空想科学祭2010 辛口感想専用板

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[34] 「The melancholic of smoker and bookman」 Name:武倉悠樹 HOME Date:2010/09/05(日) 16:02 [ 返信 ]
現在から世紀をいくつも超えた未来。科学は人を万能な魔法使いにした。

すべてが満たされた十全な遠い未来で、人はいかにして生き、いかにして交わるのか。

一言:通常の掲示板に頂いた感想の一つがこちらに移ったようで、管理人の方のご配慮には感謝いたします。
折角ですので、こちらにもスレを建てて、耳に痛いご感想からも目を背けないように頑張りたいと思います。忌憚のな意見をいただければ幸いです。

[39] 【感想板より強制移動】  Name:一二三四 Date:2010/09/05(日) 19:05
 SFはてんで無知ですが、という前置きをして予防線を張りつつ感想をば。
 分類されるならユートピア(?)とされるお話でしたが、数少ないsf読書経験の内に同系列の話があったなあと浮かんだのが読後一番の感想です。別に同系列であれ全くの同じであるというわけでなし、瑕疵になるようなことではないのですが、万能の世界に生きる人の嗜好(小市民的で破滅的な)を書くことの一歩外へ出て欲しかったな、とは思いました。
 結局のところこの物語は切り出された日常風景の一こまです。特に驚きがあるという類の物ではないことは確かでしょう。ならばこそ一人称視点であることもあいまって、今更説明すべきことを説明口調で言わせる必要はなかったのではないかと思った次第です。
 脳に『タマシイ』とルビを振ったり文庫本を『ペーパード』と読む趣向は好きです。ただそれ以外の造語はなんというか、見たまんまというか、もうちょっと遊んでも(スラングか何かがあっても)いいのではないかなと思いました。
 ではでは失礼しましたm(__)m


[45] RE:「The melancholic of smoker and bookman」 Name:84g Date:2010/09/09(木) 23:24
よくまとまっている作品。
余計なキャラも、余計な事件も、余計なアイテムも、余計なものは何も発生しない。
文章だけでその場の空気がよく伝わる。 いい作品。 面白い。

俺が感じた唯一の欠点は、『何がしたかったの?』と、それだけですね。
キャラにも事件にもアイテムにも依存しないということは、逆に言えば中心がなく、纏まりすぎている。
科学の進歩で不老不死になり、〆切のない漫画家状態になるというのもSFでは王道…とは言いませんが、既出ですし、もう一歩、何かほしい。
雰囲気は良いだけに、もうひとつ、期待したくなったところが惜しかった。
作品全体が無気力なのも最大の魅力ですが、悪い意味でも無気力で『読者を○○○ってやるぜオルァアアア!』という熱意が感じられなかった。
例えば、ギャグだったら『腹筋を捻じ切るぐらい笑わせてくれるわぁああ!』とか、
感動作品だったら『涙腺爆砕してくれるわああああ!』とか、そういう目的意識。

[53] RE:「The melancholic of smoker and bookman」 Name:藤咲一 Date:2010/09/16(木) 21:10
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。
と、挨拶は程々に、辛口希望の企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

雰囲気は素敵だと思います。
描かれた時代。人は万能になりすぎてしまった時代。
そうなってしまうと、人は欲望を失ってしまうのではないか。と、思ったりもするわけですが……、けれど、まあ、全てを合理的でなく、自分のためにこだわりを何か持っている。
それは、忘れたくはありませんね。

さて、それでは、辛口に……
この作品には、引っかかる所がない。それは良い意味ではなく、悪い意味で。
そこにあるものを見ただけで、作品の中に一歩踏み込まなければ、印象として薄い作品であったと思います。
それを目的とされていたのであれば、問題はありません。
読者に、この世界についてどう感じるのかを、自由に委ねているなら、そこまで言及もされないでしょう。
しかし、少なくとも私は、一読で何かを思うに至りませんでした。
ですから、最初に書いてある感想も、どこか的外れかもしれません。
まあ、そんな私の書いた感想です。適当にスルーしてください。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[66] 卑怯な論考となってしまう点、お許し頂きたい Name:独行道アマチュア戯作者 Date:2010/09/19(日) 22:13
本来こういう論考をすべきではないのだが、と前置きさせて頂く。
実は筆者、この前、作者様とほんの少しだけSF談義をしたのである。今流行りのついったーにて、筆者が「SFの面白さって……」とアホ丸出しなことを呟いたところ、この作者様からこんな見解を頂いたのだ。「SFの面白さとは、問題の本質を浮き彫りにすること」であると。
この作品は、まさにその作者様のSF観が良く現れた作品である。

科学技術の発展によって何も不自由のない世界。様々なSF的用語をちりばめてはいるが、ここで大事なのは“何も不自由のない世界”という前提である。
「人は何を求めているのか? 人にとってこだわりとはなんだ? 趣味とはなんだ?」この問いに答えを与えるべく、この作品には上記の前提が与えられたのである。
そして、上記の前提から、見事に答えを導き出している。しかも含蓄に富んだ答えを、である。

ただ、上記の感想欄にもあるが、なんとなく読後感に不満が残る。恐らくこれは、割とハードボイルドに描かれている人物たちと、この作品の中で描かれた答えの間にギャップがあったからではないかと思っている。そんな私見はさておいても、面白い作品なのだが何となくもう一スパイス足りない。というのが読者としての感想である。


