あらすじ
ある日突然、人生の迷える子羊――つまり俺のところに、白い美女が訪ねてきた。
彼女の上目づかいは凶器――「お時間、ありますか?」
彼女のおねだりは凶器――「わたしを助けて……」
彼女の言葉は凶器――「無理矢理……、だったわ……」
そんな彼女に手を引かれ、俺が辿りついた先にあったモノとは……?
オマージュに塗れて純SFとは言い難いおっさんホイホイ。
さぁて、あなたはいくつわかるかな?
って、若い人も普通に楽しんで行って下さい。たぶん楽しめます(当人非)。
※注意:過分にオマージュが含まれています。お読みになる際は、用法用量をお間違えのないようにお気を付け下さい。
はじめまして藤咲一です。
もしよろしければ、本作品について、厳しい意見をください。批判、批評、私の肥えです。
できれば、どうしてそう感じたのかの理由をお聞かせいただければ、今後の参考にもなりますので、どうぞよろしくお願いします。
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| [10] RE:セイギのミカタ Name:84g Date:2010/09/01(水) 19:54 |
面白かったです。 見事なまでのギャグのキレ。
神の見得ざる手や、その他必殺技などにもオマージュが含まれており、テンポ良く読めました。
イチャモンつけるなら、最後の『実は悪の組織だったのだ!』が中途半端な気がしました。
空気の読める人間なら『死刑宣告』の辺りでその展開が読めますし、もっと正義らしい言い回しをしないと読まれる。
かといって、悪の怪人軍団という前提を崩さないならば、変身しないのは主人公などが引っ掛かる。
変身しないのはヒーローとしては珍しくありませんが、悪の怪人としてはスタンダードではないわけで。
つまり、展開を読ませたくないならもっと正義の味方っぽい演出が必要だったと思いますし、
逆に悪の秘密結社というアピールをしたかったなら、中途半端な正義っぽさは排除すべきだったと思います。
あと定義に付いては色々あるので一概に言えませんが、これはSFなんでしょうか?
そもそも、オマージュ対象の中でも、SF扱いされているのは、ギリギリでネコ型と元祖リアルロボくらい。
メインとなっているマスクドライダーはSFとしては、かなり黒に近いグレーですし、聖なる星の矢の方はもう真っ黒なわけで。
オマージュコメディにするにしても、もっとSFらしい作品からの参戦を多くすべきではないかな、と思うのですが。
総評としては、SF小説書きとしての藤咲一さんの拘りが見えなかった作品。
走りきれるだけの技量は素晴らしいのですが、ギャグだけで走りきってしまったという結論で終ってしまう作品。
正義と悪の論評にしてみても、どのヒーロー作品のオマージュか分からないくらいの普通の善悪論ですし。
ヒーローのパロディというのも、既に珍しいとはいえませんしね。
欲を言わせてもらえるなら、オマージュのなかにもオリジナリティが欲しいです。
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| [36] RE:セイギのミカタ Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/09/05(日) 16:50 |
非常に面白い。
読んでいてつっかえるところがない。基本的には始終高いテンションで繰り広げられる話にあって、読者を置いてけぼりにしない筆力には羨望を覚える。これは、どこかアクが強く、かつ常識人的な主人公“俺”の一人称語りが寄与している部分が大きいだろう。
コメディ作に整合性を求めるのはナンセンスだ。コメディの面白さは常に“笑えるかどうか”にあり、整合性は二の次三の次、問題にされない場合さえもある。コメディは畢竟、面白いもの勝ちなのだ。その点においてこの作品は立派なコメディ作である。面白いのである。
ただ、個人的にはコメディ部分での物足りなさを感じた。
今回この作品の核を為すコメディ手法は紛れもなくパロディだ。説明するまでもなく、パロディとは既に存在する創作物を敷衍して笑いを誘う方法論のことだ。このパロディという方法論には常に危険が付きまとう。元ネタを知らない読者にはさっぱり意味のわからない物になってしまうという危惧だ。
いや、この作品が元ネタが分からないと面白くない作品とは言わない。作者様はそれを回避するべく色々な手を打っていて、事実それが成功している。筆者が指摘したいのはむしろ逆だ。
パロディ味が薄い気がするのだ。
