空想科学祭2010 辛口感想専用板

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[6] バルからゴキヘ。 Name:84g Date:2010/09/01(水) 09:54 [ 返信 ]
近未来の中流家庭。多機能メイドロボを購入したことで、使い込んでいた調理マシンが不要となり、データを消去して下取りへ。しかしメイドロボは調理マシンに一目惚れをしており、一家への復讐を…?

投稿手順には運営委員の方が普通感想掲示板にスレ立ててから作者がこっちにスレッドを立てる…という感じだったんですが、
今日は他に時間が取れるか分からないので、フライングしています。申し訳ない。
基本的に成長したい人間なので、よろしければガンガン叩いてくださいな。

http://ncode.syosetu.com/n5299n/

[18] RE:バルからゴキヘ。 Name:一二三四 HOME Date:2010/09/02(木) 23:34
 一番下から感想でも付けましょうか、などと思っていると一番下は未だ連載中とあって、では次の物をば……という風にやって参りました。前置きもそこそこに感想の方へ。
 物語として起伏も付いていますし後書きにあったように敢て難解な語を使わなかったということならば、とても素晴らしい出来であるように思えます。
 ただタイトルの『バルからゴキへ。』は作中で上手く機能していなかったように思えます。知性云々の例え話は物語の根幹を為しますが、作中のメイドロボがさして賢く見えない点が痛かったです。ロボット故にUSBを……という様な記述も見られますが、父親の伏線(とも云えませんけれども)があまり生きておらず、張るならちゃんとして欲しいなと感じました。
 主人公がモノローグで名乗る行為は内容だけに有りではあるのですが、逆にそうする必要があったかどうかもまた不確定な訳で。あえて二十一世紀の物と比較したりと端々に『やりすぎ感』というのでしょうか、トイレに閉じこめられるシーンのセリフなど明らかに作為的な物を除いてみても、作者の影がちらついて、一種冷めた気持ちにはなってしまいました。そういった意味ではご都合主義の展開も始めからぶっ飛んでいれば無理なく呑めたという物ですが。
 ではでは乱文悪文失礼しましたm(__)m


[23] 説得力と納得感 Name:栖坂月 HOME Date:2010/09/03(金) 16:29
通常感想板とどちらにしようか悩んだのですが、作者様が辛口を望んでいるようなので、気になったことをそのまま羅列したいと思います。
まずアイデアはとても面白かったです。ここまで攻撃的なロボットはハリウッド以外では見た記憶がありません。その理由が愛情、それも相手が旧式の調理ロボットというのも変わっていると思います。
ただ、これらのセッティングと展開を納得させるだけの積み重ねが少し甘かったのかなーと思う節はありました。特に気になったのは時代背景とロボットの役割でしょうかね。別に西暦何年でも良かったと思うのですが、これだけ時間が経っていても人の本質に変わりはないという演出以外の意味が感じられなかったんですよね。ロボットの普及は基本的に物語の前提でしょうから、その在り方は良いとしても、簡単に人間を襲ったりするような危険な代物が簡単に市場へ出回るには社会が成熟しているように見えます。コメディだからと言い訳を並べるのは簡単なのですが、やはり説得力には欠けますよね。
この辺りのチグハグさは、やはり一つ一つの積み重ねの甘さなのかなと思うのですが、象徴的なのは一二三四さんも述べていますが、タイトルの意味するテーマの甘さでしょう。言いたいことは台詞だけでも十二分に伝わってくるのですが、如何せん極めて単純な『なぞなぞ』も解けないような知性体にふんぞり返られても説得力に欠ける気がするのですよ。むしろ同族なので感情移入したという内容の方が、すんなり納得できたようにも感じます。
まぁ色々と書きましたが、別に嫌いなタイプの作品ではありません。読み物として楽しめる出来だと感じましたし、多少の誤字はありましたが気になるレベルではありませんでした。それに、私もどことなく似たような作品になっているので、人のことをとやかく言えるほどではありませんしね(笑)
それにしても、今年はこういう作風の作品が多いような気がしますね。これも流行りなんでしょうか。
長文悪文失礼しました。


