた訳です。それもとんでも科学で滅茶苦茶な必殺技を。
 そして行き着くお約束。
 私の好きな展開なので、もう、言い訳はできません。
 すいません。卑怯まみれでした。

と、以上でこちらの感想板への返信を終わります。
感想を書いて下さった皆様。書くに至らずとも読んで下さった皆様。この度は本当にありがとうございました。
作中でニヤリを共有された方々には私の一方的な愛を送り、閉めの言葉とさせていただきます。
藤咲一でした。


[117] 時をかけるミス助手 Name:狩人二乗 HOME Date:2010/10/10(日) 23:15 [ 返信 ]
未来にも過去にも行けるタイムマシーンを開発した博士が私に課した命令は、『博士が患っている不治の病を治す方法を探し出す』こと。色々ともやもやした状態で、それでも私は博士の命令通りに未来へ行きましたが、そこは私の想像した輝かしい場所ではありませんでした。そして、そこには小さな男の子が一人、佇んでいたのです。

今更ですが、こちらにも載せさせてもらいます。正直辛口感想が怖いのですが、空想科学祭に参加するならこちらにも載せた方が自分の為になるかなと思いました。作中でぼやいていますが、気にせずに叩いてやってください

[121] RE:時をかけるミス助手 Name:84g HOME Date:2010/10/13(水) 21:13
ノリが昔にハマったJAVAのRPGゲームに似てる。
だからどうした、という次元ですが、とにかくハマれるぐらい感覚が合っているってこと。
ネタの大半は判ってしまい、笑いのツボは正確に捉えられた感、笑わせていただきました。

普通掲示板ならこれで終ってもいいぐらい楽しませてもらったんですが、
せっかく辛口板なので、言いたいことはまるごと言っていく方向で。

ギャグは面白かったんですが、メインストーリーのパワーが格段に見劣る。
単にギャグを挟むための基盤にしてしまっているかな、と。
オチが読めるというか、もう古典的テンプレートの話でしたし。

さらに溶け合っていないというか、シリアスとギャグのシーンがバラバラ。
せっかくボケるなら、シリアスな状況も利用してギャグって欲しかった。
具体的に場所を指定するなら、少年の身の上話の部分とか。
ここでいきなり大して作りこまれてないようなシリアス設定で、少々肩透かし。

ギャグの調子が同じで、後半は息切れ気味。
第一章の時点で手法は全て出尽くし、残っているのはありきたりなストーリーと繰り返しのギャグのみ。
もうちょっと、最後につける飾りが欲しい。

[157] RE:時をかけるミス助手 Name:藤咲一 Date:2010/10/22(金) 23:29
はじめまして、と書いてしまいそうになりましたが、作中の「ヒーローがいるのに平和な町」により思い出しました。お久しぶりです。藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

文字だけを追ってしまうと、とんでもないものであるけれど、トータルで見れば納得。
一貫している。ハイテンションを覆させない。
その裏に見える部分も、適度で良かったですね。
あとがきでは文章作法とか書かれていましたが、コメディでまず必要なのは、作者が思い描いた面白いモノを、同じ文章で楽しい空気ごと、読者に伝える事だと思ってます。
ですから、文章作法も大切ですが、それを逸脱したっていいと思いますよ。逸脱しなくては伝わらない事もあるでしょうからね。
まあ、好き嫌いははっきりするでしょうが……。
それも見越していたなら潔い。西尾維新と同じ匂いがします。
それにしても、まさかあとがきで私と同じような文言を見るとは思いませんでした。これってデジャヴ? ですよ。ホント。
だもんで、誤字脱字。
PDFで見た所の8ページ
>捩曲げる
じ抜け
同15ページ
>間違いありませ。
ん。
他にあった気もしますが、ひかえてませんでした。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[186] 感想&評価ありがとうございました。 Name:狩人二乗 Date:2010/11/07(日) 00:50
辛口専用版の方での感想&評価ありがとうございました。

>84gさん

>ネタの大半は判ってしまい、笑いのツボは正確に捉えられた感、笑わせていただきました。
自分のキャラの暴走で笑っていただけてなによりです。

>ギャグは面白かったんですが、メインストーリーのパワーが格段に見劣る。
>単にギャグを挟むための基盤にしてしまっているかな、と。
>オチが読めるというか、もう古典的テンプレートの話でしたし。
すいません、まさにおっしゃる通りです。もう本当にこの作品はテンプレ感だけでなりたってます。オチだけ真剣にかんがえたのですが、そのオチも読めたと言われたらもうこちらとしても両手の白旗をあげるしかありません。


>せっかくボケるなら、シリアスな状況も利用してギャグって欲しかった。
その技術、本当に欲しいです。なんとか頑張ってシリアスな笑いというものを身につけたいと思います。

>ギャグの調子が同じで、後半は息切れ気味。
>もうちょっと、最後につける飾りが欲しい。
つくづくこの作品にはストーリーとオチの魅力がないですね。暴走だけじゃやっぱり作品は成り立たないんだな、と痛感することができました。



>藤咲一さん

>はじめまして、と書いてしまいそうになりましたが、作中の「ヒーローがいるのに平和な町」により思い出しました。
本当にお久しぶりです。とにかく作品リンクをどこかでいれよう、という心構えでいたのがまさかこんな効力をうむとは(笑)

>あとがきでは文章作法とか書かれていましたが、コメディでまず必要なのは、作者が思い描いた面白いモノを、同じ文章で楽しい空気ごと、読者に伝える事だと思ってます。
>ですから、文章作法も大切ですが、それを逸脱したっていいと思いますよ。
……そうですよね。読者さんがたが納得いくような文章を書くのも大事だすが、一番大事なのは自分自身が楽しむことですもんね。なるべく、逸脱しすぎないように、これからも暴走したいと思います。


>それも見越していたなら潔い。西尾維新と同じ匂いがします。
はい、西尾維新大好きです。いつか西尾維新のに会って握手したいとか思ってます。……ああ、関係ない話でしたねこれ。すいません(汗)


>それにしても、まさかあとがきで私と同じような文言を見るとは思いませんでした。これってデジャヴ? ですよ。ホント。
言われて「セイギのミカタ」を読みにいきました。成程確かに、藤崎さんも暴走してましたね。ハイテンションで無茶苦茶面白かったです。チキンハートなので感想かけなくてすいません、という訳でこんな場所に感想を残す自分……。

誤字脱字の指摘も助かります。時間のあき次第直させてもらいます。


では改めて。
このような暴走作品を読んでくださり、さらには感想やら指摘やらまで書いてくださり、本当にありがとうございました。

[17] ウンディーネ Name:招夏 HOME Date:2010/09/02(木) 16:44 [ 返信 ]
ある日、そいつは俺の生活にスルリと入り込んできた。あんまりスルリと入り込んで来たもんだから、気づかなかったんだ。そいつが、そんな厄介事になるなんて……。ちょっと不思議で、お気楽な、ソータと金ちゃんのマッタリライフ

[37] 優しい優しい金魚鉢 Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/09/05(日) 17:35
一読して、藤子F不二雄先生の作品群が頭を掠めた。
この作品の基本構造は「人間化してしまった金魚と青年との奇妙な同居生活」である。金魚が人間化する原理は語られているが、それはあくまでその状況を作り出すための説明でしかない。おそらくそのスタンスが、「SF=少し不思議」を提唱しておられた藤子F氏を連想させたのだろう。
そして何より、この作品には優しい空気が流れている。この空気感が藤子F氏を彷彿とさせるのだろう。
この作品は、本当に優しい。
主人公「颯太」は最初金魚人間である「金ちゃん」を金魚としてしか見ていない。それは、ごはんにパンしか与えない、「金ちゃん」という安直な名前を付けていることからも推察できる。だが、最後に颯太は金ちゃんの為に料理を作り、名前を付けるにまで至る。そう、この作品は「自分の創造物を一個の人格として認めるに至る」物語なのである。否定ではなく肯定。ここにこの作品に流れる優しさの正体がある。

だが、気になるところもあった。
金魚人間金ちゃんが言葉を覚えた際、あまり颯太の手を借りない設定となっている。「テレビを見るうちに覚えた(要約)」とのこと。うーむ、野暮なツッコミになってしまうが、言葉というのはコミュニケーションと密接に関わっている。最初期の会話の発達においては、コミュニケーションが大きな位置を占めている。テレビのような一方通行的なメディアでは発達しないと思うのだが。

ただ、このような筆者の疑問は野暮の一語に尽きる。はっきり言って、本作はそんな枝葉末節を吹き飛ばすほどの力を持っている。
この作品世界は金魚鉢のようにひどく小さい。だが、その中には優しさというぬるい水がなみなみに注がれている。是非とも作品世界に耽溺してほしい。まぎれもない良作である。
個人的には、話題になっていい作品と思っている。


ご執筆お疲れさまでした。楽しい読書、ありがとうございました。

[41] ここにある終わり Name:栖坂月 HOME Date:2010/09/06(月) 11:10
穏やかで優しくて、色々な意味でウエットな作品でした。金魚があるキッカケを経て人型になる、癒し系の人魚姫みたいな話なのかもしれません。
魚類ということで特異な印象も受けますが、長く生きていれば一度くらいは想像する話の一つではあると思います。思い立って餌をあげた野良猫が猫耳少女になって訪れるとか、ロマン以外の何ものでもありません(笑)
しかし本作、不思議なほどそういった浮ついた感がありません。終始落ち着いていて(むろんエピソード的にはドタバタもしてましたが)お互いに人と金魚という一線を越えていなかったのが印象的でした。それが少し行き過ぎていて派手さに欠ける作品に落ち着いたのは、まぁご愛嬌かもしれません。
個人的には最後、名前という名の愛着が付加したところで終わっているのですが、この先をもう少し読みたいなと思いました。終わりのつけ方をどうするのかは作者様の裁量一つですが、そこに伴うスッキリ感は読者のものです。私自身としては、ちょっと物足りなかったかなーというのが本音です。
文章は相変わらずスッキリして読みやすく、展開も構成も丁寧で文句をつける箇所は見当たりません。楽しく最後まで読ませていただいたことは間違いありませんので、それだけは明記しておきます。
ちなみに蛇足ですが、この話の感じだと金ちゃんの容姿は子供っぽい方がしっくりくるようにも思います。ただそれだと、彼女に見つかった時の修羅場がもう少し複雑になっていたかもしれませんが(笑)
はい、とても面白かったです。


[49] 良い。けれど、う〜〜〜ん…(悩) Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/16(木) 10:50
かなり書込みを通常版と悩んだのですが、こちらで失礼します。こんにちは、拝読しました。

そこで終わりなのか! これひと言に尽きます。
途中で八百屋の旦那さんなど人情味溢れる人物をちらほらと登場させながら、このままどう話が発展していくのだろうか(4話で…)と期待高まっていったのですが、話が短い。短すぎる(←大げさですが笑)。のびのびとまったりして、それはそれで良かったのですが、読後にそんなで「ちょっと!」と槍突きたくなりました。
それか、他人物を登場させず、掌編としてまとめれば違った読後になったと思います。
少しSFとしてはファンタジー色の濃い作品だろうなと思いますが、短いながらも、のほほんと温かみを感じることのできる良い作品でした。楽しかったです。

それでは、失礼しました。


[64] RE:ウンディーネ Name:石神航 Date:2010/09/19(日) 00:13
 玄関先の水槽でまさしく金魚を飼っていて、そいつらに偶に話しかける。飯喰うか、帰ったぞ。それが楽しみでもある。それほど愛着もないが、もし人間になったとしたらどうだろうか。自分もこんな感じにやりとりするのだろうか。
 テンポ良く話が進むので、入り込みやすかった。金ちゃんはいい。嫁にしたい。無表情な美女というだけで食指が動く。
 ただ、一人称の視点変更には多少抵抗があった。これを三人称でやれといわれたら無理があるかも知れない、颯太か金ちゃん、どちらかの一人称で纏めろと言うのは難だろうか。
 そして何よりも、ああこんなところで終わってしまうのかというのが一番腑に落ちない。言うなれば、メインディッシュに行く前、前菜、スープでストップされたような。今後どうなるのか、「続きはCMの後で」の続きが見られなかったような悔しさだ。
 是非、この後に待ち受けていたはずのエピソードが読みたいものだ。
 


[74] RE:ウンディーネ Name:藤咲一 Date:2010/09/22(水) 20:24
ご無沙汰してます、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

物語の終点まで、読みたかった。それが本音です。
いくつかの短編で見せられた日常。それぞれは、上手く綴られている。文章にしても雰囲気にしても。
しかし、どうして、ここで終わりなのか、私にはわかりませんでした。
世界観に上手く引き込まれ、さあ、基本事項は理解した。と思っていたら、おしまい。
どうして? ここからが本番ではないの?
続きを楽しみに思わせる。それが目的でしたら、私はまんまと引っ掛かってしまったわけですが。スッキリはしません。
私の読み方も悪いのでしょうが、作品としてひとまとまりの終点は見せて欲しかった。
それは金ちゃんが消えてしまう結末というわけでなく、作品としてのピリオド。
オムニバスとは言い切れない辺りが、残念に思いました。
といっても、自分の事は棚に上げている私ですから、適当にスルーしておいてください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[155] RE:ウンディーネ Name:桂まゆ Date:2010/10/21(木) 23:21
お久しぶりです。
作品を拝読致しましたので、簡単な感想をつけさせて頂きますね。
金魚の金ちゃんを巡る、優しい人たちの優しい物語。
繰り広げられる不思議な世界に浸っていたら、いきなりのエンドマークに驚いたのも事実です。
何でだろう。
金ちゃんの物語は、まだまだ続く筈なのに。
そう考えて、自分なりに続きを想像してみて……納得しました。
つまり、金ちゃんを巡る事件や修羅場など、そんなものしか想像が出来なかったわけで(汗)
そんなものは、この世界には相応しくない。金ちゃんはカリスマモデルにもならないし、軍事利用されることもない。
いつまでも、食パンの耳を幸せそうに(でも、表情には出ない)囓っている女の子なのだろうなと。
だから、ラストはあれで良かったのだろうと勝手に納得してしまいました。

執筆お疲れさまでした。

[185] RE:ウンディーネ Name:招夏 Date:2010/11/07(日) 00:31
こんばんは〜招夏です

私の拙い作品を読んでいただき、更に感想まで付けていただいたことに感謝いたします。今回が二回目の企画参加になるのですが、むむむ、SFからの乖離が止まりません(^^ゞ。ここは覚悟を決めて、ファンタジーで行くべきなんでしょうな。未練たらたらだけど…(苦笑)

独行道アマチュア戯作者さまへ

>「SF=少し不思議」を提唱しておられた藤子F氏
F氏がそんなことを言っておられたとは、知りませんでした。この言葉で、ぐっと気が楽になったような気がします。ありがとうございました(笑)
 今回は短く仕上げようとそればかりを考えて、金ちゃんの言葉係をテレビに任せてしまったのは、確かに失敗だったかもしれません。恐らくあのソータのことなので、小動物を可愛がるように構っている様子を想像することは容易だったのですが…(^^ゞ
 素敵な感想をありがとうございました。

栖坂月さまへ

ここで終わり?という感想はきっと来ると思っていました(笑)。きっちり指摘していただいて、ありがとうございます。栖坂月さまの丁寧で、的確な指摘(他の方へのコメントを読むにつけ)に、大人やな〜と感服していた次第です(^^)。
 ですが、以下のアイデアは……
>金ちゃんの容姿は子供っぽい方がしっくりくるようにも思います。ただそれだと、彼女に見つかった時の修羅場がもう少し複雑になっていたかもしれませんが(笑)
 
そーですよ。修羅場はきちんと修羅場にしなきゃあ!と思っちまいました。すみません(^^ゞ。
 的確な感想をありがとうございました。

饅頭は空を飛ぶ様へ

はいぃぃ、すみません。この先は描けませんでしたっ(T_T)。少しばかり、言い訳をさせていただけるならば、結局私はSF書きではなかったということだと思います。書けば書くほどファンタジーになっていくようだったんです。一応、SFと銘打っていたので、ここまでかと……そして逃走(^^ゞ。

>短いながらも、のほほんと温かみを感じることのできる
 この言葉はとても嬉しかったです。それ以外に売りがない作品だったので……(^^ゞ
 素敵な感想をありがとうございました。

石神航さまへ

前菜だけのディナー……そりゃ怒りますよ!ええ、私が一番に怒ってます。……そんな話を読ませてしまったんですね。すみませんでした(^^ゞ。妙に納得。

金魚を飼われているとか。実は私も飼っていました。可愛いんだけど、触れられない分愛着がそれほど湧かない。金魚ってそういう存在ですよね。あれ?私だけ?いつの間にか世話を忘れて、死なせてしまった金魚へ償いのつもりで、この作品を描いたのかもしれません。いつか、満足がいくフルコースの作品になるようにリメイクしたいと思っています。
 素敵な感想をありがとうございました。

藤咲一さまへ

>世界観に上手く引き込まれ、さあ、基本事項は理解した。と思っていたら、おしまい。
どうして? ここからが本番ではないの?
 そですね、なんてひどい話なんでしょう!って自分が書いておいて、こらこら(T_T)。確かに、色々考えてはみたんですよ。元の飼い主が帰ってくるとか、金ちゃんが体外受精をせまるとか(おい!)。でも、それらって全然SFじゃなかったんです。おおう、なんて言い訳だい!潔く認めます。描けませんでしたっ、以後精進しますっ^^;。
 一時的にとはいえ、金ちゃんとソータの不思議世界に引き込まれていただいたことに感謝いたします。
 率直な感想ありがとうございました。

