空想科学祭2010 辛口感想専用板

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[75] ラムダと約束を Name:虹鮫連牙 HOME Date:2010/09/25(土) 22:35 [ 返信 ]
【あらすじ】
 人間の道具でありたくないと願う機械。
 人間の道具であって当然だと言う機械。
 身を削る闘いを重ねてきた二機が交わした約束は、人間と機械の間で揺れる者に選択を突きつける。

【一言】
 空想科学祭に初参加させていただいた虹鮫です。
 参加作品二作目であり、今年の参加作品の投稿は今作をもって最後とさせていただきます。
 皆様のご意見・ご感想を、今後の創作活動の糧とさせていただきたく思います。どうぞよろしくお願いします。
 大丈夫です。武道家なので、厳しいご意見でちょっと涙目になっても腐りません><


[79] RE:ラムダと約束を Name:84g HOME Date:2010/09/26(日) 15:20
なんといったらいいやら、すごく見覚えのある話。
ロボットモノとしては、ベーシックすぎるストーリー。
オリジナリティの有無は面白さと『=』ではありませんが、『≒』ではあるわけで。
ロボットの心というテーマは好きな題材ではあるんですが、それだけに違和感を叩きつけさせていただきます。

まず、ラムダの発言で猛烈な違和感が有ったのが『AIの書き換えをしていないのか』という発言。
俺が幼少期に見ていた好きな巨大ロボットアニメで似たシーンが有ったんですが、
そのエピソードでは、射撃性能を上げる為の射撃補助のプログラムが開発されたんですが、ロボット達が使用を嫌がる。
その理由が『不完全な射撃能力こそが自分自身の心であるから』ということ。
つまるところ何が良いたいかといえば、AIの書き換えで性能の向上をさせることは、自己の自己たる理由の否定であると思っています。
機械の身体は壊れても修復できる以上、自分が自分であると証明する要素は、生まれ持ったAIしかないわけで。
完全な人間が機械的と表現されるように、不完全であってもその不完全の延長線上にない完成は、アイデンティティの消滅だと思います。
作中でいう基本AIというものが大したものでなくとも、ソフトの改変は人間で言うロボトミー手術か何かに相当するものだと認識します。


あと気になったのが、ラムダが何を以って自由という言葉を使っているのかが判らない。
対戦相手であるロボットと理由も無く接触でき、外部の情報を与えられ、他のロボットのバージョン書き換えまでできる。
これは妨害工作までできることを意味していて、ロボットとしては越権の自由行動だと思うんですが。

そしてイチャモン付けるなら、ロボットの外見の描写は欲しい。
そうでないと、ロボット同士の激突シーンでサッパリ何が起きているのかが判らない。
とても大きいロボットなのか、等身大のロボットなのか、それともひょっとしてミニチュアサイズというのも有りうる。
人間的な容姿をしているのか、クローラー走行か、浮遊能力はあるのか、ビームは出るのか、腕は何本あるのか。
明確に描写する必要は有りませんが、皆無では問題。
小説ではなんでもアリなので、それだけに限定できる部分は限定しないと、読者は何を想像すればいいか判らなくなります。

[158] RE:ラムダと約束を Name:藤咲一 Date:2010/10/22(金) 23:32
二作品目失礼します。藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

面白い。短くても、構成が物足りない訳でなく、最後での切れ味が際立っている。
どこか熱く、悲しい展開はストライクでした。
ロボットが自我を持てば、こうなるであろうと予測はします。それはやはり過去の奴隷制度と重なるものでしょうね。ならば今作はグラディエーター。
しかし、違うのは人かロボットか、それと、機械の意味。
この結末ならば、描かれたのは人間。なのかと思ったり。
まあ、見解はいろいろとあるのでしょうけれど、短編としての切れ味は一級品。
ただ……、葛藤を描くだけならばそうは気にならないのですけれど、戦闘描写がある分、視覚的要素がネックとなっている気がします。
絵で読むのであれば引っかかる所でもないのでしょうが、私はこれに引っかかるのです。
PDFで見た所の14ページ
>逆さになったイオタは(ガッツリ中略)飛散する装甲。(もう少し略)なくなっただろう。
要は、カーサスの繰り出したバックドロップを、両手で地面を捉えイオタがかわした。までは理解できたものの、その先、カーサスの腕を、身をよじって振り払った。けど、その後、逆立ちで繰り出した蹴りはカーサスの肩に刺さるのか? という疑問。もちろん物理的に間合いでの話。
イオタがヒューマノイドで稼働域は異なるものの、人と同じ関節部を持つならば、いくら前蹴りだとしても、バックドロップをして肩が地面すれすれにあるであろうカーサスのそれを貫くには、骨盤を中心とした半径を越える足の伸びが必要。しかしそれがあったとしても、当たるのは仰け反った腹部の可能性が高い。肩を貫くかと言えば、貫かないのでは?
なんて思ってしまいました。
認識のズレなのでしょうかね。たぶん、私の読み方が違ったのでしょうけれど、個人的に言えば、バックドロップを強引にはずす描写にとどめてあれば、と思うのでした。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[166] RE:ラムダと約束を Name:石神航 Date:2010/10/31(日) 18:08
 主張はわからぬでもない。機械と人間の関係について云々というのは、SFでよく扱われる。
 今作についてはキャラの薄さというのだろうか、機械だからで誤魔化しきれるような問題ではなくて、その背後関係からなぜこのような事態に陥っているのかという説明まで、端折っているのがどうも気になって仕方ない。
 機械に生まれる感情らしきもの、それは本当に感情であるのかどうか。人間が三つの点が並んでいると顔だと認識してしまうように、人間の視点から感情を持っているのではと錯覚してしまうことはあろうが、果たして機械同士で心のあるなしについて議論できるようなレベルである――AIが過度に発達している――と納得できる描写は欲しかった。
 ハードSFを常に求めているわけではないのだが、誤魔化されていると感じてしまうと、興ざめる。掘り下げたってこれ以上何も出てこないですよとわかっていても、やはり巧く騙して欲しいのだ。
 情報不足かな、問題は。きちんと書かれているようで、本当に欲しい情報が欠けている。この内容ならば、もっと書き込んで長くしても構わないのだが。