[24] RE:バルからゴキヘ。 Name:藤咲一 HOME Date:2010/09/04(土) 00:45
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。また、感想ありがとうございました。
と、挨拶は程々に、企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

ロボット対人間。おおよそ核となる設定は馴染みのある物でわかり易く、場面としても、想像し易い家屋内と、言葉少なくとも、情景が浮かびました。
また最後、ポーンとリョウコが争う結末は、良い意味でも悪い意味でも人に都合のよい存在であるロボットを見せてくれた気がします。
さて、そんな中で私が思う事……。
と言っても、基本この作品に関しては、特段突っつく所が見当たりません。全て脳内補完できる範囲です。
しかし、気になった事をひとつ。
それはロボットにおいての心。感情です。その位置付けはいったいどういった物だったのでしょうか。
ロボットに感情はない。生まれたのはバグのせいだ。と、するにしても、どちらかと言えば感情ありきで進んでいるようにも見え、作中での異様さは薄く、私としては物語が平坦に見えました。
ロボットの基礎プログラミングに感情は存在していたのでしょうか? それとも“同族”という単語からバグの作用によって生まれた物なのでしょうか?
愛が、バグなんでしょうか?
この世界においてロボットに感情は、あるべきものか、そうでないのか。
そこらあたりは本文中序盤で明確に見せて欲しかったですね。
なんてこと書いていますが、自分の事を棚に上げている私ですから、適当に流して下さい。
最後に誤字の報告
>銃器並みの腕力で
 重機

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[26] RE:バルからゴキヘ。 Name:石神航 Date:2010/09/04(土) 08:38
 成長したいのでと言うことなので、遠慮無く。
 まず、行間の開けすぎは人を選ぶ。そこから先に進めなくする原因の一つになることを知っておいた方がいい。人によっては、ページを開いたときの印象で読むか読まないかを決める。字が詰まりすぎても、行間が空きすぎても、ページを閉じられる。そこを考慮した結果がこの行間であるなら、私は何も言うまい。
 閑話休題、肝心のストーリーはどうだったかというと、どうも納得いかなかった。
 調理用ロボットの存在にまず、違和感。母親が料理をしない理由を明示するだけでも違ったのでは。手料理の方が旨いに決まってるのに、何で未来人はロボットに調理させるのか。ボタン一つで簡単だから? 調理時間はさほど変わらないはずだ。母が死ぬほど不器用だとか、料理をさせると危険な物体しか出来上がらないだとか、そういう一言を挟むだけでいい。別にリアルである必要は無いが、納得ぐらいはさせて欲しいのだ。
 極端に気になったのは父親の存在か。ただメイドロボを運ばせるために登場させるくらいなら、どっかのエロマンガみたいに、宅配便で運ばせりゃよかったんだ。必要でない人物が出てくることで、後々話の中で重要な位置を占めるだろうなという読者の期待を裏切ってしまう。他レビュアーの指摘にもあったが、父親の設定が生かし切れていない。ただの設定でないのなら、しっかりと物語に絡めて欲しいというのは、我が儘だろうか。
 そして、残念なお知らせがある。私は初回、《伍》を読まずにスクロールさせてしまった。擬音や叫び声が連なっている=何かが起きている、それさえわかれば、この章は不要だと無意識に判断してしまったのだ。本来ならば見せ場だろうが、読む人によっては一切の関心を持たない場所になってしまう。書き方の問題かも知れない。読ませようとする力が、少し足りない。作者と同じテンションになるまでの助走期間が短すぎる。行間の多さも相まって、「セリフの部分だけ読めば、地の文を読まなくても話の流れがわかってしまう」ため、地の文に目が行かないのだ。いくら文字数を割いても、これでは面白くない。
 大体、緊迫感のある人間が、そんなに喋るかどうか。過去にトイレの個室の鍵が壊れ、閉じ込められた経験のある私からすれば、全く臨場感もへったくれもない。私は運良く窓のある個室に閉じ込められたが、それでも窓が小さく、身体が抜けなかった。排気口と言っても、少年の身体がすり抜けるような大きさの物が備え付けれれているとは、とても思えないのだ。
 しかも、トイレのドアごときにセキュリティを入れるなど、到底あり得ない。通常、家庭のトイレは緊急事態を想定して、わざと開けやすくしてるはずだ。鍵が壊されている、外側に板が打ち付けられたなど、もっと単純な方法で出られなくした方が、逆に説得力があったのではないかと……トイレに閉じ込められ(中略)真剣に思うのである。
 ロボットの攻撃性については、先に指摘があるため言及を避ける。そこが物語の肝であるはずなのに、詰めが甘すぎる、とだけ書いておく。
 テンション云々については、全くの好みの問題であるので、好きな人にはたまらないだろうと思う。年のせいもあり、どうも若人の感性について行けなかった私自身、読み手として反省すべきかもしれんなど、無粋なことを考えてしまった。ホワイトスワンにはあって、こちらには足りない物は何だったのか、もっと読み込めば或いは発見できるかも知れないが、それは作者自身が痛感していることだろう。