桂まゆ様へ

素敵な「結」を考えてくださってありがとうございます。でも、読者さまにそんなことを考えさせるのでは、作品としては駄目ですね。少なくとも私の主義には反します。以後気をつけたいと思います。

金ちゃんの続きの話は、一個上の藤咲さまの感想への返事で書いたとおりなんですが、いつか納得のいく作品にリメイクしてみたいな〜と考えています。

 素敵な感想をありがとうございました。

[38] 謎のツーハン帝国の野望 Name:小田中 慎 HOME Date:2010/09/05(日) 18:20 [ 返信 ]
※あらすじ
セッセンはツーハンの巨大企業。これに戦いを挑むのはセッセンに人生を台無しにされた転落者たち。満を持した彼らは憎きセッセン月面本社を襲撃する。しかしそのウラには?――作者初のブラックジョーク作。

※設置に当たり
辛口の基準が判明するまで開設を見送っておりましたが、おぼろげながら基準が見えてまいりましたので辛口板を開設いたしました。ほとんど甘口以外は辛口、と判断しましたからw
※委員会様へ
強制移動された貴重なご感想をこちらへ移行して頂けましたら幸いです。

[40] 【感想板より強制移動】しっかり、しっかり   Name:栖坂月 Date:2010/09/05(日) 19:07
実に安定感のある、しっかりとした作品でした。
個人的には、もしこの企画がコメディを題材にしていた企画であったなら、ちょい辛口になろうかなと思うところです。少なくとも、そのくらい興味を惹かれました。
世間を見聞きし、実際に経験している大人らしい社会風刺、国際風刺、皮肉や嫌味やもっと言えば不満のようなものがそこかしこに見られる作品だと思います。まさにブラックジョーク、社会人からするとまんざら笑っていられないような話でもありました。いやホント、遊びながら生きていられるような人間だったら世の中ってのは楽しいのだろうなと、冷ややかな笑みを浮かべてしまいましたね。
ただ、その皮肉が前面に出すぎているためもあるとは思うんですが、気持ち良く笑える作品とは一線を画すと感じます。それと作者様が生真面目なのかなーとも思うのですが、笑いの要素が一つ一つ丁寧すぎるんですよね。何というか、ちゃんと笑わせようとしてくるとでも言えばいいんでしょうか、この辺りに若干、笑いとしての硬さが見えたように思います。
この作品はやはりオチありきだと思いますのでネタバレは避けますが、最終的に納得感が強いと作品は重く見えます。中身が浮ついている私のような作品だと結構大切な部分なのですが、中身がしっかりしている分だけ、少し冒険しても良かったのかなーと思ったりもしましたね。
いやもちろん、作品全体としては楽しませていただきました。やはり文章が安定していると、何を書いても形が整うものですね。
それにしても初のブラックジョーク作ですか、あまり苦労した感じは伝わってこなかったんですけど、これも一つの技術なんですかね?


[43] RE:謎のツーハン帝国の野望 Name:84g Date:2010/09/09(木) 22:28
ブラックジョークというには、オチまでの統合性が緩い。
なんというか、別にツーハンじゃなくてもいいですよね、このオチ。
ツーハン的でブラックなオチを期待してたら、普通の支配者ゲームオチ、というのは肩透かしというか、ガッカリしました。
俺としてはアクションシーンまで読んだ時点で、『この主人公たち、騙されやすいから最後までバカを見るんだろうな』とかそんな予想があったんですよ。
幹部は戦わないで下っ端を戦わせるというスタイルからそういう予想…というか、期待になったんですが。
ブラックなエンディングが来るという期待の中、最後は就職はできてそれなりに報われるとか主人公から見ると割と良心的。


途中のアクションシーンも、色々と中途半端な印象。
序盤から引き継いだ展開をやるなら、もっとツーハン的な作戦の方がよかったように思いますし、
逆に最後にあわすなら、もっと残虐で過酷なシーンの方が良かったように思います。
笑えるほどコミカルなわけでもなく、吼えるほどギリギリでもなく、
固有名詞も不要に出すぎて読み難い印象も受けましたし。

あと、ローン債務者の男が運送ドライバーって最後に言われて凄く唐突がしたんですが、最初のどこかで言ってましたっけ。
総合すると、株式経営運送会社の元社長ってことで良いんでしょうか。
最後のワンシーンは大事だと思うんですが、そこに繋がっていかない感じがしました。


総評としては黒さ不足と主体性のなさが気になりました。
ブラック、風刺、ゲームオチ、宇宙アクション、とキーワードが多いわりに統合されず、そのどれもが浅い。
これ、分解して掌編を2〜3本にしたほうがいいな、というか、思いついたネタを全部入れた感じ。
別に思いついたネタを全て使わなければいけないわけではないし、ネタをストックするスペースを作るのがお奨めです。

[52] RE:謎のツーハン帝国の野望 Name:藤咲一 Date:2010/09/16(木) 21:08
ご無沙汰してます、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

ブラックジョーク。イェイ。
社会風刺と言うか、そう言ったものを含んだ構成は好きです。
見せ方にあっても工夫され、しっかりと見せてくれる辺りは素敵ですし、面白かったです。
自分の作った借金でもないのに、結局命まで張って、あの結果。金の力と言うか、おもちゃの様に振り回された訳で、まあ、それでも、ドライバーとなった主人公は救われたのかもしれませんね。

しかし、辛口と言う事ですので、普段なら書かない事を「ただ……」と続けます。
正直、もっと、残酷なラストが良かったかなぁと、思いました。
それこそ、会長室で一網打尽に蜂の巣みたいな。
冒頭部分での借金や労働の話でブラックを終了させてしまうのは惜しい。
中盤においては別にしても、終盤の纏め部分に救いがあり、そうなってしまった事に対する警鐘が鳴りきれていない気がしました。
主軸として一本通すものではなかったのかもしれませんが、それに目をやってしまうと、物足りなさがある事は否めません。
といっても、自分の事は棚に上げている私ですから、適当にスルーしておいてください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[120] RE:謎のツーハン帝国の野望 Name:桂まゆ Date:2010/10/11(月) 22:29
お久しぶりです。
風邪の毒にちみっとやられておりますが、作品を拝読致しましたので、簡単名感想を綴らせて頂きます。

最初に申し上げて置きましょう。
「通信販売は、信用第一の商売であります」
「口コミバンザイ。不具合報告には、担当者が原因を追及し、最後までしっかりと対応致します」
「お客様の個人情報は、責任を持って預かります」
というのが、ツーハンの三原則かなとか思っていたので。
●ッセン、あかんやん。
第一話を読んだ時にそう思いました。(自爆)
ああ、セッセンでしたか。

というわけで、イントロダクション部分はもう少し控えめに盛り上げてもらえれば、尚良かったかなと勝手に思ってしまいました。
インチキをするのは、巨大企業に隠れた別の何かでっせ、旦那。それはセッセンちごおてセツセンかセッセソちゃいますか? と。
それでも、見せ場見せ場に風刺が行き届いており、なるほど、ブラックジョーク。
楽しませて頂きました。

ごちそうさまでした。

尚、当人は三日前からしつこい風邪に毒されておりまして。書いた文章に全く責任を負えない状態で……(ごほごほ)失礼があれば、風邪が治ってからお詫び致します。


[184] お礼 Name:小田中慎 Date:2010/11/06(土) 16:05
 企画も終了致しましたので、感想を寄せて頂いた方に簡単ですがお礼を申し上げたいと思います。

>栖坂月様
 いつもながらの分析力と「読ませる感想」、陰ながらさすがだなあと感心仕切りでした。私は、レビュアー賞はほとんどの作品を読破され、どれもが的確であった栖坂さんが本来なら貰うべきなのだと思います。
 さて、笑いの要素を大切になさって自作にも反映させる栖坂さんだけあり、俄かで薄い笑いの要素は塵の様なものだったと思います。多分もうこのような作品は書かないでしょうが、参考になるご感想、ありがとうございました。

>84g様
 間違いなくお口に合わないだろう作品を最後までしっかりお読み頂きありがとうございます。どれもが中途半端は当たり前の指摘であったと思います。全く何も考えず筆の走るまま数日で書き上げ、何も練らなかった駄作者です。
 84g様が指摘されるどれもこれもが作者の意図とは違うという点、そういう風に読めてしまった事が不徳の致すところでした。猛省して出直すとましょう。

>藤咲一様
 こちらこそご無沙汰でした。
 確かに仰る通りで、立ち位置・視点を変えて見ればなんとも腰砕けの緩々なブラックです。というか、ブラックと銘打ってしまった自分が恥ずかしいw
 不慣れで普段は避けている題材を書くときには、好きなものを書くとき以上に時間を掛ける、当り前のことをやらないと、まあ、こういう結果になりますね。
 何はともあれ、今後ともよろしくお願い申し上げます。

>桂まゆ様
 ご無沙汰でございます。
 そーですよね、通販がこんなことではイカンw
 ここで引っ掛かると、もう、最後までガタガタ、タイヤがパンクした車の様なものでしょう。それを最後まで我慢して載って頂いたことに感謝です。
 企画参加が多い桂さんの事、お体に気を付けて、出筆に励んでくださいね。

 以上、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。


[75] ラムダと約束を Name:虹鮫連牙 HOME Date:2010/09/25(土) 22:35 [ 返信 ]
【あらすじ】
 人間の道具でありたくないと願う機械。
 人間の道具であって当然だと言う機械。
 身を削る闘いを重ねてきた二機が交わした約束は、人間と機械の間で揺れる者に選択を突きつける。

【一言】
 空想科学祭に初参加させていただいた虹鮫です。
 参加作品二作目であり、今年の参加作品の投稿は今作をもって最後とさせていただきます。
 皆様のご意見・ご感想を、今後の創作活動の糧とさせていただきたく思います。どうぞよろしくお願いします。
 大丈夫です。武道家なので、厳しいご意見でちょっと涙目になっても腐りません><


[79] RE:ラムダと約束を Name:84g HOME Date:2010/09/26(日) 15:20
なんといったらいいやら、すごく見覚えのある話。
ロボットモノとしては、ベーシックすぎるストーリー。
オリジナリティの有無は面白さと『=』ではありませんが、『≒』ではあるわけで。
ロボットの心というテーマは好きな題材ではあるんですが、それだけに違和感を叩きつけさせていただきます。

まず、ラムダの発言で猛烈な違和感が有ったのが『AIの書き換えをしていないのか』という発言。
俺が幼少期に見ていた好きな巨大ロボットアニメで似たシーンが有ったんですが、
そのエピソードでは、射撃性能を上げる為の射撃補助のプログラムが開発されたんですが、ロボット達が使用を嫌がる。
その理由が『不完全な射撃能力こそが自分自身の心であるから』ということ。
つまるところ何が良いたいかといえば、AIの書き換えで性能の向上をさせることは、自己の自己たる理由の否定であると思っています。
機械の身体は壊れても修復できる以上、自分が自分であると証明する要素は、生まれ持ったAIしかないわけで。
完全な人間が機械的と表現されるように、不完全であってもその不完全の延長線上にない完成は、アイデンティティの消滅だと思います。
作中でいう基本AIというものが大したものでなくとも、ソフトの改変は人間で言うロボトミー手術か何かに相当するものだと認識します。


あと気になったのが、ラムダが何を以って自由という言葉を使っているのかが判らない。
対戦相手であるロボットと理由も無く接触でき、外部の情報を与えられ、他のロボットのバージョン書き換えまでできる。
これは妨害工作までできることを意味していて、ロボットとしては越権の自由行動だと思うんですが。

そしてイチャモン付けるなら、ロボットの外見の描写は欲しい。
そうでないと、ロボット同士の激突シーンでサッパリ何が起きているのかが判らない。
とても大きいロボットなのか、等身大のロボットなのか、それともひょっとしてミニチュアサイズというのも有りうる。
人間的な容姿をしているのか、クローラー走行か、浮遊能力はあるのか、ビームは出るのか、腕は何本あるのか。
明確に描写する必要は有りませんが、皆無では問題。
小説ではなんでもアリなので、それだけに限定できる部分は限定しないと、読者は何を想像すればいいか判らなくなります。

[158] RE:ラムダと約束を Name:藤咲一 Date:2010/10/22(金) 23:32
二作品目失礼します。藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

面白い。短くても、構成が物足りない訳でなく、最後での切れ味が際立っている。
どこか熱く、悲しい展開はストライクでした。
ロボットが自我を持てば、こうなるであろうと予測はします。それはやはり過去の奴隷制度と重なるものでしょうね。ならば今作はグラディエーター。
しかし、違うのは人かロボットか、それと、機械の意味。
この結末ならば、描かれたのは人間。なのかと思ったり。
まあ、見解はいろいろとあるのでしょうけれど、短編としての切れ味は一級品。
ただ……、葛藤を描くだけならばそうは気にならないのですけれど、戦闘描写がある分、視覚的要素がネックとなっている気がします。
絵で読むのであれば引っかかる所でもないのでしょうが、私はこれに引っかかるのです。
PDFで見た所の14ページ
>逆さになったイオタは(ガッツリ中略)飛散する装甲。(もう少し略)なくなっただろう。
要は、カーサスの繰り出したバックドロップを、両手で地面を捉えイオタがかわした。までは理解できたものの、その先、カーサスの腕を、身をよじって振り払った。けど、その後、逆立ちで繰り出した蹴りはカーサスの肩に刺さるのか? という疑問。もちろん物理的に間合いでの話。
イオタがヒューマノイドで稼働域は異なるものの、人と同じ関節部を持つならば、いくら前蹴りだとしても、バックドロップをして肩が地面すれすれにあるであろうカーサスのそれを貫くには、骨盤を中心とした半径を越える足の伸びが必要。しかしそれがあったとしても、当たるのは仰け反った腹部の可能性が高い。肩を貫くかと言えば、貫かないのでは?
なんて思ってしまいました。
認識のズレなのでしょうかね。たぶん、私の読み方が違ったのでしょうけれど、個人的に言えば、バックドロップを強引にはずす描写にとどめてあれば、と思うのでした。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[166] RE:ラムダと約束を Name:石神航 Date:2010/10/31(日) 18:08
 主張はわからぬでもない。機械と人間の関係について云々というのは、SFでよく扱われる。
 今作についてはキャラの薄さというのだろうか、機械だからで誤魔化しきれるような問題ではなくて、その背後関係からなぜこのような事態に陥っているのかという説明まで、端折っているのがどうも気になって仕方ない。
 機械に生まれる感情らしきもの、それは本当に感情であるのかどうか。人間が三つの点が並んでいると顔だと認識してしまうように、人間の視点から感情を持っているのではと錯覚してしまうことはあろうが、果たして機械同士で心のあるなしについて議論できるようなレベルである――AIが過度に発達している――と納得できる描写は欲しかった。
 ハードSFを常に求めているわけではないのだが、誤魔化されていると感じてしまうと、興ざめる。掘り下げたってこれ以上何も出てこないですよとわかっていても、やはり巧く騙して欲しいのだ。
 情報不足かな、問題は。きちんと書かれているようで、本当に欲しい情報が欠けている。この内容ならば、もっと書き込んで長くしても構わないのだが。


[183] RE:ラムダと約束を Name:虹鮫連牙 Date:2010/11/06(土) 15:35
 この度は拙作『ラムダと約束を』にご意見・ご感想をおよせいただきまして、誠にありがとうございます。
 「ロボット同士の戦いが書きてえな」なんていう単純な欲求から生まれた今作ではありますが、何気に僕の本命でもありました。ええ、嫁白鳥にコテンパンにされましたが……。
 最終結果発表があった後、『マリッジ〜』の二人がよろしくやっているのを尻目に、僕とラムダとカーサスで酒と共に涙を呑んだのは内緒です。

 ということで、個別レスに移らせていただきます。

>>84gさん
 お好きな題材ということですと、読まれるのも恐縮ですね。
 AIのリフォーマットという点に関して、僕の下調べ不足や浅学さが露呈してしまったようで反省しております。
 僕が青年期に見ていた好きな変身ロボットアニメで似たシーンが有ったんですが、そのエピソードでは、活動環境に適応する為にと、自らを「リフォーマット」するという手段をとっていました。
 そのシーンを見て、たぶんロボットとしての基本的な部分と、自己を確立している部分と言うのは別々に存在していて、自己確立の部分さえ無事なら、他部分のグレードアップなどは出来るのだろうなと解釈しました。
 一応その「リフォーマット」という言葉の意味を辞書を引いたりなどした上で、作品毎に違って当然である世界観に混ぜてしまえば、現実世界とは違う認識とすることが出来るかなという詰めの甘さ、というよりもいいかげんさが原因でした。

 対戦相手との接触も至らぬ点でした>< 機械なら勝手に不正はしないだろうという作者の思い込みが、あのようなミスを引き起こしたのでしょう。

 機械が機械のバージョンアップを行なえるというのは不思議なことなのでしょうか? 例えばインターネットを通じてソフトのバージョンアップが出来るのだし、試合の不正などとは別に、機械同士が情報のやり取りを行なえるというのは不思議でもないかなと思ってしまいました。
 「ロボットとしての越権行動」と感じてしまった点については、実は作者と
しては、しめしめと思っていたりします。
 機械達は人の道具であるが故に人の思惑以上のことをしない。勝手に他機へ干渉をするはずがない。
 だからラムダの行動は越権では? と感じ取っていただけたことは、ラムダの異質さが伝わっているようで嬉しいお言葉となりました。

 外見描写はこの作品に限らず、僕の作品において不足しがちなものかも知れません。
 ご指摘いただき、改めて反省しております。
 肩、腕、目、顎、人型機械、指、足等の言葉だけ散らしておけばいいだろうという考えが甘かったのでしょう。今後は更に注意を払います。
 
 何だか熱の入ったコメントをいただくと、お返事も長くなってしまいますね。
 でも、84gさんのロボットに対する気持ちが伝わりました。
 僕もロボット好きなので、また書きたいです!