確かにパロディの材は色々なところから取られている。だが、あまりマニアックなところまでネタが掘られていない。個人的には、パロディの面白さは内輪笑いだと思っている。元ネタを知らない方がキョトンとしている横で、詳しい方が大笑いするような、そういうディープさが希薄だったように思える。
もちろん、これは筆者の勝手な言葉であり、笑い飛ばして頂ければそれでいい類の話である。なんにせよ、この作品が面白かったことには変わりはない。
ご執筆、お疲れさまでした。辛口失礼いたしました。
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| [153] RE:セイギのミカタ Name:桂まゆ Date:2010/10/21(木) 00:09 |
こんばんは。作品を拝読いたしましたので、簡単な感想を。
先ず、最初に思ったのは。
「卑怯やん」。
失礼しました。
オマージュとの事なので、意識して読みましたが、最初に思ったのが「ずるい」とか「卑怯」とかで。
なっていませんね、これは。
読んで楽しい。それはとても大切な事だと思います。
なので、この作品はとても楽しんで読み進めて行くことが出来ました。本当に、面白かった。
で、何が卑怯なのかというと……「絶対にあらがえない必殺技」。
お約束ですね。お約束なのです。
だから、「ずるい」と……。
もちろん、作者様はそれを狙っての事だとは思います。
だから、あえてこちらに「ずるい」とか「卑怯」だとか書きました。
終始、楽しい雰囲気で読み進める事が出来ました。お疲れさまでした。
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| [187] RE:セイギのミカタ Name:藤咲一 Date:2010/11/07(日) 03:03 |
読んでいただき、また、感想まで皆様ありがとうございました。藤咲一です。
辛口掲示板ですので、良いと書かれた事は嬉しく思いながらも言葉少なめ、指摘ツッコミに対しコメントを割きます。
それでは変身、ではなく、返信を……
>84g様
面白かったと言っていただき嬉しいです。
>実は悪の組織だったのだ
確かに弱いですね。
勧善懲悪。それを書いた訳ではないにしろ、見せ方にもっと工夫さえすれば、可能だったはず。精進します。
>SFか?
主観で今作を定義するならライトライトライトSFくらいの位置付けですかね。
空想科学をあっさりと。そのギリギリラインがこのあたりかなと。
>善悪論
オマージュの元ネタとするなら、ファーストガンダムから逆襲のシャアまで。その連邦とジオンが元ネタです。シャアでも同じことかもしれませんけれど。
>オマージュの中にもオリジナリティ
ですね。これはこれからコメディを書く際の目標としていこうと思います。
>独行道アマチュア戯作者様
面白いと言っていただき嬉しいです。
>物足りなさ
実は、企画前、チラリと下読みした人が同じ事を言っていました。
マグネットコーティングをさらっと流さずにもっと突っ込んで書いちゃいなよyou。
なんて、まあ、それを黙殺した結果がこれ。な、わけですが。
できれば、そういった追加文章で流れを緩やかにしたくなかったというのが本音です。
どれだけの人が知っているのか。わかってくれるのか。の危惧は、幅広くばらまいた事と、あらすじでの布石で解消を図ってます。
けれど、深く掘り下げるかどうか。それを文章にするかどうか。ばらまいた量が量だけに、難しい選択でした。
そこで選択したのは、入口だけわかってもらえるかどうかでいいか。でした。
割り切ってしまえば良かったのでしょうか、割り切れず。行き切ってしまうほどの強さがあれば、また違った物になっていたかもしれませんね。
個人的な作品を書く際は、もっとぶっ飛んだコメディなりパロディなりを書けるよう頑張りたいと思います。
>桂まゆ様
面白いと言っていただき嬉しいです。
>卑怯やん
はい。卑怯なのです。今作において卑怯は褒め言葉です。
卑怯で構成、卑怯で肉付け。そして作者が一番卑怯。
そんな私が生み出したおっさんこと小山内博士はガンダムが好き。
もちろん、戦いは常に二手三手先を読むものだと認識し、必殺技を四十八個も考えた訳です。それもとんでも科学で滅茶苦茶な必殺技を。
そして行き着くお約束。
私の好きな展開なので、もう、言い訳はできません。
すいません。卑怯まみれでした。
と、以上でこちらの感想板への返信を終わります。
感想を書いて下さった皆様。書くに至らずとも読んで下さった皆様。この度は本当にありがとうございました。
作中でニヤリを共有された方々には私の一方的な愛を送り、閉めの言葉とさせていただきます。
藤咲一でした。
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