[27] RE:バルからゴキヘ。 Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/09/04(土) 22:34
一読して、本格派のSFを志向しているとお見受けした。
“ロボットの心”や、その心の発露として攻撃性を持って創造主に襲いかかってくるロボットという筋立てはハードSFでもたびたび取り上げられるモチーフだ。人間と一味違う思考シーケンスを持つロボットとの“心理戦”などは、ハードSFの香り高い。一読者として見所が多い作品だったのは純然たる事実だ。
だが、一方でSF作品としての脇の甘さも感じた。
この作品の設定は23世紀(別の個所では2346年と書かれている。だとすれば24世紀のはず?)となっている。現在(2010年)から200年も先の未来である。200年も先の未来に『USB』などというものが存在するだろうか。
例えば、かつてフロッピーディスクが記録媒体の中心だったが、2010年現在、既に生産を終了している。わずか数十年の間に記録媒体の主役は交代しているのだ。200年も同じ記録媒体が使われていると考えるのは少々ナンセンスではあるまいか。
何が言いたいのかといえば、この作品からは200年という時間の隔たりを感じないのだ。こういったところを随所に感じた。

「200年後の社会はどう変容しているのか――」。未来予測も立派なSFの一ジャンルだ。ハードSFで200年後の未来を描くのならば、本筋以外のそういった部分にも注意を払って欲しかった。
例えばこの作品がコメディだったならば、以上の指摘は野暮なものとなる。だが、私はこの作品の随所にハードSFの匂いを感じた。それゆえに脇の甘さが気になった次第だ。


好き勝手申しまして申し訳ありません。
ご執筆お疲れさまでした。では。

[47] どうも突っかかるために… Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/11(土) 03:37
初めまして、タイトルからかなり読むに抵抗があった(苦笑)虫嫌いの自分ですが、拝読させて頂きました。では辛口で失礼致します。辛口なので直接的ですが、心の準備を。

理詰めでいこうとするのは、SFらしきでいいんですよね。最初の部分で日常会話的に話の伏線を張ろうというのは解りますし、それで展開しようというのも解ります。それはいいんですけれども、
>ゴキブリは生きる化石って呼ばれるくらい古い種だから、先住権を主張するのは無理だと

ここでまず自分ですが、いきなりで突っかかってしまったんです。古い種「だから」? 古きは先住権を主張すると最初思ったんですよね。結果的には追いやられるんでしょうが、唐突で言葉が足りない。何で無理なのさと小さな疑問というか突っかかり程度でした。これだけならたいした事でもないのですが。続きます。