>>藤崎一さん
 ご指摘ありがとうございます。
 確かに描写不足ですね、これは。
 カーサスがイオタをブリッジにて後ろ投げしてますが、イオタの対処によって後ろ投げは未遂に終わっているという部分ですよね。
 頭の中では、イオタに振り切られた時点でカーサスもいつまでも仰け反った体勢でいるわけないと、すぐに立ち直ったところです。
 ごっそりとその描写が抜けておりますね。
 認識のズレではないと思います。単純にワンシーン抜けてます。
 くあー、く、悔しい!
 いずれまたロボットバトルを描く時には注意しておきます。

>>石神航さん
 ご意見ありがとうございます。
 なるほど、情報不足か……。確かに深みの無さが露骨に出ているかもしれません。
 ラムダとカーサスのやり取りばかりを描いて、背景が無いように思いました。せめて二人にパントマイムをさせて、周りの情景を読者に見せる必要があったのでしょう。
 改稿はしませんが、今一度作品を読み返してみて、今後に活かしていきたいと思います。
 他作者さんのレビューなどでもそうだったのですが、何気に石神さんの感想は参考にさせていただいているので、お言葉をいただけたことは助かります。
 ご指摘いただいた点、自分なりに考えて改善に努めていこうと思います。
 


[13] マリッジ・ホワイトスワン Name:虹鮫連牙 HOME Date:2010/09/02(木) 11:39 [ 返信 ]
【あらすじ】
 名前はホワイトスワン。性別は女性。とある財閥のお嬢様。再来週には結婚を控えている。
 そんな彼女が、花嫁修業をしたいと言い出した。
 未来からやって来たサイボーグのくせに。

【一言】
 空想科学祭に初参加させていただいた虹鮫です。
 せっかくの企画参加なので、目一杯企画を楽しむためにこちらにもスレッドを立てさせていただきました。
 皆様のご意見・ご感想を、今後の創作活動の糧とさせていただきたく思います。どうぞよろしくお願いします。
 大丈夫です。体育会系なので、厳しいご意見でちょっと涙目になっても挫けません><


[19] RE:マリッジ・ホワイトスワン Name:一二三四 HOME Date:2010/09/03(金) 00:10
 こっちの掲示板の方が数が少なくて感想制覇もしやすそうだなー、でも制覇というと全部読んで感想書いてこそだよなー、などと思いつつ、前置きもそこそこに感想をば。
 いや本当にいい話でした。しっかりと持ち上げてから終盤で落として、最後は救われる。お手本のような一編です。
 ただこれはもうすごく主観なことで、無視しちゃっても構わないレベルのことですが、コメディとしての趣味が別方向を向いているせいで本来の持ち味を感じられなかったということです。これを云ってしまうと本来の面白さを感じられない自分を認めてしまうようで、なんだかくやしいです。
 オチも早い段階で気付いてしまうのは多少の瑕疵ではあると思います。予定調和的で安心するのは作風と合っているのですが。付けくわえるならそれをいうならこの類の話全てに当て嵌まることでもありますが。
 総じて整っていて安心して読める作品でした。ただそれゆえ突出しているところが無いともいえ、読み返したり記憶に長く残るような作品ではないとも。
 ではでは乱文悪文失礼しましたm(__)m


[55] RE:マリッジ・ホワイトスワン Name:藤咲一 Date:2010/09/16(木) 21:15
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

とても良いお話でした。
どうして、タイムスリップしてきたのかとか、どうしてこの家なのだかとか、丁寧に魅せられていた気がします。
それに、名前が無理矢理の横文字だったり、それを解読したりと、そこらへんの伏線回収と言いますか、納得させるのも上手いと思いました。
また、コメディ部分の
>先生食い込んじゃってます!
笑いました。面白かったです。

さて、そんな中で私が思う事……。

この物語は、シリアス多めで読みたかった。
筋書きや設定は素敵なのですが、序盤に多く見られた考察からのツッコミ。
これはたぶん掴みとして利用されたのではないかと思いますが、私としては、中だるみになってしまっている気がします。正直な話、“先生食い込んじゃってます”に至るまでに、倦怠感と言いますか、そう言うのがありました。
私もよく指摘されるのですが、要らない所はバッサリやってしまったほうが、もっとすっきりするでしょうし、最後まで読んでもらえるのではないかと思います。
コメディとしてよりも、話筋の方が際立っている作品だと思いましたので、ね。
といっても、自分の事は棚に上げている私ですから、適当にスルーしておいてください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[92] ツッコミどころはないが Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/10/03(日) 21:50
 題名に書いた通りである。この作品、正直なところツッコむところがないのだ。恐らく、この感想の前半部分は賛辞ばかりが並ぶこととなるだろう。ご了承頂きたい。

 まずこの作品、バランスが良い。
 この作品はコメディありシリアスありホロリありという贅沢な構成になっている。これをこの分量にまとめあげ、しかも違和感を覚えさせないどころか面白く読ませてしまうあたり、「凄い」の一言だ。ぐうの音も出ない。笑わせるべき処で笑わせ、真面目な話の際にはその真面目な空気に読者をいざない、感動させるべきところではきっちりと感動させている。これは作者様の並々ならぬ筆力と長年の努力の賜物だろう。
 しかも、この作品に描かれているSF味が「未来からロボットがやってくる」なんていう些細なことではなく、「科学が抱えている独善性」にあるところも個人的には好きだ。そして、その独善性を我が身の内に抱えながらも夫の為に花嫁修業をしようとする「ホワイトスワン」に、いじらしさと可愛らしさを覚えるのだ。「科学の独善性」を見事に個人レベルにまで落とし込んで、かつその解決まで図っている。その流れが非常に上手いのである。

 そう、ツッコミどころはないのだ。
 ただ、なんとない違和感があることをここに報告させて頂きたい。
 こう、すっきりと纏まり過ぎていて、こちら側に残るものがあまりないのである。
 恐らくは、という前書きを許して頂けるのならば、きっとその理由はこの作品における要素全てが読者にとって想定の範囲の中に収まってしまったからなのだろう。何か一つでも読者の想像を超えるものがあったなら、もっと印象的な作品が出来上がったことだろう。

 しかし、面白い作品であることに変わりはない。お勧め作である。

 好き勝手申しまして、本当にすいません。

[182] 作者からの返信 Name:虹鮫連牙 Date:2010/11/06(土) 13:41
この度は、拙作『マリッジ・ホワイトスワン』にご意見・ご感想をお寄せいただきまして、誠にありがとうございます。
 通常掲示板と共に、こうしていろんな方々からお言葉をいただけるとは思っていなかったので、なんつーか、たまげてますw
 空科祭への参加が初だったので、この企画の空気自体が分からずにいたものですから、辛口板へのスレ立て時はドキドキしました。加えて新着書き込みがある度に心臓が止まってました。
 しかし、さすが三年も続いている硬派企画ですね。皆様の率直で建設的なお言葉は、大変勉強になります。
 ありがとうございました。

 では、コメントをいただいた方々に個別レスを付けさせていただきます。

>>一二三四さん
 主観的と仰る部分ですが、いえいえ無視はしません。
 人それぞれの違った趣味全てにウケるようなものなんて不可能なのかもしれませんが、今以上に近づく努力は出来るので、ご意見、ありがたく頂戴いたします。
 それと、突出したものが無い、記憶に残らないという点も、重く受け止めています。
 正直悔しいです。だって僕は『マルキ〜』を読んだときに「こ、これは……!」みたいな衝撃がありました。意味が分からなくて、どんなことを書いているのかを理解したくて、いろんな人の感想で補いながら読み返したからです。サドぱねえっす。
 ということで、記憶に残していただけるような、読み返してもらえるようなインパクトある作品を目指していきます。そして来年も参加いたします!

>>藤崎一さん
 確かにネタを詰め込みすぎたように、僕自身も思っています。倦怠感があるというのも、頷ける話です。
 要らないところはバッサリというご意見も同意です。普段からそれは気にかけていることでもあるのですが、読者様にそう感じさせてしまった時点で失敗ですね><
 
>>独行道アマチュア戯作者さん
 実を言うと、作品とかのテーマってあまり深く考えていないんです。それはこの『マリッジ〜』に限らず、自分が書いてきた作品全てにおいてそうです。テーマなどは、作品を読み終えた読者さんが各々に感じ取ってくれればいいやって思っています。
 ですから、僕が意図していたわけではない「科学の独善性」というテーマを感じ取ってくださったことは、それだけ独行道さんがしっかりと読んでくれた上でのことなんだな〜と、大変嬉しく思っています。
 本当にどうもありがとうございます。
 感じられた違和感については、上記のレスにも書きました通り、今後の課題として身につけていきたいと思っています。
 狙うは読者の想像の斜め上!
 あ、ちょっと大口たたきすぎました。想像の斜め上より三十度くらい下あたりでw

 個別レス終了です。
 皆様本当にどうもありがとうございました。


[34] 「The melancholic of smoker and bookman」 Name:武倉悠樹 HOME Date:2010/09/05(日) 16:02 [ 返信 ]
現在から世紀をいくつも超えた未来。科学は人を万能な魔法使いにした。

すべてが満たされた十全な遠い未来で、人はいかにして生き、いかにして交わるのか。

一言:通常の掲示板に頂いた感想の一つがこちらに移ったようで、管理人の方のご配慮には感謝いたします。
折角ですので、こちらにもスレを建てて、耳に痛いご感想からも目を背けないように頑張りたいと思います。忌憚のな意見をいただければ幸いです。

[39] 【感想板より強制移動】  Name:一二三四 Date:2010/09/05(日) 19:05
 SFはてんで無知ですが、という前置きをして予防線を張りつつ感想をば。
 分類されるならユートピア(?)とされるお話でしたが、数少ないsf読書経験の内に同系列の話があったなあと浮かんだのが読後一番の感想です。別に同系列であれ全くの同じであるというわけでなし、瑕疵になるようなことではないのですが、万能の世界に生きる人の嗜好(小市民的で破滅的な)を書くことの一歩外へ出て欲しかったな、とは思いました。
 結局のところこの物語は切り出された日常風景の一こまです。特に驚きがあるという類の物ではないことは確かでしょう。ならばこそ一人称視点であることもあいまって、今更説明すべきことを説明口調で言わせる必要はなかったのではないかと思った次第です。
 脳に『タマシイ』とルビを振ったり文庫本を『ペーパード』と読む趣向は好きです。ただそれ以外の造語はなんというか、見たまんまというか、もうちょっと遊んでも(スラングか何かがあっても)いいのではないかなと思いました。
 ではでは失礼しましたm(__)m


[45] RE:「The melancholic of smoker and bookman」 Name:84g Date:2010/09/09(木) 23:24
よくまとまっている作品。
余計なキャラも、余計な事件も、余計なアイテムも、余計なものは何も発生しない。
文章だけでその場の空気がよく伝わる。 いい作品。 面白い。

俺が感じた唯一の欠点は、『何がしたかったの?』と、それだけですね。
キャラにも事件にもアイテムにも依存しないということは、逆に言えば中心がなく、纏まりすぎている。
科学の進歩で不老不死になり、〆切のない漫画家状態になるというのもSFでは王道…とは言いませんが、既出ですし、もう一歩、何かほしい。
雰囲気は良いだけに、もうひとつ、期待したくなったところが惜しかった。
作品全体が無気力なのも最大の魅力ですが、悪い意味でも無気力で『読者を○○○ってやるぜオルァアアア!』という熱意が感じられなかった。
例えば、ギャグだったら『腹筋を捻じ切るぐらい笑わせてくれるわぁああ!』とか、
感動作品だったら『涙腺爆砕してくれるわああああ!』とか、そういう目的意識。

[53] RE:「The melancholic of smoker and bookman」 Name:藤咲一 Date:2010/09/16(木) 21:10
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

雰囲気は素敵だと思います。
描かれた時代。人は万能になりすぎてしまった時代。
そうなってしまうと、人は欲望を失ってしまうのではないか。と、思ったりもするわけですが……、けれど、まあ、全てを合理的でなく、自分のためにこだわりを何か持っている。
それは、忘れたくはありませんね。

さて、それでは、辛口に……
この作品には、引っかかる所がない。それは良い意味ではなく、悪い意味で。
そこにあるものを見ただけで、作品の中に一歩踏み込まなければ、印象として薄い作品であったと思います。
それを目的とされていたのであれば、問題はありません。
読者に、この世界についてどう感じるのかを、自由に委ねているなら、そこまで言及もされないでしょう。
しかし、少なくとも私は、一読で何かを思うに至りませんでした。
ですから、最初に書いてある感想も、どこか的外れかもしれません。
まあ、そんな私の書いた感想です。適当にスルーしてください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[66] 卑怯な論考となってしまう点、お許し頂きたい Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/09/19(日) 22:13
本来こういう論考をすべきではないのだが、と前置きさせて頂く。
実は筆者、この前、作者様とほんの少しだけSF談義をしたのである。今流行りのついったーにて、筆者が「SFの面白さって……」とアホ丸出しなことを呟いたところ、この作者様からこんな見解を頂いたのだ。「SFの面白さとは、問題の本質を浮き彫りにすること」であると。
この作品は、まさにその作者様のSF観が良く現れた作品である。

科学技術の発展によって何も不自由のない世界。様々なSF的用語をちりばめてはいるが、ここで大事なのは“何も不自由のない世界”という前提である。
「人は何を求めているのか? 人にとってこだわりとはなんだ? 趣味とはなんだ?」この問いに答えを与えるべく、この作品には上記の前提が与えられたのである。
そして、上記の前提から、見事に答えを導き出している。しかも含蓄に富んだ答えを、である。

ただ、上記の感想欄にもあるが、なんとなく読後感に不満が残る。恐らくこれは、割とハードボイルドに描かれている人物たちと、この作品の中で描かれた答えの間にギャップがあったからではないかと思っている。そんな私見はさておいても、面白い作品なのだが何となくもう一スパイス足りない。というのが読者としての感想である。


ええと、色々と好き勝手申しまして誠に申し訳ありません。


[138] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/16(土) 17:16
 辛口板に書くのは本意ではない。大体に辛口の定義が曖昧だ。強制移動なるものが存在するので判定委員会でもあるのだろうが、結局、ここに至るまで何が辛口で何が通常(若しくは甘口?中辛?)なのかを主宰は明らかにしていない。注意書きがあるだけである。
 まあ、この線引きは論議を呼んで要らぬ騒ぎになるやも知れぬ。だから敢えて示さない、これもありとの判断かも知れないのだが。

 最初にこんなことを書いたのは、この作品、私が今まで辛口に記した二作品とは、明らかに違うスタンスで感想を書いているからだ。多分、この感想を普通の感想板に記したのなら、賢明なる委員会諸氏が丁寧にこの板へ送還するであろう、その判断からである。

 好きかと問われれば、この作風は好きではない。しかし、掌編、短編に目を惹くものが少なかった今回の科学祭では目立つ一作であった。しかし、それだけに終わっている作品。
 ユートピアとディストピアも過去、SFが好んで題材とした。この作品はユートピアを舞台とするのであろう。あとがきが長々とあるのでこのことは作者が饒舌に語っているのかも知れないが、残念ながら私はあとがきで作品を語る作者という存在が嫌いである。無論、個人的にではなく、作品を後から(外からと言った方がより近いのかも知れないが)色付けするなら本文に添加せよと言いたいからに過ぎない。
 だからあとがきを読まずに書いているのだが、本作、普遍的なユートピアを語るのが主題なのだろうが、これがつまらない。
 ルビはタグに遊びとあるように、単なる装飾。それが作風に色を与えているのかと言えば、ハードボイルド調の語り口に少々茶々を入れているだけ。最後まで事件と言う事件が語られる事もなく、ユートピアらしい?未来の日常が語られている。
 この何も起こらない平和、科学が「勝利」?した世界を示す事が作者の狙いだとは思う。実際、作者は小難しい話を書き慣れた大人であろう。
 如何せん、何も無いユートピア世界ほど読み手がつまらないと感じる題材はない。事実、過去のユートピアものは実はディストピアを描いている、というブラックユーモアが非常に多い。

 結局この作品、現在空前の逆風にある愛煙家のユートピアを示しただけのように思える。


[181] RE:「The melancholic of smoker and bookman」 Name:武倉悠樹 Date:2010/11/05(金) 22:49
皆様、辛口の感想を頂きまして誠にありがとうございます。嫌味でなく、真に耳を傾けなければいけない忌憚の無いご意見に感謝しています。

来年は、……無理だな。
いつか、いつの日か辛口の意見が出ないような作品を書き上げてみたい物です。ええ、願望です。

そんな曖昧な決意表明をしつつ、個別レスです。


>>一二三四さま
感想ありがとうございます。マルキ、マジでインタレスティングでした。
えー、日常の外に。ですか。正直申し上げると無理です。
自分もこの世界観を基にした、事件性のある物語読んでみたいですが…現状の私の力量ではコレが限界でした。ご期待に沿えずもうしわけありません。
なんとか、日常風景でご容赦を。


>>84gさま
力強い感想ありがとうございました。
私自身の力では、現状無気力感を色として表現するので精一杯でした。無気力感と、それに相反する力強さを同時に語る術は、今の時点ではちょっと皆目検討もつかない有様ですが、頂いたご意見を無駄にせぬよう今後も研鑽を重ねて行きたいと思います。