ええと、色々と好き勝手申しまして誠に申し訳ありません。


[138] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/16(土) 17:16
 辛口板に書くのは本意ではない。大体に辛口の定義が曖昧だ。強制移動なるものが存在するので判定委員会でもあるのだろうが、結局、ここに至るまで何が辛口で何が通常(若しくは甘口?中辛?)なのかを主宰は明らかにしていない。注意書きがあるだけである。
 まあ、この線引きは論議を呼んで要らぬ騒ぎになるやも知れぬ。だから敢えて示さない、これもありとの判断かも知れないのだが。

 最初にこんなことを書いたのは、この作品、私が今まで辛口に記した二作品とは、明らかに違うスタンスで感想を書いているからだ。多分、この感想を普通の感想板に記したのなら、賢明なる委員会諸氏が丁寧にこの板へ送還するであろう、その判断からである。

 好きかと問われれば、この作風は好きではない。しかし、掌編、短編に目を惹くものが少なかった今回の科学祭では目立つ一作であった。しかし、それだけに終わっている作品。
 ユートピアとディストピアも過去、SFが好んで題材とした。この作品はユートピアを舞台とするのであろう。あとがきが長々とあるのでこのことは作者が饒舌に語っているのかも知れないが、残念ながら私はあとがきで作品を語る作者という存在が嫌いである。無論、個人的にではなく、作品を後から(外からと言った方がより近いのかも知れないが)色付けするなら本文に添加せよと言いたいからに過ぎない。
 だからあとがきを読まずに書いているのだが、本作、普遍的なユートピアを語るのが主題なのだろうが、これがつまらない。
 ルビはタグに遊びとあるように、単なる装飾。それが作風に色を与えているのかと言えば、ハードボイルド調の語り口に少々茶々を入れているだけ。最後まで事件と言う事件が語られる事もなく、ユートピアらしい?未来の日常が語られている。
 この何も起こらない平和、科学が「勝利」?した世界を示す事が作者の狙いだとは思う。実際、作者は小難しい話を書き慣れた大人であろう。
 如何せん、何も無いユートピア世界ほど読み手がつまらないと感じる題材はない。事実、過去のユートピアものは実はディストピアを描いている、というブラックユーモアが非常に多い。

 結局この作品、現在空前の逆風にある愛煙家のユートピアを示しただけのように思える。


[181] RE:「The melancholic of smoker and bookman」 Name:武倉悠樹 Date:2010/11/05(金) 22:49
皆様、辛口の感想を頂きまして誠にありがとうございます。嫌味でなく、真に耳を傾けなければいけない忌憚の無いご意見に感謝しています。

来年は、……無理だな。
いつか、いつの日か辛口の意見が出ないような作品を書き上げてみたい物です。ええ、願望です。

そんな曖昧な決意表明をしつつ、個別レスです。


>>一二三四さま
感想ありがとうございます。マルキ、マジでインタレスティングでした。
えー、日常の外に。ですか。正直申し上げると無理です。
自分もこの世界観を基にした、事件性のある物語読んでみたいですが…現状の私の力量ではコレが限界でした。ご期待に沿えずもうしわけありません。
なんとか、日常風景でご容赦を。


>>84gさま
力強い感想ありがとうございました。
私自身の力では、現状無気力感を色として表現するので精一杯でした。無気力感と、それに相反する力強さを同時に語る術は、今の時点ではちょっと皆目検討もつかない有様ですが、頂いたご意見を無駄にせぬよう今後も研鑽を重ねて行きたいと思います。


>>藤咲一さま
辛口の中にお気遣い溢れる感想ありがとうございました。
良かれと思って演出してみた、空気観でしたがお口に合いませんでしたでしょうか。読者の方に何か残る物があればとは思っていたのですが、私が至らないばかりに、申し訳ない限りです。


>>独行道アマチュア戯作者さま
解説付きの感想誠に痛み入ります。
こんなにまで寓意を汲み取っていただけると嬉し恥ずかしです感謝感激です。
足りない一スパイスがなんなのかを教えていただけるともっと感謝感激です。なんて。
丁寧な感想本当にありがとうございます。足りないピースの答えを見つけていけるよう頑張りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


>>美鈴さま
忌憚のないご意見ありがとうございます。
味に敏感なお客様に、難しい顔で「シェフを呼べ」と言われてる新米シェフ気分です。
ルビの茶々だったり、実はディストピア、を描かなかったりには意図があったりはするのですが、仰る通り、本文の中でそれを十二分に表現できているかと言われれば自信はありません。
後書きに関して、
「後書きは確かに見苦しいと思われるかもしれないけれども、小説は伝達の手段であって目的ではないので、本文の過不足は素直に認めつつも、どんな形であれ寓意を伝える様に努める」と言う私のスタンスがあります。
そのスタンスにご理解をと言う事ではないですし、この作品の稚拙さの理由にもなりません。決して「愛煙家の妄想」を描きたかった訳ではない、と理解してくださいとも言える立場にはありませんが、作者がそんな事言ってたな位には、心の端っこの方にでも届けばいいなと思い、この様な文章で感想のお礼と返させていただきます。


それでは皆さん、また、来年、こっちじゃない感想板でお会いできれば。なんて。
それでは。



  


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