空想科学祭2010 辛口感想専用板

空想科学祭2010辛口感想専用の掲示板です。
誹謗中傷に該当する場合は削除対象です。
[ HOME掲示板TOP一覧表示ツリー表示トピック表示新規投稿記事検索記事修正・削除携帯用URL管理用 ]



[81] 変人の穴 Name:栖坂月 Date:2010/09/30(木) 15:27 [ 返信 ]
【あらすじ】
行き詰った時、現実から逃れたいと思った時、人には見えるものがあります。彼に見えたのは絶望? それとも希望? いいえ穴でした。

【一言】
あぁ、調子に乗って三作書いてしまった……。オマケみたいなものですので、なんて書いたら叩かれそう(笑) とりあえず真面目路線のお話です。真面目な辛口批評、お待ちしております。


[88] 寓話としてのSF Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/10/03(日) 11:56
 ――もしもあの時、あっちの道を選んでいたらどうなったのだろうか。
 こんな疑問に一度でも苛まれたことのあるあなたならば、この作品に耽溺出来るだろう。
 
 この作品、たしかにSF作品である。
 明言はされていないが、この作品はエヴェレットの多世界解釈を下敷きにしている。一般にはその世界間は独立して分岐し、再び連絡することはないとされている。その多世界間に抜け道を想定し展開するSFは古今東西沢山ある。
 ここで作者様が上手いのは、SF的な説明を一切しないところにある。これでSF的な説明をしてしまえば、先行する「多世界解釈もの」と大差ない作品となってしまう。あえて「多世界解釈」を匂わす程度に描くことにより、この作品に独特の雰囲気(文学的雰囲気と言い換えてもいい)を与えている。
 しかも主人公が小説家というのもニクい。ある意味であるあるネタなのだ。思わず筆者も「もし小説を書く道以外の道を歩んでいたら……」と思わず昔を馳せてしまった(笑)

 ただ、個人的には主人公の心情と読者の間に距離がある気がする。こう、テレビの登場人物を見ているような気がするのだ。ただこれはミスやテクストとしての問題点という次元のものではなく、単に筆者の好みの問題だということをここに付言しておく。

 以下、個人的な言葉。
 寓話としてのSF、楽しませて頂きました。
 最近ちょっと創作に悩んでいたんですが、この作品を読ませて頂きましてなんだかモヤモヤが取れた気分です。どうもありがとうございます。

[141] RE:変人の穴 Name:藤咲一 Date:2010/10/17(日) 01:42
三作品目失礼します。藤咲一です。
三作仕上げる力にはもう、両手を上げて万歳です。本当に、企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

パラレル世界とのつながり。
もし、パラレル世界があるとして、あっちで私はどんな人間なのだろうか。なんて、考えてしまいました。
今の自分より、優れている、劣っている。楽しんでいる、楽しんでない。幸せ、不幸せ。
自分は自分であるけれど、価値観は少しばかり変わってしまう。とするならば、結局可能性の枝別れを見て、お茶をすするくらいがちょうどいい。
そんな事を思いました。
じわじわと湧いてくる面白さが素敵な作品だったと思います。
その中でひとつ。
タイトルと作品の繋がりがいまいち解り辛かったかなぁ。と、苦し紛れの辛口っぽさを最後に残し、失礼します。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[161] 【感想板より強制移動】感想 Name:美鈴 Date:2010/10/23(土) 23:27
 これは委員会に強制移動されそうな感想になるやも知れないが、こちらに載せた事の意図を分かって貰うためにこちらに記そう。
 私はこの作者の作品を今回、こき下ろしていると自分でも思っている。もう二人、「トリックスター」氏と「監獄街の人」に対してもそうだ。
 これは期待の裏返しと取って貰いたい。
 正直、すんなりと諸作を創作する力量は素人としては流石のレベルにある。プロ云々は今の世の中、どんな僥倖が降って沸くか分からないので言うまい。しかし、この手のレベル以下がぞろぞろネットで販売されているのも事実である。

 さて、この作品。想像でものを言うが、作者は何も凝らずにすんなり書き出し、すんなり短時間で終わらせたのではないだろうか?推敲をどうするかは作者によって違うのだが、普段よりすんなり終わったのではないかと思う。それほど呆気なくほわりとした印象の作品である。
 作者の技量を知るには8000文字を読め、と言われる。原稿用紙20枚という数量は残酷に力量を示す。本作はそこに至らない12,3枚の作品であるが、これを8000文字で読みたかった気がする。それを置いても、七割程度で投げた球筋がドキリとさせる草野球投手を見ているような感覚だ。
 誰もが別の人生を、人生の分岐点を思うことがあろう。先に感想を述べた「リターン〜」もそうであるが魅力的な題材だ。この材料をあっさり塩味で出されたような感覚でもある。素材の味を際立たせる、という意図も感じられないので、先述通り作者としては「これ本気じゃないよ」なのだろう。

 ああ、無闇に長くなってしまったので端折ろう。
 今回、三作仕上げた作者の作品で、私はこれがよいと思った。あくまで比較して、ではある。
 このレベルにあると、読者としては期待違わぬ作品を求める。それは企画参加作品としてのポジションもである。
 若手の参加作者も増えて来ている。既に注目を浴びる作者には、単なる参加者以上の規範を期待してしまう。
 「トリックスター」の彼(「監獄街の人」は必死で書いているのでそのままでよい)と並んで、この点をもう一度強調して置きたい。


[195] 変人と書いてあとがき(えっ) Name:栖坂月 Date:2010/11/09(火) 13:55
辛口の感想、誠にありがとうございました。というか、私にはどれ一つとして辛口には思えないワケなんですが(笑)
感謝感激は通常板で書きましたので、作品構想の発端などをお話しさせていただこうと思います。
とはいえご存知の様に、多世界解釈がベースとなっているのは言うまでもありません。ただ、量子力学で語られるガチガチの理屈が底辺に寝そべっているのではなく、パラレルワールドといった少し懐かしい響きの発想が下敷きとなっております。背後の理屈がどうであれ、起きる現象そのものは人によって霊現象や怪奇現象に見えてしまう、そういったことを素直に見えるままに描いた作品でもあります。
そういった現象に「隣の芝は青く見える」という要素を追加し、形にしたのが本作です。私は気を入れて書く時は、常に複数の要素を絡ませるよう心掛けています。そうでもしないと私のような文章でアドバンテージを取れない人間は、とても勝負になりません。今回、まだ余裕があったという状況を顧みれば、もう一つ別の要素を追加すべきだったと反省しています。それがオチへと向かう「転」へと繋がり、別の「結」を導いていたかもしれません。そこを見透かされていた時点で、私としては完敗でした。
この作品は確かに、自分でも良く書けていたと思います。しかし同時に、限界でなかったことも自覚しています。本来ならば自ら気付かねばならない部分に気付かせていただいたことは、不徳の致すところでもあります。
ホント、まだまだですね。
また出直します。真摯なご感想の数々、本当にありがとうございました。



  


感想への返信は11/1以降にお願いします。返信は任意です。

無料レンタル掲示板・日記・ブログ WebSpace