>>藤咲一さま
辛口の中にお気遣い溢れる感想ありがとうございました。
良かれと思って演出してみた、空気観でしたがお口に合いませんでしたでしょうか。読者の方に何か残る物があればとは思っていたのですが、私が至らないばかりに、申し訳ない限りです。


>>独行道アマチュア戯作者さま
解説付きの感想誠に痛み入ります。
こんなにまで寓意を汲み取っていただけると嬉し恥ずかしです感謝感激です。
足りない一スパイスがなんなのかを教えていただけるともっと感謝感激です。なんて。
丁寧な感想本当にありがとうございます。足りないピースの答えを見つけていけるよう頑張りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


>>美鈴さま
忌憚のないご意見ありがとうございます。
味に敏感なお客様に、難しい顔で「シェフを呼べ」と言われてる新米シェフ気分です。
ルビの茶々だったり、実はディストピア、を描かなかったりには意図があったりはするのですが、仰る通り、本文の中でそれを十二分に表現できているかと言われれば自信はありません。
後書きに関して、
「後書きは確かに見苦しいと思われるかもしれないけれども、小説は伝達の手段であって目的ではないので、本文の過不足は素直に認めつつも、どんな形であれ寓意を伝える様に努める」と言う私のスタンスがあります。
そのスタンスにご理解をと言う事ではないですし、この作品の稚拙さの理由にもなりません。決して「愛煙家の妄想」を描きたかった訳ではない、と理解してくださいとも言える立場にはありませんが、作者がそんな事言ってたな位には、心の端っこの方にでも届けばいいなと思い、この様な文章で感想のお礼と返させていただきます。


それでは皆さん、また、来年、こっちじゃない感想板でお会いできれば。なんて。
それでは。


[5] 消えゆく明日の片隅で Name:谷津矢車 Date:2010/09/01(水) 07:53 [ 返信 ]
【あらすじ】熱帯夜が二十日も続く夏休みのある暑い日、道を歩いていた「晴登」は見知らぬ男に声を掛けられる。なぜか馴れ馴れしく「晴登」に話しかけるその男は、突然こんなことを言い出した。
「世界が終わる――」
 その言葉を到底信じることが出来なかった「晴登」。だが、信じるようが信じまいが、密やかな足音と共に少しずつ何かが変容していく。そして、「晴登」を包んでいたはずの日常は、少しずつ崩れ去っていくのだった。
 男の言う「世界の終わり」とは? そして「世界の終わり」に晴登は何を見るのだろうか……。

URL:http://ncode.syosetu.com/n5210n/

もしも拙作に辛口感想を残したいなんていう奇特な方がいらっしゃいましたら、こちらによろしくお願いいたします。

[68] RE:消えゆく明日の片隅で Name:藤咲一 Date:2010/09/19(日) 23:26
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

とっても面白かったです。
行き着く先の終焉。その位置へと導く手法はとても丁寧で、根拠となる空想科学も、上手く表現されていたと思います。
また、心境、幼馴染と言う設定を上手く利用され、印象的にも絶品であったと感じました。
さて、しかし、辛口の私はここで止まりません。
惜しむらくは、冒頭。
PDFで見た所の3ページ。
ネタばれ含みですいません。
ここで父親はもう既に崩壊された後である場面なのですが。
それ以外にも、晴登の中で何か崩壊しているのでしょうか?
それとも語り部にすら微々たる影響があったのでしょうか?
【1】
>見知らぬ中年男(中略)早足で通学路を急いで(以下略)。
説明を挟み
>だから、(中略)晴登はだらだらと(以下略)。
イメージの矛盾でした。
また、上で挟んだ説明と、同ページ。
>晴登とその中年男しかいない。
これも、私の中ではズレとなっています。固定観念かもしれません。けれど、駅前と聞いて、更に通勤の時間帯であるという情報では、誤解を招く恐れがあります。
それらがもし伏線であったとしても、ここで重なる違和感と言うものは、意外と重大なものです。
冒頭部分であればある程、単純ミスに見えれば見える程、その後の作品自体に対する印象が悪くなってしまったり、バックの原因と成りえます。
作品自体はしっかりと纏められ、SFとしての見解も、見せ方含め、良く考えられていたと思います。ですからもったいない。
もひとつあえて言うなら、最後にたどりついた約束の場所。公園からそこへ至る経緯は、物理的に多少強引であるかと思います。が、脳内補完が可能です。いや、できるように仕組まれていた。それほどの誘導にやられました。

と、長々書いてしまいまいたが、自分の事は棚に上げている私ですから、適当にスルーしておいてください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[180] ありがとうございます。 Name:谷津矢車 Date:2010/11/04(木) 22:09
どうもこんにちは。谷津矢車と申します。

本当はもっと辛口感想欄が大盛況になるかなと覚悟していたんですが(「こんなのSFじゃない!」式の)、思いのほか書き込みが少なくて驚いています。
というわけで、こちらは唯一辛口感想を寄せて頂きました藤咲一先生へのご返信となります(笑)

いや、ぐうの音が出ないです。
このお話、どうしても描写がモノを言う作だっただけに、様々なところで注意を払っていたつもりだったんですが、まさか最初にボロがあるとは……。お話を立ち上げる際にもたついてしまったのが、そのまま固まりきらないイメージとして表出してしまったものと思われます。まだまだ修行が足りません。ご指摘いただきまして誠にありがとうございます。

けれど、それ以上に一番自分の力不足を感じたのは以下のご感想だったりします。
>「物理的に多少強引」
どうやら筆者、この作で一番描きたかったものを描き切れていない模様です。今後の糧にしたいと思います。

通常の感想も勉強になることが多いのですが、それと同じくらい辛口感想は勉強になります。しかも、これだけ的確なご指摘を下さったということは筆者の作をかなり読みこんで下さったという証明に他なりません。その点に関しても、感謝の気持ちでいっぱいです。

この度は誠にありがとうございました。

[6] バルからゴキヘ。 Name:84g Date:2010/09/01(水) 09:54 [ 返信 ]
近未来の中流家庭。多機能メイドロボを購入したことで、使い込んでいた調理マシンが不要となり、データを消去して下取りへ。しかしメイドロボは調理マシンに一目惚れをしており、一家への復讐を…?

投稿手順には運営委員の方が普通感想掲示板にスレ立ててから作者がこっちにスレッドを立てる…という感じだったんですが、
今日は他に時間が取れるか分からないので、フライングしています。申し訳ない。
基本的に成長したい人間なので、よろしければガンガン叩いてくださいな。

http://ncode.syosetu.com/n5299n/

[18] RE:バルからゴキヘ。 Name:一二三四 HOME Date:2010/09/02(木) 23:34
 一番下から感想でも付けましょうか、などと思っていると一番下は未だ連載中とあって、では次の物をば……という風にやって参りました。前置きもそこそこに感想の方へ。
 物語として起伏も付いていますし後書きにあったように敢て難解な語を使わなかったということならば、とても素晴らしい出来であるように思えます。
 ただタイトルの『バルからゴキへ。』は作中で上手く機能していなかったように思えます。知性云々の例え話は物語の根幹を為しますが、作中のメイドロボがさして賢く見えない点が痛かったです。ロボット故にUSBを……という様な記述も見られますが、父親の伏線(とも云えませんけれども)があまり生きておらず、張るならちゃんとして欲しいなと感じました。
 主人公がモノローグで名乗る行為は内容だけに有りではあるのですが、逆にそうする必要があったかどうかもまた不確定な訳で。あえて二十一世紀の物と比較したりと端々に『やりすぎ感』というのでしょうか、トイレに閉じこめられるシーンのセリフなど明らかに作為的な物を除いてみても、作者の影がちらついて、一種冷めた気持ちにはなってしまいました。そういった意味ではご都合主義の展開も始めからぶっ飛んでいれば無理なく呑めたという物ですが。
 ではでは乱文悪文失礼しましたm(__)m


[23] 説得力と納得感 Name:栖坂月 HOME Date:2010/09/03(金) 16:29
通常感想板とどちらにしようか悩んだのですが、作者様が辛口を望んでいるようなので、気になったことをそのまま羅列したいと思います。
まずアイデアはとても面白かったです。ここまで攻撃的なロボットはハリウッド以外では見た記憶がありません。その理由が愛情、それも相手が旧式の調理ロボットというのも変わっていると思います。
ただ、これらのセッティングと展開を納得させるだけの積み重ねが少し甘かったのかなーと思う節はありました。特に気になったのは時代背景とロボットの役割でしょうかね。別に西暦何年でも良かったと思うのですが、これだけ時間が経っていても人の本質に変わりはないという演出以外の意味が感じられなかったんですよね。ロボットの普及は基本的に物語の前提でしょうから、その在り方は良いとしても、簡単に人間を襲ったりするような危険な代物が簡単に市場へ出回るには社会が成熟しているように見えます。コメディだからと言い訳を並べるのは簡単なのですが、やはり説得力には欠けますよね。
この辺りのチグハグさは、やはり一つ一つの積み重ねの甘さなのかなと思うのですが、象徴的なのは一二三四さんも述べていますが、タイトルの意味するテーマの甘さでしょう。言いたいことは台詞だけでも十二分に伝わってくるのですが、如何せん極めて単純な『なぞなぞ』も解けないような知性体にふんぞり返られても説得力に欠ける気がするのですよ。むしろ同族なので感情移入したという内容の方が、すんなり納得できたようにも感じます。
まぁ色々と書きましたが、別に嫌いなタイプの作品ではありません。読み物として楽しめる出来だと感じましたし、多少の誤字はありましたが気になるレベルではありませんでした。それに、私もどことなく似たような作品になっているので、人のことをとやかく言えるほどではありませんしね(笑)
それにしても、今年はこういう作風の作品が多いような気がしますね。これも流行りなんでしょうか。
長文悪文失礼しました。


[24] RE:バルからゴキヘ。 Name:藤咲一 HOME Date:2010/09/04(土) 00:45
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。また、感想ありがとうございました。
と、挨拶は程々に、企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

ロボット対人間。おおよそ核となる設定は馴染みのある物でわかり易く、場面としても、想像し易い家屋内と、言葉少なくとも、情景が浮かびました。
また最後、ポーンとリョウコが争う結末は、良い意味でも悪い意味でも人に都合のよい存在であるロボットを見せてくれた気がします。
さて、そんな中で私が思う事……。
と言っても、基本この作品に関しては、特段突っつく所が見当たりません。全て脳内補完できる範囲です。
しかし、気になった事をひとつ。
それはロボットにおいての心。感情です。その位置付けはいったいどういった物だったのでしょうか。
ロボットに感情はない。生まれたのはバグのせいだ。と、するにしても、どちらかと言えば感情ありきで進んでいるようにも見え、作中での異様さは薄く、私としては物語が平坦に見えました。
ロボットの基礎プログラミングに感情は存在していたのでしょうか? それとも“同族”という単語からバグの作用によって生まれた物なのでしょうか?
愛が、バグなんでしょうか?
この世界においてロボットに感情は、あるべきものか、そうでないのか。
そこらあたりは本文中序盤で明確に見せて欲しかったですね。
なんてこと書いていますが、自分の事を棚に上げている私ですから、適当に流して下さい。
最後に誤字の報告
>銃器並みの腕力で
 重機

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[26] RE:バルからゴキヘ。 Name:石神航 Date:2010/09/04(土) 08:38
 成長したいのでと言うことなので、遠慮無く。
 まず、行間の開けすぎは人を選ぶ。そこから先に進めなくする原因の一つになることを知っておいた方がいい。人によっては、ページを開いたときの印象で読むか読まないかを決める。字が詰まりすぎても、行間が空きすぎても、ページを閉じられる。そこを考慮した結果がこの行間であるなら、私は何も言うまい。
 閑話休題、肝心のストーリーはどうだったかというと、どうも納得いかなかった。
 調理用ロボットの存在にまず、違和感。母親が料理をしない理由を明示するだけでも違ったのでは。手料理の方が旨いに決まってるのに、何で未来人はロボットに調理させるのか。ボタン一つで簡単だから? 調理時間はさほど変わらないはずだ。母が死ぬほど不器用だとか、料理をさせると危険な物体しか出来上がらないだとか、そういう一言を挟むだけでいい。別にリアルである必要は無いが、納得ぐらいはさせて欲しいのだ。
 極端に気になったのは父親の存在か。ただメイドロボを運ばせるために登場させるくらいなら、どっかのエロマンガみたいに、宅配便で運ばせりゃよかったんだ。必要でない人物が出てくることで、後々話の中で重要な位置を占めるだろうなという読者の期待を裏切ってしまう。他レビュアーの指摘にもあったが、父親の設定が生かし切れていない。ただの設定でないのなら、しっかりと物語に絡めて欲しいというのは、我が儘だろうか。
 そして、残念なお知らせがある。私は初回、《伍》を読まずにスクロールさせてしまった。擬音や叫び声が連なっている=何かが起きている、それさえわかれば、この章は不要だと無意識に判断してしまったのだ。本来ならば見せ場だろうが、読む人によっては一切の関心を持たない場所になってしまう。書き方の問題かも知れない。読ませようとする力が、少し足りない。作者と同じテンションになるまでの助走期間が短すぎる。行間の多さも相まって、「セリフの部分だけ読めば、地の文を読まなくても話の流れがわかってしまう」ため、地の文に目が行かないのだ。いくら文字数を割いても、これでは面白くない。
 大体、緊迫感のある人間が、そんなに喋るかどうか。過去にトイレの個室の鍵が壊れ、閉じ込められた経験のある私からすれば、全く臨場感もへったくれもない。私は運良く窓のある個室に閉じ込められたが、それでも窓が小さく、身体が抜けなかった。排気口と言っても、少年の身体がすり抜けるような大きさの物が備え付けれれているとは、とても思えないのだ。
 しかも、トイレのドアごときにセキュリティを入れるなど、到底あり得ない。通常、家庭のトイレは緊急事態を想定して、わざと開けやすくしてるはずだ。鍵が壊されている、外側に板が打ち付けられたなど、もっと単純な方法で出られなくした方が、逆に説得力があったのではないかと……トイレに閉じ込められ(中略)真剣に思うのである。
 ロボットの攻撃性については、先に指摘があるため言及を避ける。そこが物語の肝であるはずなのに、詰めが甘すぎる、とだけ書いておく。
 テンション云々については、全くの好みの問題であるので、好きな人にはたまらないだろうと思う。年のせいもあり、どうも若人の感性について行けなかった私自身、読み手として反省すべきかもしれんなど、無粋なことを考えてしまった。ホワイトスワンにはあって、こちらには足りない物は何だったのか、もっと読み込めば或いは発見できるかも知れないが、それは作者自身が痛感していることだろう。


[27] RE:バルからゴキヘ。 Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/09/04(土) 22:34
一読して、本格派のSFを志向しているとお見受けした。
“ロボットの心”や、その心の発露として攻撃性を持って創造主に襲いかかってくるロボットという筋立てはハードSFでもたびたび取り上げられるモチーフだ。人間と一味違う思考シーケンスを持つロボットとの“心理戦”などは、ハードSFの香り高い。一読者として見所が多い作品だったのは純然たる事実だ。
だが、一方でSF作品としての脇の甘さも感じた。
この作品の設定は23世紀(別の個所では2346年と書かれている。だとすれば24世紀のはず?)となっている。現在(2010年)から200年も先の未来である。200年も先の未来に『USB』などというものが存在するだろうか。
例えば、かつてフロッピーディスクが記録媒体の中心だったが、2010年現在、既に生産を終了している。わずか数十年の間に記録媒体の主役は交代しているのだ。200年も同じ記録媒体が使われていると考えるのは少々ナンセンスではあるまいか。
何が言いたいのかといえば、この作品からは200年という時間の隔たりを感じないのだ。こういったところを随所に感じた。

「200年後の社会はどう変容しているのか――」。未来予測も立派なSFの一ジャンルだ。ハードSFで200年後の未来を描くのならば、本筋以外のそういった部分にも注意を払って欲しかった。
例えばこの作品がコメディだったならば、以上の指摘は野暮なものとなる。だが、私はこの作品の随所にハードSFの匂いを感じた。それゆえに脇の甘さが気になった次第だ。


好き勝手申しまして申し訳ありません。
ご執筆お疲れさまでした。では。

[47] どうも突っかかるために… Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/11(土) 03:37
初めまして、タイトルからかなり読むに抵抗があった(苦笑)虫嫌いの自分ですが、拝読させて頂きました。では辛口で失礼致します。辛口なので直接的ですが、心の準備を。

理詰めでいこうとするのは、SFらしきでいいんですよね。最初の部分で日常会話的に話の伏線を張ろうというのは解りますし、それで展開しようというのも解ります。それはいいんですけれども、
>ゴキブリは生きる化石って呼ばれるくらい古い種だから、先住権を主張するのは無理だと

ここでまず自分ですが、いきなりで突っかかってしまったんです。古い種「だから」? 古きは先住権を主張すると最初思ったんですよね。結果的には追いやられるんでしょうが、唐突で言葉が足りない。何で無理なのさと小さな疑問というか突っかかり程度でした。これだけならたいした事でもないのですが。続きます。