メイドロボが美人設計で萌え要素という設定ならサン2の反応は薄い。さらに主人公の自分も。
ちょっとでも反射行動的に反応してくれれば笑えたんですけれども(笑)。
メイドロボの愛情を匂わせて、いきなり復讐、と。ここも唐突感なんですよね。何故かな、と考えると読んでいけば一応分かりますが、例えば許すという機能を持ってないくらい機械的ならポーンに対する愛情は何なんだと思いますね。愛情のプログラミングはどうなってんでしょうか。
アシモフの三原則の箇所(《参》の箇所ですね)、特に話に要るとは思いません。愛情を匂わせている以上、復讐するのは今後の展開で解りますし、反対に説明(しかも誰の目線で書かれているのかまた唐突で曖昧。内容から主人公ではないでしょうけれど?作者?)する事で、言い訳のように感じて移入するに抵抗があり逆効果。
トイレのシーンも長めに描写している割には切迫感がない。人間て実際に慌てたらどうだろう、素手で殴るなり足で蹴るなり。原始かな。水が襲ってくるのでしょう?
所業の犯人にメイドロボが該当するに至るまで、感情希薄な思考タイプの主人公なのかと思ったら気がつき方もまた納得いかない。
>メイドロボットがこんなことをするわけもないが、他にこれが可能なロボットも人間も、常識的に考えると存在しない。なんらかの要因によって、リョウコがバグった。そう考えるしかない。
唐突というか強引です。何故リョウコが「バグった」と結論に至るのか。自分はセキュリティの故障じゃないのと思いましたし、同じ唐突なら、リョウコにもっと早くに声を掛けさせれば考えずに済む事じゃないでしょうか。
訴訟も、息子死にかけで親父がリベンジャーな割には冷静に見えます、といいますか会社、示談で済むかな。

…とまあ、細かく突っかかるわけなのですが多すぎて長くなるので割愛します。
致命的なのは、先の感想人の方達が上手く指摘して下さってますが、知能についての話なのに作中で薄いという事。感情の位置付け。どちらかというとコメディ的より是非SFらしきで地に一貫した硬質で攻めて頂きたかった。そう思えた全体です。

とりあえず、ゴキが暴れなくてよかったですよ(笑)。
色々と細かく私見で書きましたので、「あーそれはなぁ…」みたくな部分も大いにあるとは思いますが(こちらも分かっていて記述していますので…)、適当に流してやっておいて下さい。

それでは、感想悪文失礼致しました。


[179] RE:バルからゴキヘ。 Name:84g HOME Date:2010/11/04(木) 17:35
辛口感想の両方に同じ文章添付、コピペで申し訳ない。
やたらにあるモットーのひとつに『反論したい感想には掲示板ではなく作品で反論しろ』というものがありまして。
読者様にそう思われた時点で、もう読者様の中ではそれが事実なわけで。
作品で言えないことをこのスペースで言うのはただの言い訳…。
というわけで、反論を期待していた方はお手数ですが、今後の作品に注目ください。
…来年! また来るからなァアアアアっ!
テンプレ終了、以下各感想返しとか。


一二三四さん>
タイトルは仮題の段階でバナーを作ったのが一因ですね。
自分の気づけなかった部分から、気付いたけど直せなかった部分など丁寧なご指摘、ありがとうございます。


栖坂月さん>
検討の上での辛口、ありがとうございます。
嫌いじゃなくても叩いて貰った方が助かります。
…いや、まあ、タイプ的に嫌われなくても、
そこそこの長さで叩かせてしまうという俺の腕の未熟さの証明でもあるんですが。
今回の感想も経験として積み重ねさせていただき、次の機会があればその結果を読んで頂きたいと思います。


藤咲一さん>
判りやすさを追求というテーマがあったとはいえ、
ロボットと人間という対比を考えることすらせずに完成させてしまったので、
藤咲さんの指摘への反論は言う口はありません。
次に分かりやすい作品を作るとしても分かり易く深いところまで掘り下げられるよう精進したいと思います。
ありがとうございました。


石神航さん>
リアリティの追求、並びに趣味が合わなかろうと納得させるパワー不足など、
多くの点をダメージと共に心に刻み込ませていただきました。
ご指摘、ありがとうございます。


独行道アマチュア戯作者さん>
年号は色々と設定が変更していく内に…うあー…。
USBとかも最初は諸々の説明があったのですが、説明量の増加でオミットしてしまいました。
余計な部分というか、どうでもいい部分に文章を使ってしまった結果です。
細部まで拘ってこそのSFだと思うので、学ばせて貰いました。ありがとうございました。


饅頭は空を飛ぶさん>
先のレビュアーさんの叩いていないところを叩くという、
作者側としてはとても助かる指摘をありがとうございます。
俗に言う、消去法の詭弁になっている主人公理論…うあぁああ…。
キャラクターの演技指導、参考にさせていただきます。


  


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