[183] RE:ラムダと約束を Name:虹鮫連牙 Date:2010/11/06(土) 15:35
 この度は拙作『ラムダと約束を』にご意見・ご感想をおよせいただきまして、誠にありがとうございます。
 「ロボット同士の戦いが書きてえな」なんていう単純な欲求から生まれた今作ではありますが、何気に僕の本命でもありました。ええ、嫁白鳥にコテンパンにされましたが……。
 最終結果発表があった後、『マリッジ〜』の二人がよろしくやっているのを尻目に、僕とラムダとカーサスで酒と共に涙を呑んだのは内緒です。

 ということで、個別レスに移らせていただきます。

>>84gさん
 お好きな題材ということですと、読まれるのも恐縮ですね。
 AIのリフォーマットという点に関して、僕の下調べ不足や浅学さが露呈してしまったようで反省しております。
 僕が青年期に見ていた好きな変身ロボットアニメで似たシーンが有ったんですが、そのエピソードでは、活動環境に適応する為にと、自らを「リフォーマット」するという手段をとっていました。
 そのシーンを見て、たぶんロボットとしての基本的な部分と、自己を確立している部分と言うのは別々に存在していて、自己確立の部分さえ無事なら、他部分のグレードアップなどは出来るのだろうなと解釈しました。
 一応その「リフォーマット」という言葉の意味を辞書を引いたりなどした上で、作品毎に違って当然である世界観に混ぜてしまえば、現実世界とは違う認識とすることが出来るかなという詰めの甘さ、というよりもいいかげんさが原因でした。

 対戦相手との接触も至らぬ点でした>< 機械なら勝手に不正はしないだろうという作者の思い込みが、あのようなミスを引き起こしたのでしょう。

 機械が機械のバージョンアップを行なえるというのは不思議なことなのでしょうか? 例えばインターネットを通じてソフトのバージョンアップが出来るのだし、試合の不正などとは別に、機械同士が情報のやり取りを行なえるというのは不思議でもないかなと思ってしまいました。
 「ロボットとしての越権行動」と感じてしまった点については、実は作者と
しては、しめしめと思っていたりします。
 機械達は人の道具であるが故に人の思惑以上のことをしない。勝手に他機へ干渉をするはずがない。
 だからラムダの行動は越権では? と感じ取っていただけたことは、ラムダの異質さが伝わっているようで嬉しいお言葉となりました。

 外見描写はこの作品に限らず、僕の作品において不足しがちなものかも知れません。
 ご指摘いただき、改めて反省しております。
 肩、腕、目、顎、人型機械、指、足等の言葉だけ散らしておけばいいだろうという考えが甘かったのでしょう。今後は更に注意を払います。
 
 何だか熱の入ったコメントをいただくと、お返事も長くなってしまいますね。
 でも、84gさんのロボットに対する気持ちが伝わりました。
 僕もロボット好きなので、また書きたいです!

>>藤崎一さん
 ご指摘ありがとうございます。
 確かに描写不足ですね、これは。
 カーサスがイオタをブリッジにて後ろ投げしてますが、イオタの対処によって後ろ投げは未遂に終わっているという部分ですよね。
 頭の中では、イオタに振り切られた時点でカーサスもいつまでも仰け反った体勢でいるわけないと、すぐに立ち直ったところです。
 ごっそりとその描写が抜けておりますね。
 認識のズレではないと思います。単純にワンシーン抜けてます。
 くあー、く、悔しい!
 いずれまたロボットバトルを描く時には注意しておきます。

>>石神航さん
 ご意見ありがとうございます。
 なるほど、情報不足か……。確かに深みの無さが露骨に出ているかもしれません。
 ラムダとカーサスのやり取りばかりを描いて、背景が無いように思いました。せめて二人にパントマイムをさせて、周りの情景を読者に見せる必要があったのでしょう。
 改稿はしませんが、今一度作品を読み返してみて、今後に活かしていきたいと思います。
 他作者さんのレビューなどでもそうだったのですが、何気に石神さんの感想は参考にさせていただいているので、お言葉をいただけたことは助かります。
 ご指摘いただいた点、自分なりに考えて改善に努めていこうと思います。
 



  


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