メイドロボが美人設計で萌え要素という設定ならサン2の反応は薄い。さらに主人公の自分も。
ちょっとでも反射行動的に反応してくれれば笑えたんですけれども(笑)。
メイドロボの愛情を匂わせて、いきなり復讐、と。ここも唐突感なんですよね。何故かな、と考えると読んでいけば一応分かりますが、例えば許すという機能を持ってないくらい機械的ならポーンに対する愛情は何なんだと思いますね。愛情のプログラミングはどうなってんでしょうか。
アシモフの三原則の箇所(《参》の箇所ですね)、特に話に要るとは思いません。愛情を匂わせている以上、復讐するのは今後の展開で解りますし、反対に説明(しかも誰の目線で書かれているのかまた唐突で曖昧。内容から主人公ではないでしょうけれど?作者?)する事で、言い訳のように感じて移入するに抵抗があり逆効果。
トイレのシーンも長めに描写している割には切迫感がない。人間て実際に慌てたらどうだろう、素手で殴るなり足で蹴るなり。原始かな。水が襲ってくるのでしょう?
所業の犯人にメイドロボが該当するに至るまで、感情希薄な思考タイプの主人公なのかと思ったら気がつき方もまた納得いかない。
>メイドロボットがこんなことをするわけもないが、他にこれが可能なロボットも人間も、常識的に考えると存在しない。なんらかの要因によって、リョウコがバグった。そう考えるしかない。
唐突というか強引です。何故リョウコが「バグった」と結論に至るのか。自分はセキュリティの故障じゃないのと思いましたし、同じ唐突なら、リョウコにもっと早くに声を掛けさせれば考えずに済む事じゃないでしょうか。
訴訟も、息子死にかけで親父がリベンジャーな割には冷静に見えます、といいますか会社、示談で済むかな。

…とまあ、細かく突っかかるわけなのですが多すぎて長くなるので割愛します。
致命的なのは、先の感想人の方達が上手く指摘して下さってますが、知能についての話なのに作中で薄いという事。感情の位置付け。どちらかというとコメディ的より是非SFらしきで地に一貫した硬質で攻めて頂きたかった。そう思えた全体です。

とりあえず、ゴキが暴れなくてよかったですよ(笑)。
色々と細かく私見で書きましたので、「あーそれはなぁ…」みたくな部分も大いにあるとは思いますが(こちらも分かっていて記述していますので…)、適当に流してやっておいて下さい。

それでは、感想悪文失礼致しました。


[179] RE:バルからゴキヘ。 Name:84g HOME Date:2010/11/04(木) 17:35
辛口感想の両方に同じ文章添付、コピペで申し訳ない。
やたらにあるモットーのひとつに『反論したい感想には掲示板ではなく作品で反論しろ』というものがありまして。
読者様にそう思われた時点で、もう読者様の中ではそれが事実なわけで。
作品で言えないことをこのスペースで言うのはただの言い訳…。
というわけで、反論を期待していた方はお手数ですが、今後の作品に注目ください。
…来年! また来るからなァアアアアっ!
テンプレ終了、以下各感想返しとか。


一二三四さん>
タイトルは仮題の段階でバナーを作ったのが一因ですね。
自分の気づけなかった部分から、気付いたけど直せなかった部分など丁寧なご指摘、ありがとうございます。


栖坂月さん>
検討の上での辛口、ありがとうございます。
嫌いじゃなくても叩いて貰った方が助かります。
…いや、まあ、タイプ的に嫌われなくても、
そこそこの長さで叩かせてしまうという俺の腕の未熟さの証明でもあるんですが。
今回の感想も経験として積み重ねさせていただき、次の機会があればその結果を読んで頂きたいと思います。


藤咲一さん>
判りやすさを追求というテーマがあったとはいえ、
ロボットと人間という対比を考えることすらせずに完成させてしまったので、
藤咲さんの指摘への反論は言う口はありません。
次に分かりやすい作品を作るとしても分かり易く深いところまで掘り下げられるよう精進したいと思います。
ありがとうございました。


石神航さん>
リアリティの追求、並びに趣味が合わなかろうと納得させるパワー不足など、
多くの点をダメージと共に心に刻み込ませていただきました。
ご指摘、ありがとうございます。


独行道アマチュア戯作者さん>
年号は色々と設定が変更していく内に…うあー…。
USBとかも最初は諸々の説明があったのですが、説明量の増加でオミットしてしまいました。
余計な部分というか、どうでもいい部分に文章を使ってしまった結果です。
細部まで拘ってこそのSFだと思うので、学ばせて貰いました。ありがとうございました。


饅頭は空を飛ぶさん>
先のレビュアーさんの叩いていないところを叩くという、
作者側としてはとても助かる指摘をありがとうございます。
俗に言う、消去法の詭弁になっている主人公理論…うあぁああ…。
キャラクターの演技指導、参考にさせていただきます。

[76] 火星御留流山至示現流 Name:84g HOME Date:2010/09/26(日) 00:38 [ 返信 ]
火星開拓時代、火星御留流剣術:山到示現流の二人組は、稀少液体金属マルスニウムの発掘を続ける中、二刀流の番人と出会う。縦書き・横書き用にそれぞれ調整されたふたつの物語。

『バルからゴキへ』とは作風が違いますが、作者のスタンスは変わりません。
辛口感想カムヒアです。 袋叩き歓迎。

[116] RE:火星御留流山至示現流 Name:藤咲一 Date:2010/10/10(日) 16:11
二作品目失礼します。藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

まず言い訳、です。
最初は縦書き横書きとも読もうと思いましたが、縦書きを終わり、横書きに入った所でほぼ変わらない、(主人公が変わっただけ)と言うイメージがありましたので、止めました。
ですので、ここにある感想は縦書きのみのものです。すいません。

さて、スペースチャンバラ。それがイメージですが、これを嫌いな男子は少ない。
かくいう私も好物だったりします。
名乗り合い。でっかい刀を振り回す。ある種のロマンが感じられますね。
ストーリーにしても目的も大筋ははっきりしているし、サラリと読める内容であると思いますし、読後感もスッキリとしていました。
個人的には、楽しませていただいた作品のひとつです。
その中でひとつ書くなら、忍術学園のくだり。
あれはある種の『間』だったのでしょうが、私としては唐突でした。そこだけが構成上異質で、流れを崩しているようにも感じられました。
意味があれば別ですが、短編として見るなら、バッサリ切ってしまってもいいかなと。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[162] さてここだけの話で(大笑)。 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/24(日) 06:07
こんにちは、拝読しましたので辛口というより思ったことそのまま書きますね。簡単ですが感想です。

まず、自分とは合わないなと思ったのが読了後。それならそれで通常終わりなんですが、まあ後は参考までに。
視覚だけで判断せず文章で読む自分のような人間はあまり縦書きと横書きに関係なく最初、横書きで普通に読了しました。話の内容に関しては、良虎好きだったのにな〜でした。ああ残念。読む事前にスペースチャンバラものということだけ念頭に読み始めましたが、そこの部分は単に楽しませて頂きましたね。自分は最初の火星英雄編だけで充分で、後の編につきましては爆走しちゃってるなーあはは〜と傍観スタンスで読了でした。まあそんな感じで、結局読み手を選びましたかね。おもちゃ箱みたいでした。
さて、では、先入観を引きずらなく2つの物語を読めればいいのですがと少し思いつつ。企画作2作、おつかれさまでした。
それでは〜


[168] RE:火星御留流山至示現流 Name:石神航 Date:2010/10/31(日) 22:53
 誠に申し訳ないが、縦書きのみ読了で。
 突っ込みどころが多すぎて一体どこから話せばよいのやらと悩んだが、とりあえず。
 ラノベだなぁ。
 舞台が既にすっ飛んでいるので、気にせず読み進めようとも思ったのだが、いちいち「そらないやろ」と本能で突っ込んでしまう。結局何が書きたかったのか。火星の上でチャンバラしたかっただけなのか。どうも、理解できず、最後のオチにガックリと肩を落とす。
 大変失礼なのだが、医療ネタ使うならば、せめて調べ物をしてからオチを考えて欲しかったのだが。
 勢いに任せて縦横書いてくれたが、申し訳ない、自分には横書きは全く合わなかったようだ。世代的にと言うこともあるだろうから、己の道を好きに進むが宜し。


[178] RE:火星御留流山至示現流 Name:84g HOME Date:2010/11/04(木) 17:34
辛口感想の両方に同じ文章添付、コピペで申し訳ない。
やたらにあるモットーのひとつに『反論したい感想には掲示板ではなく作品で反論しろ』というものがありまして。
読者様にそう思われた時点で、もう読者様の中ではそれが事実なわけで。
作品で言えないことをこのスペースで言うのはただの言い訳…。
というわけで、反論を期待していた方はお手数ですが、今後の作品に注目ください。
…来年! また来るからなァアアアアっ!
テンプレ終了、以下各感想返しとか。

藤咲一さん>
横書きと縦書きは、最初からどっちかだけ読んでも両方読んでも良いように作ってるので問題ありません。
もう最初からチャンバラが書きたいだけなので、そこを褒めてもらったらもう作者冥利の次元。
ご指摘の通り、忍術学校部分は、全貌が完成してから付け足した部分なので、当初の予定にはありませんでした。
なので、そのアトヅケさが違和感に繋がってしまったのならば、もう反論の余地もなく。
感想ありがとうございました。


饅頭は空を飛ぶさん>
縦と横を気にしない人のことを全く考慮に入れていなかった今作。
拘る人にでも、拘らない人にでも、どっちでも読ませられるクオリティに仕上げられなかったのが単純に悔しい。
次回が有るならば、合わない読者さまにでも面白いと思っていただける作品を仕上げたいと思います。
感想ありがとうございました。


石神航さん>
今回はツッコミをしながら読むのが俺の意図だったわけですが、合わないときはやっぱり合わないのが今作。
感性が合わないのはしょうがない、とか言えない自分が割と好きです。
というわけで、ラノベっぽさやら調べ不足やらも、順繰りに研究させて頂きます

[15] F・∞ Name:栖坂月 HOME Date:2010/09/02(木) 16:03 [ 返信 ]
【あらすじ】
人間達が太陽系を飛び出して移民を開始してからすでに数世紀、様々な娯楽が生まれては消えていった。レースカテゴリの主役は長らく宇宙空間にあったが、三十年前に立ち上がったロードレースが人々を熱狂させる。そして今期、ヤマト資本のプライベートチーム『フォーチュンベル』が、新人を擁して開幕3連勝を飾り、台風の目となって暴れまくっていた。銀河チャンピオンは目の前、最終戦の幕が今、人類発祥の地で上がろうとしている。

【一言】
お気軽にどうぞと言いたいところなんですが、結構趣味に走った作品なので、正直言うと怖いですね。まぁでも、参加したからには忌憚のない意見が欲しいところなので、企画を楽しむ意味でもこちらに立てさせていただきます。


[113] RE:F・∞ Name:藤咲一 Date:2010/10/10(日) 15:58
二作品目失礼します。藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

しっかりと読ませていただける内容に、頭が下がります。
レースと言うのは良いですね。萌える物があります。ああ、字が違う。燃える物があります。
実況など、効果的であったと思いますし、作品中の至る所で垣間見る言葉選びのセンスは、見習いたい所です。
ストーリーラインは比較的簡単なものでしたから、考える事もなくすんなりと受け入れられましたし、目標もしっかりしていて、安心して読める作品であったと思います。
個人的な希望を言うなら、最速フリーターには優勝してほしかったですけれどねぇ。
さて、そんな中で少しばかり思う事。
それはオフロードコースの存在。
これが引っかかります。あくまで、私の中、それもとっても小さな部分ですが、引っかかりました。
今のフォーミュラーレースでは考えられない事にするっとなじめなかったです。
タイヤの関係が語られていましたから、余計に違和感があります。
物語の性質上必要なのか、それともそういったレースが銀河のグランプリでは基本なのか。
整合性が薄いと感じました。
グランプリのスタンダードであるならば、マシンの外観は違ったものでありそうですし、作品内で否定される汎用性と言った部位で勝負が分かれてくるのかとも。
マッハ号や、アスラーダ。それほど(世界観含め)規格外なものであれば、まあねぇ。と思いますが、カブトガニをはじめとする他のマシンにしても、既存のフォーミュラーカーを逸脱したものでないイメージがありました。
説明が丁寧な上に、科学的だったがため、私は違和感を覚えたんだと思いますが、私の持つ偏ったイメージと、作品のレース世界観に若干の隙間が生まれ、引っかかりをつくりました。
ですので、個人的には、その隙間を埋めてくれる説明があれば良かったなぁと、思うのでした。
もうひとつ、書くとするならば『覚醒』の存在ですが、この物語の終結でしたら、有りだと思います。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[139] RE:F・∞ Name:美鈴 Date:2010/10/16(土) 23:33
 作者の言う通りであり、それ以上でも以下でもない作品。そう、趣味の世界に終始した。
 SFでも置き換えや準えで趣味を投影させる手法がある。特にゲームやスポーツを題材にしたものもローラーボールを始め様々ある。
 しかし、本作は舞台が未来と言うだけで、現代のモータースポーツとそう変わらない情景が展開する。そこへ持って行きたかったのだろう、作者はそれを最新マシンのレースに飽きた人々によるF−1への先祖帰り(まあ、クラシックカーレースのようなものか)という一点に絞って説明したが、よくあるご都合主義である。
 勿論、この作者のことだ、読み応えは充分あり、構成も見事ではある。これが妙な現代風刺を込めたかのような宇宙コミュニティやら、例の「誰かの声が聞こえて」というニュータイプ(古いな私も)現象など外してしまって現代のF−1群像物語なら納得だった。
 残念だが、空想科学祭というカテゴリーに参加するにしては納得感の薄い作品だった。


[147] RE:F・∞ Name:84g HOME Date:2010/10/18(月) 18:20
長めの中編や、他の長編作品で多々読み飛ばしたくなる衝動が襲う中、
この作品は常に退屈せず、ザクザク読み進められました。
常に動きのあるストーリー、分かりやすい! これぞ娯楽作品!
作品数が多い企画では一作に掛けられる時間が減るので、
読者としては同じ長編でもこういうヤツの方がスカッとして良い!
最初から最後まで、正統派を貫く疾走感、面白い。


しかし、SFではないですよね、コレ。
F1の描写なんかもGコンの類まであるのに、そこまでスピードアップしてる様子もなく。
レギュレーションって言葉は便利ですが、それでもF1過ぎてスケールが小さい。
モータースポーツの中でもF1は好きなほうですが、
それは筋書きのないドラマであり、あのスピードと汗と油臭さがあるから。
小説で同じことをやればどうやっても見劣るのはしょうがない。
なのに、なんというかF1を“再現”することに終始してしまった。
SFを名乗るなら、再現なんて生ぬるいことじゃなく、“越える”つもりで大宇宙丸出しの戦いをして欲しかった。
根底の時点でもっと大宇宙レースできるのに、始まってみれば普通のF1。


っていうか、カーゴ移動で超音速を出していながら、
地上を走る時はそれより遅い(という描写に感じる)というのもかなりアレな事態。
もうマシン以上の速度を出せるなら、ピットスタッフが併走しながらマシンを直すとか、
客がウロチョロ飛び回るとか、ぶっ飛ぶくらいバカバカしい設定の方が俺好み。
他の参加作品が風呂敷が広すぎて畳みきれない印象の作品が多い中、真逆。
風呂敷が狭さとダイナミズムの不足、栖坂月さんの暴走が見たかった作品。

[159] RE:F・∞ Name:石神航 Date:2010/10/23(土) 10:38
 自分が面白いものを書くというのは大切なことだ。読んでいて清々しいくらい趣味に走っている。風を切るイメージ、緊張感、臨場感などが、ガンガン頭に入ってくる。一つのレースを中心にした話ではあるが、人物も生き生きと描かれているし、面白みもあった。なかなかの秀作である。
 しかし、これをSFとしてしまうにはやはり些かの疑問が残るのだ。「F1への愛は痛いほどわかる。SFにしたいのもわからないでもない」そう表現するのが妥当ではないか。
 既に指摘のあるとおり、SFとして成立させるには難が残る設定。ロケットレースのような空中戦主体なものより、あくまでF1にこだわったと思われるが、これだけではどうも未来のレースというには物足りない。
 SFにF1、とくれば、私は真っ先にサイバーフォーミュラを思い浮かべるのだが(若い諸君はご存じないだろう)、あれはマシンにAIを搭載、レース中にドライバーとAIがそれぞれ最良のレース展開にしていくため試行錯誤する姿が印象的だった。今作のカブトガニも面白い設定ではあったが、SFならではの設定ではなかったようにも思える。
 SFと謳うならばSFでなければならない点を強調して貰いたかった……と、他人を批評している場合ではないが、そう思った。宇宙時代というせっかくの設定も、レース規模の小ささで霞んで見える。この設定でなければこの展開にならないのだと強調できるような強引さも、欲しかったなと注文を付けておく。


[177] 返信と書いてあとがき Name:栖坂月 Date:2010/11/04(木) 17:22
このような趣味全開の作品をお読みいただきまして、まずはありがとうございます。モータースポーツ好き以外はスルーかなーと思っていたりもしましたから、ここで頂いた感想はとても嬉しいです。
では返信に入らせていただきます。
ある程度は予想していたのですが、SFとして物足りないというのが見受けられるのは仕方がないかなーと思っております。ただ言い訳をさせていただくと、現在F1を仕切っているFIAの様な組織が立ち上げたのなら、こうなるだろうなという予測の元に成り立っているお話でもあります。彼らはマシンを速くするとか、技術を見せるなんてことには興味がありません。建前上でも出来る限り横並びに整えたマシンに人を乗せ、そのテクニックを競わせようとしている団体だからです。F1を知っている人であればあるほど、カブトガニの異様さがFIAにとっていかに厄介なものであるのかが理解できることと思います。それ以上の派手なギミックなんてとんでもない、安易な差を生ずるシステムはすぐさま禁止となる世界なんですよ。
つまり、この作品最大の欠陥は私がF1というカテゴリーに肩入れしすぎた結果です。この部分での不満は、受け入れざるを得ないと覚悟していると同時に、諦めている部分でもあります。もちろん、そういった裏側というか世界観を上手に伝えられなかったのは不徳の致すところでした。ごめんなさいとしか言いようがありません。
ただその中で、藤咲さんの抱いた違和感に関してだけは明確に謝罪しておきます。オフロードは完全に話の都合です。別に必要のない要素ではありましたし、現代的なタイヤの説明を挿入している以上、違和感が生まれるのは当然です。本当はその辺り、現代とのタイヤ性能の違いにも明確な理由付けをすべきだったのでしょうが、それだと素人さんが「つまりどういうことなの?」という事態に陥ると判断したので誤摩化した結果です。ここはもう全面的にごめんなさい。
ちなみにカーゴ移動の速度ですが、当然ながらマッハを遥かに越えています。むしろレトロなロードレースだからこそ惹き付ける、そういう描写がもう少し欲しいところでしたね。モンテカルロ、ホッケンハイム、スパ・フランコルシャンはいずれも現存するサーキットです。ある種の懐古主義を盛り込めなかったのも、敗因だったかなーと自己分析しております。
ただそれでも、レースを巡る物語としてはそれなりに熱を伝えられたのだろうかと思ってもいます。反省点は反省点として、楽しい作品作りはこれからも続けていきたいですね。
とてもありがたいレビューの数々、重ねてありがとうございました。


[21] 最後のスキャンダル Name:三谷透子 HOME Date:2010/09/03(金) 02:14 [ 返信 ]
【あらすじ】
3XXX年、世界はブロックごとに統一されていた――
ブロックに属しない唯一の独立国日本は情報獲得手段であるインターネットが規制され、政治・行政は特定の一族に牛耳られている。そんな日本で一人の女と二人の男が出会う。彼らが起こす最後のスキャンダルは、何かを変えるきっかけになる……かもしれない。

【一言】
枯れ木も山の賑わいとばかりに初参加しました。どうぞよろしくお願いします。


[115] RE:最後のスキャンダル Name:藤咲一 Date:2010/10/10(日) 16:08
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

と書こうと思ったのですが、正直、わからなかった。
それが感想です。
SFをベースに書かれた文学。なのでしょうか。
所々、チラリと見えた惹かれる文章はあるものの、私にはそれを何かに結び付け、一本のラインへ結ぶ事はできませんでした。
ですから、特にこれと言って、何を思うかといった感想が書けず、申し訳ないです。
文章表現にしては、独特で、これは狙っているのかどうなのか、それもまた、ムニャムニャニャ……
そんな私が我儘を言うなら、もう少しわかり易く綴られた物が読みたかったかなぁでした。
ですから気付いたのは誤字くらい。
PDFで見た所の5ページ
>髭面の方が方が

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[118] RE:最後のスキャンダル Name:砂漠の砂 MAIL HOME Date:2010/10/10(日) 23:39
こんばんは、砂漠の砂というものです。
 平安時代の宮中の雰囲気を、千年後の未来にもってきたのですね。藤原氏と彼らと権力闘争し敗れた様々な一族が登場人物のモデルになっていると予想します(わたしはそのあたりの歴史には詳しくありませんので、よく分かりませんが)
 特に、第十二章以降が面白かったです。そのあたりから、文章自体がきらきらと輝いているようで、熱中して読むことができました。特に流れ星の描写など、見事だと思います。
 最終章、なるほどそういうオチかと、手をたたきました。ここから新たに日本文学の芽が出るのかもしれませんね。
 一方、欠点をいうのならば、冒頭からの数章、台詞が誰の発言なのかよく分からない部分がありました。僕は登場人物の名前を覚えるのが苦手なので、余計にそうだったのかもしれません。
 あと、千年後の世界の、細部の描写があまりされていないのも欠点といえましょうか。都市はどんな様相なのか、人々はどんな服を着ているのか、食事は今とどう違うのか、等々。もちろん、そんな細部の描写をできている作品が他にどれだけあるのかといえば、わたしの作品も含めて、ほとんどないでしょう。(もちろん、全作品を読んだわけではないので、正確なところはよく分かりませんが)
 ただ、千年後にしてはあまり現代と変わらない雰囲気だったので、その辺もう少し描写をした方がよいとは思います。
 結論を言いますと、大変楽しめる作品でした。勉強になりました。

[119] RE:最後のスキャンダル Name:84g HOME Date:2010/10/11(月) 22:13
読みやすい文体、独特なページ指定・改行、均整の取れたSF設定など目を引く要素は多々あるんですが、
正直、読んでて楽しいとは感じませんでした。

最大の難点はキャラに工夫が無く、ストーリーの凹凸の少なさが問題かな、と。
キャラに関心が持てないので、ラストシーンでも時代劇でその他大勢の浪人が斬り殺されたぐらいの感慨。

『必要でもない会話』を多く書けるというのは高い技量を感じはするんですが、
なんというか、会話自体に単純な面白さがないので、読んでてモチベーションを維持できない。
淡々と進む雰囲気の好き嫌いとも思うのですが、俺の主観で言わせて貰うと退屈でした。

逆に緑茶やアンチエイジングなどは楽しく読めたのですが、
このあたりだと、キャラクターが説明役と聞き役が明確に別れすぎるのも難点といえば難点。

読み手・レビュアーとしての技量を問われる作品。
なんというか、辛くないワサビという印象。
香りを楽しめといわれても、俺にはわからない。
嫌う理由も無いが、褒める方法も思いつかない。

[129] RE:最後のスキャンダル Name:虹鮫連牙 Date:2010/10/14(木) 22:56
 作品を読ませていただきました。

 感想をと思ったのですが、率直な感想としては先に書かれている藤崎様の最初の一言と同じなのです。
 残念なことに、いまいち物語の筋が掴めなくて……。

 小説の面白さは、作者の描く世界や設定の中で繰り広げられる状況描写や登場人物の心の動き、緩急のある展開などを文章によって読者に届けることで生まれるものだと思っているんですが、それとは別にもう一つ、読者自身の想像力が面白さも大事だと思っています。
 読者の想像力を引き出す手法としては、例えば「特に重要性の無い部分は削る」とか「削った箇所を考えさせるように断片的に情報を与える」とか「物語の最初から終わりの間にかけてじっくりと明かしていく」などがあると思います。この辺りのことは、私が言うまでもなく、小説を書く誰もが考えていることでしょう。
 ただ、こちらの作品を読み進めていく中で感じたのは、説明がもう少し欲しかったように思いました。想像力や読解力で補えなくなってしまったと言うべきでしょうか。
 いや、作中では読み進めていく中で、「あ、あの時のことをここで明かしているんだ」という部分があるのでしょうし、実際にそう感じた部分もあったんです。
 ただ、後々にならないと判明しない出来事や登場人物が早い段階から目の前に次々と出過ぎてしまった気がします。特に登場人物。誰が誰なのかを把握するのが少々困難でした。
 なんていうか、キッチリと整理整頓されているオモチャ箱の中身を全部散らかして一通り遊んだ後、「片付けなさい」と言われていざ片付けようと思ったら、どういう風にしまえばいいんだっけ? と首を傾げるような感覚が読後にありました。
 想像力や読解力には個人差が当然ありますし、ましてや僕なんかはお世辞にも本をたくさん読む人間だとは言えないので、単純に自分の読者としての力量が足りないのも理由だと思います。

 個人的には鉤括弧による台詞部分が多すぎたようにも感じました。
 テレビや映画みたいに映像があるわけでもなく、ドラマCDのようにSEが入るわけでもないので、もっと地の文で登場人物達に動き回ってほしかったように思います。もちろん体の動きだけでなく、心の動きも。
 そうすれば登場人物達が、「喋る人」→「人間」になってくれて、もっともっと愛着が持てるなぁって。
 
 単純に物語の大筋自体は面白かったです。一つ一つの設定や個々の展開は楽しめました。
 ただ、僕は最後の片付け方で頭を傾げてしまいました。

 今回指摘させていただいた点は自作品にも言えるものがあるし、空科祭初参加ということで企画の雰囲気を知らなかったこともあり、辛口掲示板への書き込みは避けておりましたが、今回だけ、大変恐縮ではありますがこちらに書かせていただきました。
 失礼いたしました。


[131] RE:最後のスキャンダル Name:ハセガワハルカ Date:2010/10/15(金) 14:51
 文学的だなぁ……。良い意味でも悪い意味でも。ハセガワハルカです。
 以下、思ったことを箇条書きにします。レビューというより純粋な感想になります故、読みにくいと思いますがご容赦ください。
 ストーリーの大筋と関係のない会話が多すぎるように思えますが、それはまあ良しとします。
 登場人物の使い分けが、ほぼ名前だけでされているので、少しわかりづらかった。特筆した個性のあるキャラクターがいなかったというのも残念。
 1〜、前半部分がちょっと読むのがつらい。ストーリーの本筋がどこにあるのか分からないので、何を楽しめばいいのか分からなくなります。
 5話目からかなり面白くなってくるのですが、そこに辿りつくまでにギブアップしてしまう人も多そうです。もったいない。
 7話目で、三人称主体だと思っていたら地の文で"俺"と出てくる。あと、"在坂"から"昌平"に突然変わったりするのもキツイものがあります。群像劇風なのは悪くないのですが、それでも一人称主体か三人称主体かくらいは、どちらかに固定した方が読みやすかったかなと。
 見慣れない名前が出てきたと思ったら新キャラだった、という状況が多い。加えて前述の問題点もあり、読むのに体力を使わされました。
 9話目『アッ――――――!!』
 アンチエイジングって結局何のために行われてるの? など、なんとなく不合理な世の中だなと思いました。政治的な意味ではなく、設定的な意味で。千年経っても肺炎で死んだり、携帯電話とかアラームなどの単語が出てくると、どうも近代〜現代くらいの話に見えてしまう。
 総評として、俺には奥が深すぎて、なにを楽しめばいいのかわからなかったというのが一点。
 文章力は素晴らしいものがあります。特に後半はレベルの高い文章構成を追っていくだけでも楽しめました。
 次いで、後半は本当に面白い。特に、18話目の貫幸の葛藤などは実に人間的な好感が持てました。しかし終盤はこう急いで書いた感じが見受けられました。そのおかげでテンポ自体はよくなっていたのですが、独特の文章表現が薄れてしまっている感じがありました。
 オチはなんだか呆気ない。綺麗と言えば綺麗なのだけど、そこに会ったのはドラマじゃなくて予定調和だったといいますか……。
  
 勝手に主題歌:「reason to be I」(「車輪の国、向日葵の少女」BGM)


[146] RE:最後のスキャンダル Name:石神航 Date:2010/10/17(日) 16:22
 冒頭から結末までストレスを感じてしまうのは、極度の情報不足が原因だというのは、先に指摘あるとおり。作者の頭の中では恐らく完結しているだろうが、読者は雲を掴むような感覚で読み進めざるを得ない状況だ。
 人物に対する描写、世界背景、今どこにいるのか、どこで誰とどのように会話しているのかなど、文を綴る上で基本的に必要な部分が欠如している。日本語について、文学について深く考えているように思える作品の割には、日本語が崩壊している部分が目立つ。
 恐らく、推測するにこの作者は頭がいい。だから、自分が思い描いていることが自分の文章に的確に反映されていると錯覚してしまっているのでは無かろうか。
 なぜそう思うのか。端折り具合が凄まじいからだ。
 これほどまでに必要部分を削って書かれたものを、どうやって物語として受け止められようか。書きたいことはわからなくはない。紀貫之、在原業平を反映させたと思しき人物らが出てきた時点で、この作者は平安の世と三十数世紀の日本を重ねてみたかったのだろうと悟る。しかし、それだけ。
 熱意を文章に、物語にするのは、難しいことだ。これほどまでに会話のつなぎ合わせだけで、全く描写のない状態では、読者がどう受け止めたらいいのかさっぱりわからない。
 問おう。果たして、文学を本当に愛し、深く読み、理解しようとしているのかと。難しいことを言っているのではない。本当に誰かに伝えたいと思って書かれた文章だとはとても思えない作品だと、心底感じてしまったのだ。
 文章で蹴躓き、内容についての突っ込みも多々あるのだが、どう指摘すればよいのかわからない。
 言うなれば、「頑張ってみたんですけど」と、半生のコメに火の通っていない具材がたっぷり入ったカレーを掛けられ、差し出されたときのような気まずさがある。
 まずあれだ、日本語として成立する文章、会話無しで地の文で人称統一した作品を一度書いてみることをおすすめする。発想は面白いのだ、面白い、これが、本当に美しい日本語で描かれていれば。


[148] フォローできず申し訳ない Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/18(月) 18:50
こんにちは、拝読しましたので感想です。正直まとめで、何もかもをひっくるめて「わからん」と最後呟いたのですが、先に書かれたレビュー人の方々と同じくとしても自分なりに思う所を簡単にですが、書きます。とんだ失礼をと思いますが、どうかお許し下さい。

最初、冒頭からですが、内容はともかく「その理由は」を始め、文脈で繋ぎが(言い回しのことですが)分かりにくいと思った所が散見し後々にも少々。宇宙コロニーやアンチエイジング等、背景が入りますが、いかんせん存在が薄い。7・8話あたりでオヤ?と思ったり18話あたりで「言葉」というものに魅かれていったりとはしたのですが、なんせこちらのテンションが続かない。視点がえが頻繁で、例え故意にやっていたとしてもそれはどうかなあ…と頭を掻きました。人間関係を把握した方がスムーズですので、小説版の人物相関図なんぞを最初に付けておく工夫があってもいいかもと思いました(ちょうど企画作で書かれている方もいらっしゃいますので、ご参考に…)。整理できず、読者への不親切さがちょっと目についてしまって損してるなあと思ったまま最後読了です。

この話はシリアスなのかライトなのか。雰囲気を楽しめばいいのか、奥深さを細かく追求していった方がよいのだろうか。SF…はまあいいとしても、混乱してしまったのは事実でした。すみません。

あと1つ、さらっと参考程度に明記しておきますが、企画作完結作品のなかで唯一ケータイで執筆なされていますね。実は、自分はケータイ小説はご遠慮させて頂く場合が多いのです(申し訳ない)。理由は、こちらパソコンで閲覧させて頂いてますが、どうもどの作でも共通してケータイ執筆の特有の癖が目についてしまって読むに邪魔になってしまうからです(改行ミスや段落あけあたりが筆頭ですね)。内容に関係なく作家様たちには不測のことではあるのですが、これはどうしようもないのですね(汗)。

…とまあ、長々と書いているのですが、話の発想自体や展開は、面白いと思います。だからか余計に損ばかりで勿体無いなーと唸ってしまったのですね。どうかまた、チャレンジしてみて下さい。

それでは、感想でした。好き勝手に書いて申し訳ございません。
企画作、おつかれ様です。


[151] 窮屈なパロディ Name:栖坂月 Date:2010/10/19(火) 20:53
私はコメディをやる人間です。しかしコメディであれば何もかも好きな訳じゃありません。その中でパロディというのは、かなり苦手な部類です。内輪ネタなんかもそうなんですが、特定の情報を持っている人間だけにしか通用しないネタってのが気に入らないんですよ。そんなものはその特定の相手にだけ言えば良い話であって、一般公開すべきではない、そんな風にすら思います。
勘違いしないでいただきたいのですが、この作品がそうだから引っ込めろなどと申しているのではありません。それに、パロディそのものが劣っているとも思いません。
私はこの作品が「伊勢物語」のパロディであることを知っています。それは気付いたからではなく、情報として知っているだけの話です。伊勢物語は全く、何一つ関わりのある知識を有しておりません。だから、かなりまっさらな気持ちで読んだという自信はあります。そのため、この話のどの部分がどれほど伊勢物語なのか、正直なところサッパリわからないのです。
でも残念なことに、そこに対する追求をしようと思いませんでした。
パロディにも幾つか類型は存在しますが、良く出来たパロディは少なからず原作に対する興味を引くものだと思っています。設定や原文をまるで違う使い方をしていても、そこから引き出される興味の方が重要だと個人的には思います。筋を真似ただけ、キャラを弄っただけのパロディがたまにありますが、あれらはやはり作った本人が楽しむ以上のものにはならないと感じます。私はこの作品を原作と比較できないので、どの程度パロディとして成立しているのか正直なところわかりません。ただこれなら、面倒な制約を付けてパロディであることにこだわるよりも、より話の面白みを追求する方に動いた方が正解だったように思えてしまいます。
少なくとも文章を見る限り、クセはありますが下手だなんてことはありません。確かに説明が不足している感は否めませんが、行間を読ませる方向へ少しだけ動かせば解消されるレベルであるように感じます。文学的、という意味では私などでは届かないセンスの持ち主であろうとも思います。
若干変化球と言いますか、おかしなところからの追求かと思いますが、素直に感じたことですので正直に記させていただきました。
あと一点、もう少し時間が許せばエンディングの広がりも行間の穴埋めも可能だったかもしれません。そういう慌ただしさが文章から感じられたことも明記しておきます。
すいません。長文で色々と無礼なことを書いたような気がします。
こんな意見もあるんだくらいに思っていただければ十分だと思いますので。
失礼しました。


[152] RE:最後のスキャンダル Name:桂まゆ Date:2010/10/20(水) 23:38
作品を、拝読致しました。簡単な感想を……すでに、書き尽くされている感じがしますが、つけさせて頂きますね。

この作品は、作者様が述べられている通り、パロディです。
物語にもなった在原業平と藤原高子のスキャンダル。それを未来の世界に置き換えて描かれた世界です。(言い切ります)
さて。
そんな面白い題材を選んで描かれた筈の物語。それが、どうも上滑りしているような気がしました。
書きたい事は解るような気がするのですが、舞台を今よりはるか千年未来に設定されているのに、描かれている環境が大時代劇的に見えてしまったのは、私の読解力のなさでしょうか。
その、大時代劇を納得させる説明を頂きたかったと思いました。

基本的に、物語は楽しんで読みたいと思います(誰でもそうでしょうが)。
この作品は私にとって守備範囲内でしたので、読みながらにやりとしていたりしました。「成るほど」とか、勝手に納得していました。
でも。
誰もが、楽しめる。そんな作品に仕上げる事も大切だと思います。そんな理由で辛口板に辛口で書かせて頂きました。
乱文、失礼致しました。

[176] 作者レス Name:三谷透子 Date:2010/11/04(木) 02:49
先ずは感想を頂きありがとうございますm(__)m本来なら個別にレスをつけさせて頂くべきところですが、まとめてのレスとさせて頂きますことをお断りさせて頂きます。

 辛口への書き込みを頂く事は覚悟の上でした。というのはこの作品は未完成なプロットな面があるからです。本来、この話は在坂が佐倉に過去の恋の話をする内容になる筈でした。過去の激しい恋と現在の恋ですらないアッサリした関係を対比させる……そんな『伊勢物語』パロにするつもりでその事を公表もしていました。ただ、そんな話にならなかったのは皆様ご承知の通りです。
 ですから生煮えのカレーというのは否定はしません。その通りです。伊勢物語より平安時代が書きたかった。未来に業平を復活させ、色好みな男とは異なる側面を書きたかった。それが事実です。そういう事をやるには時間も実力もないくせにパロと両立させようとして失敗した。それだけの話です。この話の登場人物の中でただ一人、伊勢物語とは無関係な人物がモデルである山瀬宮が出た時点で栖坂さんの仰る通り伊勢物語から離れればもう少し違う作品が書けたかもしれません。

 そんな話ですから分かりにくい、内容にツッコミどころがある、という点について何を言われても仕方がないとは思います。ですが、それと文学を愛する心だの何だのという話とは別だと考えます。
 そもそも文学とは何なのでしょう?美しい日本語とは何なのでしょう?これに答えはないと思います。人間を書こうとする話が文学なのですか?それともキャラクターとしての登場人物が書かれたら文学なのですか?どれも文学である事を否定出来ないなら文学の定義は十人十色だと考えるからです。美しい日本語も同様です。
 ですから石神さんの問いにお答えします。私は文学談義をするのは好みませんし詳しくもありません。ですが、私は文学を、その表現と内容の多様さを心から愛するものです。その内容が貴方の愛する文学の内容とは異なるものであろうとも貴方にそれを否定される謂れはありません。
 なお、私は物語に不可欠な要素は会話文と考えます。ですから会話文なしの小説はあり得ないと信ずるものですので会話文なしの小説は書いたこともありませんし書くつもりもありません。が。一応なろうに載せた短編は視点・人称が統一されている筈です。もしお暇があれば暇つぶしにどうぞ。


[174] 【感想板より強制移動用】響く叫声 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/11/02(火) 22:32 [ 返信 ]
【題名】響く叫声
【あらすじ】
ゲーム世界が現実に出力された世界。人口は極限に減っていた。世界を陥れた目的は」……。
【名前】絡屋 烈
【区分】掌編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n9235n/

※感想板からの強制移動用です。
 作者の希望で立てられたスレッドではありませんので、以下への書込はご遠慮ください。


[175] 【感想板より強制移動】 Name:石神航 Date:2010/11/02(火) 22:34
 作品提出を取り繕ったかのようなあっさり感は、何とも虚しい。本来ならばこれで長編が出来上がるような気がしなくもない。そして恐らく、誰もがそう思うはずだ。
 掌編は、実はかなり難しい。物語の切り取り方式でもあらすじでもない描き方をしなければ、納得できないというのが読者というもの。
 今作はあくまであらすじではないのかと思ってしまうほど、表面的なのだ。物足りなさが溢れ、丁寧な文章であるにもかかわらず、あっけなく感じてしまう。
 長編とは言わないが、例えば原稿用紙で100枚程度(35000〜40000字)にまで膨らませてみたら、面白いのではないだろうか。


[86] I,Robot Name:真崎優 HOME Date:2010/10/03(日) 00:51 [ 返信 ]
【あらすじ】
人類がロボットを作り出してから三百年あまりの時が過ぎた。
ロボットたちは自らの都市を築き、創造主たる人類の手を離れる。
彼らは進化を重ね、人類では到達しえなかった高みへと登っていく。
人のかたちをした夢はどこに行き着くのだろうか。
【一言】
アイザック・アシモフ氏には本当に申し訳なく思っています。


[125] RE:I,Robot Name:藤咲一 Date:2010/10/13(水) 23:55
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

ロボットは人と成り得るか。ロボットは人を理解できるか。
私の考えを述べるならば、否です。しかし、この作品で作られようとする思想を持つ機械ならば、もしやと思いますね。
作るきっかけは機械と人の対立にあるのですけれど、そこで検証しようという考えを機械が抱く。つまり、結論は先送りにしろ、もう既に、この世界の機械にはその素養があったわけで。しかしそれでも至れなかったから、トッカが生まれたわけですが、最初に書かせていただいた通り、私個人、人間臭いロボットに違和感がある事に変わりなく、マティアの記録、一人称に違和感がありました。
我儘を言うなら、もう少し機械としての極端な部分が見たかった。ですかね。
まあそんな事を思いながらも、何と言うか、上手くまとめられていました。
何を置いても、作品として良い。読了後の考察含め楽しませていただきました。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[149] RE:I,Robot Name:84g HOME Date:2010/10/18(月) 19:12
本気で何がしたかったのかが伝わらなかった。
考えたいと思わせられる要因もとくになく、ただ流れるだけ。

主人公が研究用の有機ロボ、OK、判ります。
そして人間と出会ったりロボが壊されたりして…で、ロケットができたりして終了。
普通の設定で、普通にキャラが現れて、事件と呼べるものもなく終了。
他のレビュアーさんの感想をカンニングしてみても、どうにもしっくりこない。
なんというか、菓子パン食べてて、あんもクリームもなく、そのまま食べ終わった感。
読み終わって、中身がないまま終った印象。
どこでどう楽しめばいいんでしょうか、コレ。

とりあえず、設定にツッコミ入れると、
『研究』という時点で向上心と応用性の証明であり、
作中のロボットはフレーム問題やらナイーブフィジックスやらを乗り越えてるように見えますし、
その状態で人間の研究というのが、何か空回りしているように感じました。
『肉で出来た演算装置なら人間に近づくんじゃね!?』という夢に溢れた発想自体が人間的ですし。
意訳すると、主人公を作ろうとする時点で、主人公を作る意味がなくなっているというか。

[160] RE:I,Robot Name:石神航 Date:2010/10/23(土) 17:25
 人間と見まごうほどのアンドロイドがもし存在したら。人間ではないが、人間のようなもの。思考能力を備えている点、部品交換不可等々、なかなか面白いものを用意してきたものだ。確かに無機質であるいわゆるアンドロイドとは違う、劇中の男が人間と間違えたほどに。
 しかしながら、その成長過程には少々首を傾げた。有機アンドロイドは最初から感情を備えているのか。有機=感情有り、無機=感情無しという設定にも疑問。そもそも感情とは何なのか。言葉を理解する=言葉というものを認識するだけの基礎がある時点で、とても不自然であるように思えるのだが、如何だろう。
 実際の所、トッカは人間的な行動をする。しかし、それは人間の視点から「人間的だ」と思えただけなのではと、初めは思ったのだが、それもどうやら違うらしく。
 ……難しい。有機的なものに命のようなものが宿る様を描きたかったのか、ロボットも人間と同じように感情を持ち得る存在になるかも知れないことを描きたかったのか。はたまた、人間とロボットの根本的な違いを訴えたかったのか。いや、人間とロボットの可能性について……。
 巧く書き上げられてはいるが、どうも煙に巻かれたような気がしてならないのは、私だけだろうか。


[173] 【感想板より強制移動】感想 Name:美鈴 Date:2010/11/02(火) 22:25
 ある意味、非常に惜しかった作品として最後にこれを上げておこう。
 文章は平易で読みやすく、かつこなれている。内容もSFでは王道である。平均点以上の出来なのは確かなのだが、響かなかった。それがなぜかは、他のレビュアーが語っている。
 人間の書き込みがもう少し。これは課題だろう。


[171] 【感想板より強制移動用】「パルプグラマトン PulpGrammaton」 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/11/01(月) 00:42 [ 返信 ]
【題名】パルプグラマトン PulpGrammaton
【あらすじ】

神の贈り物によって山羊からその似姿と相成った人類は、『白の者』と『黒の者』に分かれ、紙の文化と対立の歴史を深めていた。そんな白と黒の間に居る少数派=灰の者であるサイカ・ネルレラクに舞い込む黒の頭目からの依頼は、贈り物=『パルプグラマトン』を捜せというものであった。世界終末の兆しが陽光に乗って注がれ、合わせる様に白の代理人も動き始める最中、サイカは守護悪魔モノ=クロームと共に、唯都グァラ=グァラ探求へ赴く――彷徨える彼の行く先に、求めるものはあるのだろうか。
【名前】木野目理兵衛
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n0894o/

※感想板からの強制移動用です。
 作者の希望で立てられたスレッドではありませんので、以下への書込はご遠慮ください。


[172] 【感想板より強制移動】 Name:石神航 Date:2010/11/01(月) 00:43
 雰囲気、世界観の構築、語り草など、特徴のある作品である。酔うという言葉がしっくりくるレトロさ。毎度毎度世界観をよく魅せてくれる。
 とにかく世界観への拘りは素晴らしい。細部までよく考えるなと感心する。最後のオチまで、まあ、考えられない内容ではなかったはずなのだが、紙と山羊に拘ったものだ。
 しかし、この作品の好き嫌いは、ある程度分かれてしまうに違いない。特に、ハードなSFや人間ドラマを見たいという人にとっては、何とも言えない蟠りの残る話になってしまうはずだ。
 今回読み終えて思ったのは、世界観はしっかりと組まれているものの、そこに息づくべき登場人物らへの思い入れが多少なりとも不足していたような気がしてならないということ。この世界観あっての登場人物ではあるが、パルプパンクに押されて、人物像が霞んで見えるのだ。いい意味で言えば、世界にマッチしている、悪く言えば、全くそれこそ紙のようであるとも。それは狙い通りなのだろうが、世界を感じたいのではなく、起伏ある物語を読みたいと思う人から見ると、なぜもっと掘り下げぬのだと問いただしたくなる点でもある。
 描写を業とらしく省き、雰囲気でぐいぐいと引っ張っていく書き方、特に今回は「――」「……」等の多用により、独特のリズムを作り出していて、それがよいようにも取れるし、全てを誤魔化しているようにも取れる。これはあくまで、読者の一人として感じてしまったことなのだが、何と無しに「狡い」「煙に巻かれた」と。これは、こういった雰囲気に任せた作品を書くことが出来ない一人の戯れ言であったと聞き逃していただいても、何ら差し支えない。
 それにしても、白と黒、山羊、なぜにこのような発想になっていくのか、相変わらず脳味噌の中を覗き見たい人物の一人である。


[87] とある戦場にて Name:舞月 Date:2010/10/03(日) 11:27 [ 返信 ]
 新物質の発見により、環境技術が飛躍的に進歩し、人々は環境について考えなくなった。自国内では団結するが、他の国に対しては、敵対意識を表すようになった人間たち。平和な帝国日本の兵士の一日を、ここに記録する

[89] RE:とある戦場にて Name:武倉悠樹 Date:2010/10/03(日) 15:54
はじめまして武倉です。
辛口の方にもトピックがあったので、こちらで。

まず忌憚の無い意見を述べさせていただくと、テーマや設定がちぐはぐとした作品であると感じました。

作品世界の根幹を担う「新物質」については殆ど説明が無い中で独り語りだけが進み、2070年代にダガーで戦場を走り回ったと思ったら、階級の細かい説明や部下の名前を覚える気にすらなれない上官の憂鬱さが繊細に描かれていたり。
描写や設定の巧拙の差が激しく、感情移入できないままに物語が漠然と終わってしまったと言う印象を受けました。

人間の特定の感情を喚起する物質が流布された世界、と言うのは非常に魅力的な設定だとも感じたのですが、いかんせん、練りこみが足りないのではと思いましたし、なによりそれを余すことなく魅せるための手法、モノローグと言う形式や掌編と言う分量等、と言う点で惜しいな、と感じた作品でした。

[95] RE:とある戦場にて Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/05(火) 13:52
こんにちは、拝読させて頂きました。簡単で辛口ですが、感想です。
掌編としては、マイナスイメージです。書けて一応はまとまってはいるのですが、結局何が言いたかった…というよくある負の感が残りました。環境と戦争という重いテーマでしたが、それも短い話では逆効果だったように思えます。説明が簡単で足りない、話の何処に注目し誰の心情や視点を追えばいいのか解らない。主人公に始めと終わりで変化がない…せめて…そうですね、何か1つに着目絞って展開すれば良かったかなと思いました。

しかしながら、掌編でなく、環境と戦争でじっくりと取り組めば面白い話にと化ける可能性は充分あると思います。そういう魅力的要素が見えるあたり、惜しいなとも思いました。

それでは、好き勝手を書いて大変申し訳ございませんでした。
企画作、おつかれ様です。失礼しました。


[101] RE:とある戦場にて Name:招夏 Date:2010/10/07(木) 12:59
こんにちは、初めまして〜

拝読させていただきました。辛口OKなようですので、失礼して…

まず、最初に抱いた違和感が次の一文です。

>環境汚染されるから戦争は駄目だ

最近では、確かに環境汚染が深刻になっているので、こう言うセリフもありかなとは思うのですが、そもそも、戦争とは人殺しです。人殺しは、どのような大義名分があろうと駄目です。これが、私の中の戦争が駄目だという第一の理由だと思っているので、環境さえ守られれば、殺しまくってOK、昇進しまくり…という設定に、非常に違和感を覚えました。

また、主人公の設定ですが、あまりにも…その、何と言うか…感情移入できないのです。恐らく、ものすごくエリートで、キレ者で、冷徹といったキャラ(「地球へ」のキースみたいな)だと思うのですが、それが薄っぺらくしか伝わって来ない。人は、その人が何をしたか、何を言ったかで、人となりを判断します。だから噂話や評判だけでは、どうしても印象が薄くなってしまうのだと思います。その辺の描写を盛り込んだら良かったのではないかと思います。あ、でもそれをしていたら、掌編では収まらないですね(苦笑)

以上、好き放題書いてすみませんでした〜

[104] RE:とある戦場にて Name:三谷透子 Date:2010/10/07(木) 17:21
こんにちは。あちらでもいい気はしましたが、敢えてこちらで。

違和感を覚えたのは主人公と岩鉦氏との会話です。何だか主人公が浦島太郎になっている気がして少し引っ掛かりを覚えました。特に主人公が優秀という感じでもないので、そこは上手く書いて欲しかった。少し残念です。

後はよく纏まっているという印象です。戦争を止める平和な国が戦争に突き進む様、新物質の汚染が薄くなった主人公以外の若者も戦場を決して好んではいない様子、現在技術革新の核となっている環境という目的を無くし他の核を見つけられない社会の技術減退等々ニヤリとさせられました。

環境と戦争は無関係の場合も多いですが、石油まみれの鳥の映像以降確かに環境というパーツは世界的な戦争の抑止力の一つでしょう。現に普天間問題では環境は大きな論点です。そこの着目点もいいと思いました。長編にも出来るテーマを敢えて掌編で書くというのは星新一みたいでいいですね。

ではでは


[105] RE:とある戦場にて Name:84g HOME Date:2010/10/07(木) 22:04
苦痛なくサクサク読める文章力は純粋に羨ましい。
ただ、ここまで書けるなら血の匂いもさせて欲しかった。
内容がクリーンすぎて、血も火薬の匂いもせず、戦場に見えない戦場。
それはそれで良いんですが、なんかもったいない気がしました。

酸素やら超粒子の胡散臭さが個人的にクリティカル。
リアリティよりもツッコミ待ち、というスタンスで見れば面白く読めました。。
ただ、他がリアルフレーバーなので、ここはもうちょっとリアリティのある設定でも良かったように思います。

戦争論がなんというか、悪い意味で日本的。
ハト派反戦理論の模写というか。
普通なら戦争論にオリジナリティがある必要はないんですが、
小説で使うなら、もうちょっと捻ったというか、含蓄のある戦争論が読みたかった気がします。
俺自身がタカ派寄りなせいもあるでしょうが、それにしてもスカスカに見えました。
『そっかー戦争っていけないんだー』で思考停止した考えに、失礼ながら感じました。

文章の書き方もキレイすぎて、読んでて引っ掛からない。
クセが無くてサクサク読めるが、読んだ後に何も心に残らない戦争、ってどうなんだろう。

[143] RE:とある戦場にて Name:藤咲一 Date:2010/10/17(日) 01:48
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

書き出しに興味を惹かれました。
環境と戦争がどう絡むのだろうかと。そう思ったのですが、結局、何だったのでしょうね。
言ってしまえば、それをテーマとされていなかったという事でしょうか。
それとも、この先に意味があるのでしょうかね。
作中に出てくるちょっとした科学。その根拠や必要性も、その根幹が曖昧だから見えずに、そうなの、と呑み込んで終わり。
ただそこにあったものを撫ぜただけ。そのような感じがしました。
雰囲気だけを味わうならそれでいいのかもしれませんけれど、戦争をダメだと言いたいなら、環境破壊がどうこうというなら、どうしてそれに至るかの道しるべは必要だと思います。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[165] RE:とある戦場にて Name:石神航 Date:2010/10/31(日) 17:25
 テーマと内容から考えても、背伸びしすぎたなという印象。戦争というのは、そんな単純なものじゃない。それを本当に理解するようになるのは、大人になってからだって難しいのだ。
 本気で書こうと思うなら、例え未熟だろうが調べ物くらいはするだろう。どうやったら矛盾点が無くなるだろうかとか、どういう書き方なら読者を騙しきれるだろうかとか、そういう部分が欠けている気がする。総じて、背伸びのしすぎだと。
 自分の身近なものからこのテーマに引っ張っていけたなら、面白いんでは無かろうか。とても手の届かないところにある国際問題や戦争、環境、それから登場人物達を書こうとするよりは、ずっと面白くなると思うのだが、恐らくは背伸びしたくてたまらない年頃なのだろうなぁ。……若いっていいねぇ。


[91] 私は何だ? Name:スケスケタロウ Date:2010/10/03(日) 21:33 [ 返信 ]
【あらすじ】
「当たり前」……便利な言葉だ。どんなに矛盾をはらんだ言葉でも、どんなに理不尽な要求でも、どんなに不可解な現象でも、その一言で納得してしまいそうになる――まさに魔法の言葉。自分の存在を、自分の思考を歪めるほどに。
惑わされるのは一体誰なのか? 本当に哀れなのは誰なのか? ……結局は、みんな「当たり前」に操られてるのかもしれない。

【一言】
みなさんの厳しい指摘が連発されそうなできでしたので立てさせていただきました。筆力の向上のためにも、作者の精神をえぐるような辛口でかまいません!!ビシッと突っ込んでください!!


[102] RE:私は何だ? Name:招夏 Date:2010/10/07(木) 13:59
こんにちは、初めまして〜

辛口を希望されているように見受けられましたので、こちらにて、失礼させていただきます。

その「当たり前」は、本当に「当たり前」なのか。この問いかけは、とてもストレートに、心にズバンと響いてきました。この問いかけが、この作品を背骨がすーっと通ったものにしていると思います。ただ、その背骨が見えてくるのが、随分後半で、そしてすーっと終わってしまうので、もう少し、裁きを加えようとしている側の事情などを知りたいかな〜と思いました。

また、小さなことだとは思うのですが、次の一文、

>当初の目的である人に対する殺意をもった兵器を生み出すばかりか、設定に対する疑念のようなくだらん感情しか発生しない……何故だ?

殺意を抱くだけの兵器よりも、設定に疑念を抱く兵器の方がよっぽど高度では?と違和感を感じました。そもそも兵器に感情が必要なのか?という疑問も残りますね。

それから余談かもしれませんが、「使徒」という言葉が、どうしてもエヴァを思い出させてしまうので、思考がそちらに引きずられてしまって……切り離すのに努力が必要でした。もし、それほど拘らないのであれば、別の呼び名をつけても良かったのではないかと思いました。

以上、好き放題書いてすみませんでした。

[108] RE:私は何だ? Name:84g HOME Date:2010/10/08(金) 16:45
普通に面白かったです。
ただ、文章自体にマンガ的語彙が多いのがちょっと気になりました。
スケスケタロウさんが小説よりマンガを読むことが多く、読む小説もマンガチックな内容を含むものが多いのではないか、と推測。
…いや、別に外れてても当たっても、どっちでもいいんですけど。
もし当たっていて、そして別のパターンにも挑戦したいなら、
読んでいないジャンルの作品を読んでみるとバリエーションは飛躍的に増加すると思います。
影響を受けられるってことは、まだまだノビシロが多いってことですから。

『当たり前』に対する思考的探求のテーマは面白いんですが、
このキーワードはもっと序盤から使って行った方が良かったように思います。
殺されるだけの人間の皆さんのセリフか心情描写か何かで使うとか。
もうちょっと欲張ってもよかったかな、と思う作品。

[142] RE:私は何だ? Name:藤咲一 Date:2010/10/17(日) 01:45
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

主題と上げられている「当り前」。とても興味深い事でした。
何かをするのが、当り前。何かをしないのが当たり前。当り前ってなんぞ?
「当り前」という事の裏には、積み重ねられた経験則があり、それが妥当であると淘汰された結果が、「当り前」になった訳なのですが、この作品では「考えない事」と同意義だった気がします。
上からの言葉をそのまま下へ流す。その時に付け加えられる言葉「当り前だから」。それなのでしょう。
これに関して、私も色々と思う所がありますけれど、ずらずらっと書いてしまえば、簡単ではない感想になりそうなので、ここらで割愛。
文章に関して、難解でありましたけれど、まあ、それも雰囲気かもしれません。
個人的には、もう少しスマートな文章で読んでみたかったですね。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[164] RE:私は何だ? Name:石神航 Date:2010/10/31(日) 16:59
 ゲームの世界をそのまま投写したような部分が多いが、やはり雰囲気ではなく、本質で勝負して欲しかったところ。全体的に「とりあえず書いたぞ」感が漂っているのが読者にバレてしまっているのが残念。(後書きは読んでいない)
 もっと掘り下げてだとか、細かいことにまで気を配ってだとか、そういうことは言われなくてもわかっているのだろう。時間との戦いに負けたのだなと思うと、実に惜しい。
「なんとなくSFっぽい」から抜け出せたら、ひと味違ってくるのではないだろうか。


[7] Terra Name:海星 HOME Date:2010/09/01(水) 15:42 [ 返信 ]
【あらすじ】

時は西暦3000年。地球はついに、ワープ技術を手にした。
 地球の存在する宇宙の中には結局生命体はいなかったが、宇宙の外には数多の宇宙が存在しており、生命体も沢山いた。
 その中のひとつに、戦争を仕掛けた地球。
 しかしすぐに負けてしまい、地球はコロニーにされてしまった。
 それから約一〇〇〇年後。日本の厳重地区、東京に住む『ゲージバード』の宇空星也は、ある日、一人の女の子と出会う。
 その女の子は、一〇〇〇年前に地球が戦争を仕掛けたグラウンド人だった。
 その次の日に、星也の学校で重要な発表がされる。
 スパイの役目覆う羽目になった星也は、罪悪感とともにグラウンド人の女の子と地球やグラウンド星を旅をする。

【一言】 
 私はまだまだ未熟なので、ここで指導していただけるとありがたいです。


[93] 安易の影響 Name:栖坂月 Date:2010/10/05(火) 09:24
敗戦国としての地球という発想はなかなかに興味深いものでした。そこを始まりとしながら発展した現代日本をベースに、新しい地球の形を描いているという設定には面白みを感じます。敗戦下にあるにはまったりといいますか、全体的に軽い印象を受けますが、時間の経過を考慮に入れればおかしくは感じません。むしろ千年もそのままであった方が不自然に思えました。
テラとの出会いから、観光と称した諜報活動へと移行するのですが、流れ自体は自然で淀みを感じません。そこでのエピソードに少しばかり不自然さを感じることはありましたが、一通りの筋立ては揃っており、しっかりとしたわかりやすい物語となっています。やや尻切れトンボな感覚は残りますが、ここで終わりというのはアリでしょう。多少難はありますが希望的な未来を予測できるだけに、明るいエンディングであったと思います。
ただ一方で、少しばかり安易な設定が見えたことは残念でした。特に根幹である諜報活動へ至る過程が、少し雑に感じます。いくら情報が封鎖されて相手側の情報が欲しいとはいえ、国家機密であるところの開戦情報を一介の高校生に流すとは思えません。まして訓練もされていない一般人に依頼など、さすがに首を傾げます。目的や理由は伏せた上で、向こうで集めてきた情報を吸い上げるのが定石でしょう。むろん、そのための布石や工作を裏で操作する必要はあるでしょうが。主人公達が表の人間である以上、表立っての諜報活動など大して意味のない行為であろうと感じます。相手国に対する一種の警告や牽制にはなると思いますが。
正直、テラと周囲を取り巻くエピソードで、この辺りの不自然さを押し流してくれるだけのパワーがあれば、あるいは気にならずに済んだのかもしれません。しかしその域には、少しばかり足りなかったという印象です。いっそただの観光だったのに捕まっちゃったという形の方が、しっくり納まったようにも思えました。
問題は設定なんですよね。その部分、つまり書き始める前の準備にもう少し気を配れば、とても綺麗な作品に仕上がっていたような気がします。そういう意味では、惜しいという印象の強い作品でした。面白いと感じる部分も多かっただけに、尚のことですが。
何だか好き勝手書いてしまいましてすいません。
長文乱文失礼しました。


[122] RE:Terra Name:84g HOME Date:2010/10/13(水) 21:23
全体的に、海星さんの発展途上さを感じました。


まず、キャラクター作り。
唐突なまでに優秀なメンバーが揃っているのも違和感がありますし、
そのメンバーの誰もが独自の思想を持っていないのも、ご都合主義というか、作りこみの浅さを感じます。
作劇上、グラウンド星に行くキャラクターは星也ひとりで充分に見えます。
命の危険がある場所に葛藤もなく仲間を誘うというのも不自然ですし、
そこまで各々の才能を発揮させるシーンもありませんし。
そもそも星也自身が天才設定なので、他のキャラが居なくとも成立しそうですし。
会話も率直過ぎて、キャラクターが生きていないというか、薄っぺらい。
もうちょっと、キャラクターひとりひとりの内面の設定をすべきではないか、そう感じました。

他にもグラウンド人の残酷さの説明とかもありますが、
その部分での説明も、地球人の歴史になぞらえて突出しているとは感じませんし。
少なくとも俺はアメリカの核兵器使用をやむをえないとは言いたくないし、
大量虐殺なんて、日本ですらゴロゴロ前例があります。
5時間の睡眠と15分の食事というのは過酷とは思いますが、地球人の前例でこれを凌ぐのは珍しくもなく。
むしろ、平等に球形が与えられている時点で、比較的温厚とすら言えます。

戦勝国であるグラウンド星が文化を残してくれる、というだけで多大な温情だと思いますが。
現在の日本の教育やら文化だと主張する物にも、アメリカ政策が含まれてるぐらいですし。
そもそも、グランド星は地球の存在を知りながら積極的に攻撃はせず、
あくまでも戦争を仕掛けたのは地球側で、それで負けたからこんな状態になっているわけですが、
地球が勝ったら逆に植民地化(=虐殺してのスペース確保が必要)する気でいたんでしょうから、
それでグラウンド星ばかりを悪役とするには無理があり、テラが裏切る理由としては脆弱。

確かチャットで特区として日本が選ばれる理由の話をした気がするんですが、
本編の理由は、ちょっと説得力はない。
日本の国土はいうほど小さくもなく、国土に対して人口密度だけで考えたらトップクラス。
これならまだ、『あのマンガの続きが読みたいから日本を残した!』とか、
『ベースボールじゃなくて野球を見たいから残した!』とかの方がまだ説得力があるように感じました。
(ログを取ってないので別の人と勘違いしてたら申し訳ない)

SF的な設定にしてみても、多々疑問。
なんというか、戦争シーンをやりたいための伏線と言うのはわかるんですが、それぞれの技術が唐突過ぎる。
ガンアクションとか洗脳とか、中途半端なオリジナル設定が多すぎる。
『設定』=『フィクション』=『ウソ』なわけで、
ウソが多ければ多いほど胡散臭くなり、説明も増えます。
自論ですが、設定上のウソはどんなに大きいものでもいいので、少なめにしたほうがリアリティが出ます。
あえて荒唐無稽な設定を作るならアリだと思いますが、この作風ではただご都合主義に見えるだけ。

あと、作中では磁場浮遊を反重力と定義していますが、その理屈はリニアモーターではないんでしょうか。
空想科学キーワードの解釈は人それぞれだから正しいとか間違ってるではないんですが、
それを反重力、と使うのは、珍しいというか、不適当な気がしました。
で、作中でエネルギー消費も少ないとされていますが、電磁反発という既存技術なのでちょっと理解に苦しむ。
ここは昔ながらの斥力発生とか、重力遮断とか、現実にない技術のほうが受け入れやすかったかと思いました。


あと、別に書き方はひとそれぞれなんですが、
個人的には具体的数字を出しすぎているように感じました。
数字は想像の余地を無くしますし、『五時間の睡眠と十五分の食事』のように不要な疑問を抱かせるかと。

[126] RE:Terra Name:藤咲一 Date:2010/10/14(木) 00:00
二作品目失礼します。藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

この作品で私が書く事は、厳しい事です。
ストーリーラインは見えます。書きたい事も、熱意も見える。けれど、それに続くはずの設定、構成、そこら辺りが荒い。もちろん、それは文章を含んでの事。
整合性が薄く、規則が曖昧、そして矛盾している。
無理にそれっぽく後付けされたようにも見えます。文化や技術と言ったものは、そうしなければならない理由があって生まれるわけで、それのルールも必然的に存在し、世界を構築する一端を担う訳ですが、この作品の世界は、崩壊している気がしました。
既にある現代や、過去を描くのであれば、それに準ずるわけですが、まだ見ぬ未来を描くのであれば、世界基盤はしっかりとしたものでないと、読者がついていけません。脳内補完も個人によりけり、限界があります。
それを度外視し、ひっぱって行く何かがあれば別かもしれませんが、それでも結局の所、根拠たるものの設定が覆されたら、全てが崩れてしまう可能性があるわけで。
ですから正直、もったいないのです。せっかく出来上がった物語が、歪な設定によって覆されてしまう事はもったいないのです。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[144] RE:Terra Name:石神航 Date:2010/10/17(日) 06:55
 まず、必死に書き上げたことは称賛したい。時に挫折しながら何とか前に向かったのだろうなという苦労の跡は窺えた。しかし、それは若さや未熟さを孕んでいて、どこか危なっかしい。しっかりとした基盤の上で書かれた作品というわけではなく、一つの発想をこの長さまで必死に広げたような感覚だ。
 ハリウッド映画を見ていて、「なぜアメリカだけ、いつもこんなに危険と隣り合わせな設定なのか」と首を捻ったことはないだろうか。なぜそこだけ孤立するのか、なぜそこでなければならなかったのか。先に指摘あるようだが、その位置づけが弱いのだ。
 同じような理由で、なぜ校長は易々と異星へ子供らを送り出したのか、周りの大人や権力者たちはなぜ許可したのか等々、設定面で疑問が残る。些細なことであっても、上手く騙して欲しいのが、読者としての本音だ。
 物語の筋よりも、やはり設定が気にかかるのは、練り込みが足りないからだと言われても仕方ないのかも知れない。
 物語は遙か未来なのに、目の前に広がるのは現代と同じような風景、極端に発達したと思われる技術こそあれ、人々の暮らしが劇的に変わることはない。閉鎖された空間だから、というのは詭弁に過ぎない。結局は、自分の見えている世界以外に広がりがないのだ。同じ事がグラウンド星の描写にも言える。技術レベルが地球と大差ない、とはいえ、全く違う発展方法をした異星であるにもかかわらず、やはり現代日本と全く同じ描写では、面白味に欠けてしまう。
 壮大な物語であるにもかかわらず、舞台や人物の描写が薄っぺらく感じてしまうのも、勿体ないところ。残念ながら、作者の考えるほど読者の目には大きな物語には映っていないのだ。どこかの小さな国と、隣国に偵察に入った子供らの物語ではないかと言われても、全く違和感ないというのはなかなかに厳しいものだ。
 他、多々気になるところはあったが、やはり作り込みの甘さ、未熟さが目立った。しかし、これだけの文章を連ねるという力は見事なもの。今後は更に地盤を強固にして、より深みのある話が書けるようになればと期待する。


[163] 読み方ひとつでしょう Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/26(火) 06:29
(- -)何だかドえらく突かれているなあとここの板を眺めておりました。こんにちは、拝読しましたので感想です。通常板でも良かったのですが…色々と考えた末。敢えてこちらで失礼しますね。

ブラックジャックとピノコにオスカルとアンドレ…何故にこんなストーリー本筋と違う小ネタ所で我、楽しんでんだろうと思いながら(笑)。うおー、戦争(後にスパイと判明)もので学生(生徒会)ときたもんだと、ぶっ飛びで読み始めていました。最初、戦争という言葉が出てきて生徒会。コロニーときてガン○ムが頭に勝手にちらつき。政府や盗聴、盗撮器…
何が言いたいのかといいますと、小説というより、漫画なのですね(苦笑)。何故に戦争に生徒を…。漫画と小説の大きな違いは、漫画は、誇張表現です。ぶっ飛んで馬鹿馬鹿しかったっていいんです。ぶっちゃけ現実・実際に有り得ない方が面白いんです。ですから予め漫画だとそう思って読みましたら、しっくりくるのですよ。それで有り得ないと設定で分かりながらも最後、テラというキャラクタにとても好感を持ち、生きてたらいいねと読了しました。キャラクタの交流、そこは楽しんで何だかんだで、良かったなーと思います。途中でニヤリと笑いましたし。何故にコスプレ(遠い目)。
ですがまあ、とはいえ、舞台の整合性を考えてみると先のご指摘通りに矛盾だらけ隙だらけで、要素はパラパラと散らかった印象で纏まった感じには受けませんでしたので、ここは漫画とか小説うんぬんではなく目的一環したストーリー構成で見せて頂きたかったかなという点で。長編のご執筆が初めてでしたなら、これから是非頑張って頂きたいと願いつつ感想を締めさせて頂きます。好き勝手言いまして申し訳ございませんでした。参考になれば。

企画作おつかれ様でした。



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